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医療職のままで新しいことに挑戦!キャリアを広げる病院薬剤師の小芝ユウさん

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こんにちは!
「医療資格は、ずっと味方」をテーマに医療資格保有者専用の働き方の選択肢を広げるスクールプラットフォームを運営しています、Medi+です!

「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」内課題のペアインタビュー&取材記事をご紹介していきます✨

今回は第4回「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」を受講した小芝ユウさんにインタビューしました。

急性期病院*で薬剤師として幅広く経験を積みながらも、「今のままでいいのだろうか?」とやりがいの頭打ちを感じていた小芝さん。新たな可能性を模索し、辿りついたのが「書く」こと

薬剤師として臨床現場で働きながら、「書く」ことで人生に寄り添いたい——。そんな想いから医療系取材ライターへの挑戦を決めました。「やらない後悔より、やってみる!」小芝さんの新しい道への挑戦は、一歩踏み出せずにいるあなたに、チャレンジする勇気を届けてくれるはずです。

急性期病院*:急性疾患または重症患者の治療を24時間体制でおこなう病院のこと。

病院薬剤師として働く、小芝ユウさんの歩み 

ーー本日はよろしくお願いします。最初に自己紹介をお願いします。

急性期病院で薬剤師として働いて今年で5年目になる小芝ユウと申します(2025年現在)。

現在は整形外科病棟で、後輩2人と服薬指導や多職種との連携を中心に仕事をしています。週に1回、栄養サポートチーム(以下、NST)のラウンドにも参加。またリクルート業務にも関わり、見学に来た薬学生の対応や薬剤部のパンフレット作成を担当しています。

急性期病院で幅広い業務を経験

ーーこれまではどのような業務を経験されてきましたか?

私が勤務する病院では、さまざまな病棟を短期間でローテーションする体制が整っています。これまでに神経内科や消化器内科など、多くの診療科を経験してきました。さらに慢性期病院への短期出向や他病院への応援勤務などもあり、経験を積むうえで恵まれた環境だったと思いますね。

ーー幅広い経験を積まれて来られたのですね!

多様な現場で感じたやりがいと悩み

ーー仕事をするなかで、やりがいを感じるのはどのような時ですか?

後輩が、薬剤師としての責任感を持ちはじめ、自ら行動しているときです。成長していく姿を見ると、指導する立場としてやりがいを感じますね。

また、チーム医療の一員として貢献できたときも、手応えとやりがいを感じます

今年度から本格的に参加したNSTでは、最初はなかなか発言できなくて……。そんなとき、管理栄養士さんが「薬剤師さんどう思いますか?」と声をかけてくださったのをきっかけに、徐々に自分から提案できるようになっていきました。リクルート業務では、見学に来た薬学生さんに1対1で病院の魅力を伝えたり、就職活動のアドバイスをしたり、楽しさを感じています。人生の転機に関わることがとても好きなんだと思います。

ーー逆に仕事で難しさや悩みを感じていることはありますか?

私は一つのところに長くとどまるより、さまざまな現場で経験を積みたいと思っているので、多くの現場を経験できたことはとても良かったです。ただ最近は、やりがいに頭打ちを感じるように。「この先、自分はどこを目指していけばいいのか——」そんな悩みを抱きはじめていたんです。

「原点回帰」して見つけた新しい働き方 

ーーやりがいの頭打ちを感じ、何か新しいことをはじめようと思われたのですか?

きっかけは、昨年の学会でポスターや要旨を作成したことでした。上司が作成した文章に、私がさらに表現を工夫してみたところ、評価していただき、そのまま採用されたんです。それがとても嬉しくて。自分は文章を書くのが好きなんだと改めて感じました。

高校生のころ、国語の先生に「本当に文章書くの上手だね」と言われたことも思い出して、原点に戻ったような感覚でした

薬剤師を活かして医療系取材ライターに挑戦

ーー「文章を書くのが好き」それで医療系取材ライターに興味を持たれたのですか?

