「記事本文の書き方がいまいち分からない」
「どんな記事が読者にとって分かりやすいんだろう」
AKIさん
Webライター初心者のみなさん、記事の書き方で困っていませんか?
筆者も最初は、記事によって文章構成がバラバラでまとまりがなく、記事本文の書き方に苦戦していました。
「読者にとって分かりやすい記事ってなんだろう?」と迷っていたときに、PREP法とSDS法という文章の型を知りました。PREP法やSDS法を使うと、記事本文が書きやすくなり、さらに読者に伝えたいことを明確に提示できます。
今回の記事では、記事本文を書く際のコツとして、PREP法とSDS法をご紹介します。
一緒にWebライターとして、頑張っていきましょう!
PREP法について知ろう
まずは、分かりやすい文章作成方法のひとつである「PREP法」について説明します。
それぞれの頭文字には意味があるので、しっかりマスターしていきましょう!
PREP法とは
記事本文が書きやすくなる文章の型の1つに、PREP法(プレップ法)があります。それぞれの頭文字の意味は、以下になります。
P | Point | 結論 | 結論を単刀直入に述べる |
R | Reason | 理由 | 結論の理由を明確にする |
E | Example | 例 | 理由に対して、例を挙げて具体性をもたせる |
P | Point | 結論 | もう1度結論を述べる |
「結論→理由→例→結論」の流れを見たことがある!という人もいるでしょう。PREP法は文章だけでなく、企業の面接など会話でも重宝される方法です。
AKIさん
「PREP」の順に沿って記事本文を作成するだけで、簡単に伝わりやすい文章が作れますよ。
PREP法のメリット
PREP法は、読者にわかりやすい文章を届けられます。
AKIさん
PREP法では「なぜ・例えば」という、具体的な内容を明確に記載できます。
そのため、読者が記事本文からイメージしやすくなり、わかりやすいと感じるでしょう。
PREP法のデメリット
PREP法は4部構成のため、文章が長くなりやすいです。そのため、読者が飽きてしまい途中で読むことをやめてしてしまう可能性があります。
端的に述べたい場合は、PREP法を用いるのは不適と言えるでしょう。
PREP法の具体例
AKIさん
具体例として、「私は登山に行くのが好きだ」をPREP法に当てはめた文章を作ってみました。
PREP法 | 例 |
P | 私は登山が好きです。 |
R | 頂上に着いた達成感と、頂上で食べるおにぎりが美味しいからです。 |
E | 日光白根山に登ったとき、片道5時間かかりましたが、天気が良く雲海が見られて幻想的な自然に感動しました。また、頂上で食べた梅干しおにぎりは、何よりのご馳走でした。 |
P | 心地よい疲労を経て絶景に感動する登山は、私の最高の趣味です。 |
AKIさん
それぞれの文章は短いですが、上記のようにPREP法を用いると文章のボリュームが増えていくことが分かります。
今回の文章は、”E”の例のおかげで読者がよりイメージしやすくなっています。
「筆者が何に感動するから、登山が好きなのか」をより具体的に表現できていますよね。
PREP法を用いて読者がイメージしやすくなると、結論への理解が深まるため、説得力のある文章を作成できます。
SDS法について知ろう
次にSDS法の説明です。3部構成のため、簡潔に記事本文を伝えることに使われます。
ライティングの実践に繋げるために、しっかり習得していきましょう。
SDS法とは
記事本文が書きやすくなる文章の型の2つ目は、SDS法です。
S | Sumarry | 概要 | 伝えたい要点を簡潔に述べる |
D | Details | 詳細 | 要点を詳しく述べる |
S | Sumarry | 要点 | 最後にもう一度、要点で締める |
上記から、とてもシンプルな文章の型だと分かりますよね。初心者Webライターにとって、PREP法と比べて簡潔なため、トライしやすい構成です。
AKIさん
SDS法がよく使用される場面は、ニュース番組やスピーチなどです。
SDS法のメリット
SDS法のメリットは、以下の2点が挙げられます。
- スピーディに記事本文の要点を伝えられる
- シンプルな構成のため、Webライターが記事を書きやすい
SDS法は最初に要点を述べ、次に深掘りをして詳しく述べます。最後にもう一度要点を伝えることで、読者の記憶に残りやすくなります。
SDS法のデメリット
簡潔に伝えられるというメリットの反面、記事の具体性に欠けやすいです。
AKIさん
そのため、説得力のある記事本文を作成するには不向きだといえるでしょう。
SDS法の具体例
AKIさん
具体例として、「調剤薬局の薬剤師の仕事」をSDS法に当てはめ、簡潔に要点を伝える文章を作成しました。
SDS法 | 例 |
S | あまり知られていない調剤薬局の薬剤師の仕事を説明します。 |
D | 薬剤師の仕事は、医師からの処方箋をもとに、薬を集めて渡す簡単な仕事だと思われがちです。しかし、薬局では薬に関するさまざまな業務内容があります。 たとえば、薬の量が患者さんに適切か、併用薬は問題ないかなどをチェックしています。 そのほかにも卸から薬を調達したり、ときには患者さんとの世間話から体調変化を確認したり、たくさんの仕事をしてます。 |
S | このように、薬剤師の仕事は、一般的には知られていないさまざまな業務があります。 |
※上記の薬剤師の仕事内容は一例です。
3部のシンプルな構成のため、簡単に記事本文を作れます。ただ、PREP法にあった「R:理由」と「E:例」が抜けているため、その分を「D:詳細」で上手くまとめる必要があるでしょう。
PREP法とSDS法の使い分け
PREP法とSDS法は、構成が違います。読者に伝える場面によって使い分けて、印象や伝わりやすさを合わせていきましょう。
- PREP法:説得させたいシーン(体験記事、プレゼン資料、メール)
- SDS法:簡潔に伝えたいシーン(商品PR記事、ニュース記事)
上記がPREP法とSDS法を使い分ける場面の目安です。一つの基準として参考にしてください。
PREP法とSDS法を用いて、より良い記事を作ろう
今回は、Webライターに必要な記事本文の書き方であるPREP法とSDS法をご紹介しました。
AKIさん
これからWebライターとして活躍していくために、ぜひ実践してみてください。
どの文章の型を使うかは、記事内容から判断していかなければいけません。活用につなげるには、よく見極めることが大切です。
コツを掴んで、一緒にWebライターとして、頑張っていきましょう!
薬剤師ライター:AKIさん
大学卒業後、調剤薬局に入社。店舗責任者兼管理薬剤師として、新店舗の立ち上げを経験。現在は外資企業に勤務。「アウトドアが好きな薬剤師」をキャッチコピーに、ブログを執筆中。自然が好き。【世界遺産、登山、温泉、ホテル】
X(Twitter):https://twitter.com/akipharmacy
Blog:https://iamakiblog.com/
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