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薬機法実践力向上講座卒業生 座談会Vol.1【後半】

▼まずは前半の記事をチェック!

薬機法実践力向上講座の卒業生へ徹底質問!

まいまい:ここからは事前に募集しました質問に、卒業生さんにご回答いただけたらと思います。

質問①1日あたりどのくらい在宅ワークしていますか?

「薬機法実践力向上講座卒業生 座談会Vol.1」の様子

モトミ:1日でばらつきはありますが、オンラインでの医療事務のアルバイトがある日は1日3〜4時間医療ライターに時間をあてています。アルバイトがない日は1日8時間くらいです。

さっちゃん:私もほかの仕事がある日は1日2〜3時間くらい、ほかの仕事がない日は5時間くらいやる日もあります。我が家は幼稚園児がいるため、隙間時間に仕事することが多いです。子どもの習い事を待っている間に作業することもありますね。

あさみ:栄養指導の仕事がある日は1日8時間オンラインで仕事をしていることもありますし、仕事が詰まっているときは夜もずっと仕事をすることもあります。逆にいうと自分の裁量で時間を作れるので、旅行などプライベートの予定に合わせて仕事を調整することも可能です。

質問②どのように案件を獲得していますか?

「薬機法実践力向上講座卒業生 座談会Vol.1」の様子

あさみ:私は紹介で仕事をいただくことが多いです。1番最初に獲得したのはXからの問い合わせで、自身のホームページへの問い合わせもありました。そのクライアントさんにまた仕事を紹介いただいて、新しい仕事へつながるパターンが多いですね。

さっちゃん:業務委託型のマッチングサービスで案件獲得しています。「クラウドワークス」が多いですが、「Wantedly」で直接契約することもあります。

モトミ:さきほどお話した薬機法のSNS案件は「クラウドワークス」で獲得しました。求人サイト「Indeed」も使っています。私は自分の実績をメディアプラットフォーム「note」に掲載しているのですが、そこから依頼のご連絡をいただいた仕事もあります。

まいまい:みなさんが言っていたようにポートフォリオをWeb上に作っておくと、24時間自分の営業をしてくれるので、クライアントに見つけていただき連絡がくるということも多そうですね。

質問③これまで、どのような案件を経験しましたか?

「薬機法実践力向上講座卒業生 座談会Vol.1」の様子

さっちゃん:私は薬機法の中でもサプリメントに特化しようと思っているため、サプリメントの記事をメインで執筆しています。医療記事の仕事で、以前から契約していたクライアントからもサプリメントに関する仕事の依頼をいただくようにもなりました。

モトミ:私は、市販薬の紹介記事や化粧品などの美容関連の記事執筆をしています。コスメのセールスライティングや、自由診療クリニックのブログも請け負っています

まいまい:Medi+の薬機法実践力向上講座はわかりやすく「薬機法」という名称ですが、薬機法以外も、景品表示法*・健康増進法*・医療広告ガイドライン*など、医療系クリエーターが関わる法律を網羅している内容になっています。

景品表示法*:商品やサービスの表示をする際に、実際より良くみせかけるような表示や過大な景品で消費者の不利益を生じさせないようにする表示に関する規制

健康増進法*:国民の健康や病気の予防のために制定された法律。食品に関する虚偽誇大広告を禁止する項目を定めており、健康食品・サプリメントの広告記事が該当する

医療広告ガイドライン*:病院やクリニック・歯科などに関する広告の指針。誇大広告や虚偽広告を禁止し、罰則などを定めている

あさみ:私はサプリメントや健康食品関係が多いのですが、それらを販売する際、薬機法に抵触しないかチェックする仕事をしています。ほかにはサプリメントや健康食品のパッケージや広告の表現に問題がないかのチェックですね。サプリメントメーカーのホームページに掲載するコラムも執筆しています。

まいまい:自分の得意分野を見つけて、ポジションを決めてセルフブランディングすることも、案件獲得につながっているのですね。

質問④講座ではどのような質問ができますか?