最初はWebライターを考えていたのですが、仕事のやりがいに対して報酬が見合わないように感じて……。そんなときに「医療系取材ライター」という仕事を知りました。そして出会ったのが、医療者向けの「Medi+(メディタス)」でした。

ーー数ある取材ライター講座の中から、「Medi+」を選んだ理由は、何だったのでしょうか?

「これまでの現場経験や薬剤師資格を活かして仕事ができそう」という点が決め手でした。それに、人の話を聞くのがもともと好きで、誰かの経験を記事として発信することに魅力を感じました。薬剤師としてのこれまでの経験が、そのまま武器になるという点も、とても魅力的でしたね。

朝活で学習時間を確保

ーー講座受講で不安だったことはありましたか?

「本業との両立ができるか」「途中でやる気がなくならないか」と不安は結構ありましたね。オンラインでの講座受講は経験がなかったので、本当に信頼できる内容かも半信半疑で(笑)。

しかし、もし無駄になったとしても、自分の経験として無駄にならない!と思い、受講しました。実際に受講してみると、多くの経験が得られたので、受講して良かったと思う限りです。

ーーフルタイムで働きながら受講の時間を捻出するために、どのように時間を工夫されていますか?

私は夜が苦手なので、朝5時半に起きて作業しています。夜は家に帰ったら課題など何もせず、早く寝る。朝1〜2時間作業してから出勤する生活スタイルで続けられています。

薬剤師×医療系取材ライター、働き方の理想像

ーー医療系取材ライターとしてこれからどのような記事を書いていきたいですか?

講座を受講してみて、自分が担当しているリクルート業務が、実は取材記事作りにも通じる部分があると気づきました。就職や転職といった「人の転機」に関わるテーマを記事に書いていきたいです。

ーーこの先どのような働き方をしていきたいですか?

理想は、薬剤師と医療系取材ライターの仕事を両立する働き方です。自分のプライベートも大切にしながら続けていきたいと思います。

薬剤師の仕事はこれからも続けていきたいので、新しい働き方を模索しているところです。自分のペースでこつこつ、医療系取材ライターとしての活動を伸ばしていきたいと考えています。

「失敗してもいいから、とにかくやってみよう」「失敗も、良い経験」「やらなかったことを後悔するより、やってみる」そんな覚悟をもって、一歩踏み出しています

ーー最後に、読者へのメッセージをお願いします。

医療資格は、本当に心強い資格だと思います。もし挑戦がうまくいかなくても、また戻れる場所があるという安心感があります。あとで後悔するより、行動した方がいい。チャレンジしたいと思ったものには、ちょっとずつでもいいので取り組んでみてください。

ペアインタビューをしてみて:取材ライターの感想

薬剤師取材ライター

平賀のり子さん

最後までこの記事を読んでくださった読者の皆さま、本当にありがとうございました。

自身や現状と真摯に向き合い、覚悟をもって一歩踏み出した小芝ユウさん。薬剤師としてのキャリアも、ライターとしての成長も、どちらも柔軟に両立していこうとする姿勢。そして「失敗してもやらなかった後悔より、やってみる」という前向きな言葉に、筆者も大きな刺激を受けました

インタビュー中はとても楽しく有意義な時間でしたが、想像以上に緊張しました。今回は聞く側と話す側の両方を経験したことで、それぞれの立場ならではの難しさや面白さを実感できた、貴重な体験となりました

このような機会をいただけたこと、そして関わってくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。

この記事の執筆者

薬剤師取材ライター:平賀のり子さん

薬剤師資格を取得後、大学院へ進学。修了後は大学病院で7年、調剤薬局で5年勤務。2人の子育てと親の介護に向き合いながら、ヘルスケアにも関心を広げ、健康マスター・エキスパートを取得。薬剤師としての経験や知識に加え、母・主婦・介護者としての視点も活かし、丁寧な取材と、想いを届ける記事作成を心がけています。

平賀さんも受講、「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」とは?

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執筆

医療者のための冒険書であるMedi Jumpは「一歩踏み出したい医療従事者さんが、ワクワクしたり元気をもらえたり、新しい挑戦につながるメディア」をテーマに、さまざまな医療従事者の生き方や記名記事を、旅するように楽めるメディアです。医療従事者のクリエイターたちが集まり運営しています。