医療者専用リスキリングスクールMedi+(Meditasu)は、2024年10月21日にオンラインイベント「薬機法実践力向上講座卒業生座談会」を開催しました!
2024年11月現在、Medi+では「医療ライターのはじめかた」「医療系”取材”ライターのはじめかた」「医療系メディアディレクション*講座」「薬機法実践力向上講座」「医療通訳講座」「医療広告デザイン講座」の6つがありますが、「薬機法実践力向上講座」は2024年5月に新設された講座です。
今回は、第1回「薬機法実践力向上講座」卒業生の薬剤師さっちゃんさん、管理栄養士あさみさん、薬剤師モトミさんが登壇。Medi+代表の松岡磨衣子が進行を務めました。
医療ライターなら誰しもがぶつかる「薬機法の壁」。法律というハードルの高さに敬遠している医療ライター、デザイナー、SNS担当者の方も多いのではないでしょうか?
講座を受講して薬機法の不安が減ったという受講生のみなさん。講座の内容や受講後のお仕事など、たくさんお話を伺いました!
「薬機法実践力向上講座」卒業生の自己紹介
松岡磨衣子(以下まいまい):本日はよろしくお願いします。(株)Meditedの事業のひとつ、Medi+は「医療資格保有者の働き方の選択肢を増やす」をテーマにしながら、医療資格保有者専用のリスキリングスクールを構築しています。
今回、薬機法に特化した第1回「薬機法実践力向上講座」の講座卒業生に集まっていただきました。
さっちゃん:薬剤師のさっちゃんです。もともと製薬会社や調剤薬局で働いていました。現在は医療系ベンチャー企業でオンライン医療相談などの仕事をしています。その傍ら独学で医療ライターをしていましたが、薬機法の壁に突きあたり「薬機法実践力向上講座」を受講しました。
あさみ:管理栄養士のあさみです。私はフリーランスで医療ライターのほかに、特定保健指導*や栄養相談、ダイエットの食事相談などをしています。独学で医療ライターをはじめましたが、学び直しとして「医療ライターのはじめかた」講座を受講し、その後「薬機法実践力向上講座」を受講しました。現在は薬機法の知識を活かして、コラム執筆や健康食品・サプリメントの販売促進のアドバイザー、「医療ライターのはじめかた」講座の添削サポーターもしています。
モトミ:私はドラッグストアや調剤薬局で働いていましたが、体調不良で退職後「医療ライターのはじめかた」講座を受講後、フリーランスの医療ライターとして活動を開始しました。現在は在宅で医療事務のアルバイトをしながら、健康美容系の記事執筆や、Medi+公式Instagramの運用もしています。
「薬機法実践力向上講座」受講のきっかけ
まいまい:お三方とも医療ライターとしてすでにご活躍されていますが、なぜ「薬機法実践力向上講座」を受講しようと思ったのでしょうか?理由やきっかけを教えてください。
さっちゃん:医療ライターとして活動する中で、クライアントから「サプリメントの記事は書けますか?」「薬機法の対応はできますか?」とよく聞かれていました。けれど自信がなく、薬機法に関する案件は断っていて。
薬機法に違反したときの罰則に対して、大きな不安があったんです。そのため、薬機法は独学ではなく、経験豊富な方から教わりたいという気持ちがありました。薬機法管理者の資格取得も考えましたが、まずは実務での不安を取り除きたかったんですよね。実践力を磨ける点や、コスト、受講期間を総合的に考えて、Medi+の講座が一番自分に合っていると感じて、受講を決意しました。
あさみ:私が講座を受けたのは、薬機法に関する大型案件を受けるかちょうど迷っていたタイミングでした。別の講座で定期的に薬機法を学んではいたのですが、実際に案件を受けるときに不安な部分がありました。講師の玉井さんのSNSや電子書籍を以前から拝見しており、経験豊富な方に相談したいという理由もあり、受講しました。
モトミ:私は医療ライターとして化粧品の記事を多く書いていたため、薬機法には注意しなくてはいけないという認識はありましたが、誰かから具体的に教わる機会はないままでした。
薬機法管理者*の資格も取りましたが、暗記がメインの勉強だったため、実務での不安が払拭できずにMedi+の講座を受講しました。講座ではとても多くを学べたので、受講して良かったと思っています。
まいまい:皆さん共有いただきありがとうございます。講座内容や費用なども含め、1番自分に合っていると思える講座を選んでもらいたいですね。
講座受講後の生活スタイルやマインドの変化
まいまい:実際に講座を受講して、生活スタイルやマインドの変化などはありましたか?
あさみ:薬機法に関わる案件を受けるようになり、収入が増えました。そのため余裕ができ、自己研鑽や新たな案件獲得のために時間を使うようになりましたね。
また、講師の玉井さんからクライアントとのコミュニケーションのアドバイスをいただいたのも印象的でした。クライアントとの初回打ち合わせは、自分をアピールするより、クライアントの悩みに寄り添って解決案を打ち出すと良いという内容でした。実際の打ち合わせで意識して面談したところ、スムーズに案件を受注できたり、単価を上げていただけたりしました。講座を通して、クライアントとの関わり方も変化がありましたね。
モトミ:私は薬機法に関する内容について、クライアントに自信を持って提案できるようになったのが大きな変化ですね。ちょうど講座受講中に執筆の仕事に取り組んでいる最中だったため、講師の玉井さんにも相談させてもらいました。その内容をもとにクライアントに言い換え表現などを提案したところ、さらなる信頼を得ることができました。
さっちゃん:恐縮なのですが、「自分がどんな会社と関わり、どんな仕事がしたいのか」を考えるきっかけになりました。というのも、インターネット広告で使われている表現一つとっても、薬機法を理解していると「この会社は薬機法に抵触しかねない、危ない表現を使って攻めているな」「この会社はきちんと広告表現に関する法律や規約を守っているな」と判断できるようになったんです。現在の仕事でも講座で学んだ話題が出てくることが多く、かなり自信につながったと思います。
「薬機法実践力向上講座」卒業後の働き方
まいまい:講座卒業後、現在はどのように働いていますか?
モトミ:講師の玉井さんにも相談して、薬機法に関わる仕事に応募し、薬機法関連のSNS発信の仕事に挑戦しました。これまでは医療記事ばかり書いていたので、仕事の幅が広がりました。
さっちゃん:私は講座受講中に薬機法に関わる記事執筆の仕事を1つ受注しました。サプリメント関係の案件のため、講座受講時にまとめていた自作のノートを見返しながら仕事しています。
あさみ:講座受講のきっかけとなった薬機法の案件を継続しています。サプリメント関連で薬機法に関わる仕事なので、講座で学んだことを活かせていると改めて感じますね。
まいまい:Medi+の講座動画は、卒業後も半永久的に見返せるようになっています。また、3ヶ月の講座期間中は講師の玉井さんに質問し放題です。講座期間中に獲得した案件についても、どんどん聞ける環境なので、ぜひ活用してもらいたいと思います。
▼続きは後半記事でチェック!講座卒業後の働き方、案件獲得方法など、イベント参加者からの質問にまとめてご回答。
薬機法実践力向上講座
医療・美容・健康系のライター/デザイナー/SNS運用者に向けて、薬機法/景表法/健康増進法/医療広告ガイドラインなどを意識した「言い換え表現」を実践的に学ぶ講座です。知識があっても、実践が不安な方におすすめです!