「薬機法実践力向上講座卒業生 座談会Vol.1」の様子

モトミ:私は実案件で疑問に思ったことをどんどん質問していました。「この表現は広告記事でできますか?」とか「そもそもこの記事は広告に当てはまるのでしょうか?」とか、初歩的なところから質問していましたね。

あさみ:私も実案件の相談をしていました。講師の玉井さんとクライアントとのやり取りにおける応答のポイントを質問しましたね。「ミーティングでどのようなことを話していますか?」「こういう質問が来たらどうやって返しますか?」というような質問をしました。ほかには、薬務課に問い合わせする際の聞き方なども伺いましたね。

さっちゃん:私も実案件で、どこまでの表現だったら大丈夫かなど細かく伺いました。講師の玉井さんは「こういう考えなのでこうなる」というように論理的に教えてくださったので、とても参考になりました。ほかには、模範例となるような表現や、良い表現をしているメディアについても聞きました。

まいまい:講座内で「質問相談スレッド」というチャンネルを作成して、テキストベースで質問や相談のやり取りをしています。クライアントワークの質問をしたい方に向けて、クライアント向けの書式のテンプレートや受講生の守秘義務の契約書も結んでいますので、ぜひ活用してもらえればと思います。

質問⑤受講後、講座で学んだことが役に立ったと実感するのはどのような時でしたか?受講して良かったことは?

「薬機法実践力向上講座卒業生 座談会Vol.1」の様子

さっちゃん:実案件で「ここまでの表現ってどうなのだろう?」と思う、微妙な表現に悩んだときに、薬事戦略家として活躍されている玉井さんに質問できたのが良かったです。実は講座内で玉井さんに書いてもらった回答やQ&A集もすべて自分のGoogleドキュメントにメモをしていて、今も確認しながら案件をやっています。

モトミ:受講前は法律に抵触するのを恐れるあまり、表現の幅を狭めていました講座受講後は、不安に思いながら書くことが減りました。クライアントにも自信を持って提案できるようになったのも、講座を受講して良かった点ですね。

質問⑥薬機法に関わる案件を行う際、クライアントとのやり取りで困った経験や仕事を逃してしまった経験はありますか?また、案件を行った後で薬機法に抵触していたと発覚した場合にどのように対応すればいいですか?

「薬機法実践力向上講座卒業生 座談会Vol.1」の様子

あさみ:薬機法ではありませんが、健康増進法や食品衛生法*で、私の認識が誤っていたことによって、クライアントの手間を増やしてしまった経験があります。そのときはすぐに誤っていた点を伝えて、早急に対応してもらいました。しかし、それで仕事を逃したという経験はありません。

最終的には行政が判断するため、薬機法に抵触するかどうかは、私にもクライアントにも判断できません。ただ、クライアントの意向は、あらかじめしっかりと擦り合わせておいたほうがいいですし、責任の所在も契約書などできちんと決めておくといいですね。

食品衛生法*:食品の安全を確保するために定められた法律。表示や広告に関しても定められている

まいまい:医療・健康・美容やヘルスケア領域に関わるクリエイターは、実際のクライアントワークをする中で、薬機法の不安を感じられるタイミングもあるのではないかと思います。その不安を払拭するためにも、講座受講も選択肢のひとつになってもらえたら嬉しいです。

講座卒業生からメッセージ

さっちゃん:医療ライターとして活動している上で、薬機法は避けられないなと感じます知識があると自分なりの対処ができたり、不安を抱かずに仕事ができたりするので、医療ライターなど医療系のクリエイターに向いている講座だと思います。

あさみ:今回の座談会で改めてモチベーションが上がりました。薬機法を学ぶと、薬機法が関係しない案件の判別もできるようになるため、無駄に心配したり、不安になったりしなくていいというメリットもあります。医療資格を活かしてライティングやクリエイティブをしている方におすすめの講座です。

モトミ:今日はみなさんの活躍を聞けて良かったです。医療系の案件を受注している方はもちろん、自身で情報を発信している方、商品を紹介したい方、大型案件が欲しい方は受講しておくと安心して仕事ができると思います。

まいまい:みなさん、今日はありがとうございました!

薬機法実践力向上講座
医療・美容・健康系のライター/デザイナー/SNS運用者に向けて、薬機法/景表法/健康増進法/医療広告ガイドラインなどを意識した「言い換え表現」を実践的に学ぶ講座です。知識があっても、実践が不安な方におすすめです!

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執筆

医療者のための冒険書であるMedi Jumpは「一歩踏み出したい医療従事者さんが、ワクワクしたり元気をもらえたり、新しい挑戦につながるメディア」をテーマに、さまざまな医療従事者の生き方や記名記事を、旅するように楽めるメディアです。医療従事者のクリエイターたちが集まり運営しています。