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【卒業生インタビューvol.24】薬機法✕SNS運用で選ばれるクリエイターに!薬剤師のゆうさん

「この人にお願いしたい」と選ばれる人になる——Webクリエイターとして働く人であれば誰しもが目指すところではないでしょうか。しかし一般的な技術や知識だけでは、数あるクリエイターの中に埋もれてしまうのが現実。近年、SNS運用サポートやWebライターへ参入する人が急増し、単価が安い、競争率が高いという状況も多々目にします。

副業でSNS運用サポートを仕事とする薬剤師のゆうさんもその一人です。地道な活動で徐々に依頼も増えてきたものの、単価がなかなか上がらず悩んでいました。そんなとき、転機となったのは第3回「Medi+薬機法実践力向上講座」(2025年2月開催)の受講。

薬機法✕SNS運用サポートを武器に変化を続けるゆうさんに、スキルアップの方法や副業との両立についてお伺いしました。

現場の第一線から在宅ワークへの大転換

ーー今日はよろしくお願いします。さっそくですが自己紹介をお願いします。

薬剤師のゆうです。薬学部卒業後、MR*として約4年勤務し、その後調剤薬局に転職しました。調剤薬局では採用・研修担当や薬局長など多くの経験をさせてもらいましたが、夫の転勤を機に転職。

現在は、調剤薬局で週20時間程度のパート勤務と、在宅でSNS運用サポートをしています。SNS運用サポートは、Instagramのインサイト*の分析から施策の提案、リール動画のシナリオ台本作成などをメインでおこなっています。

インサイト*:Instagramが公式で提供しているアカウント分析ツール。ユーザーの動向や反応を数値で把握できる機能

MR*:製薬会社に所属し、医療従事者に自社の医薬品の情報を提供する医薬情報担当者

ーー前職では薬局薬剤師としてバリバリ働かれていたようですが、なぜ在宅ワークにシフトしたのですか?

発端は、夫の転勤です。長年勤めた調剤薬局を退職しました。新しい土地でも正社員としてまた働くという選択肢もありましたが、転勤のたびに会社でのキャリアがリセットされてしまう……その虚しさが自分のキャリアを改めて考えるきっかけになったんです

新型コロナウイルスの流行以降、夫が在宅ワークとなったため「私も自宅で仕事ができる環境を増やしたい」という気持ちもありました。

将来的なキャリアや、なりたい自分を考えたときに、“パート薬剤師+在宅ワーク”が最適解かもしれないと思い、在宅ワークに挑戦することを決意しました

もともと、新しいことに挑戦することが好きな性格なので、フリーランス向けのオンラインスクールに入り、そのままSNS運用サポートの仕事をはじめました。

単価アップを目指し医療分野に挑戦

ーーご主人の転勤のタイミングで在宅ワークに挑戦したゆうさん。SNS運用サポートの仕事はどのようにはじめたのでしょうか?

最初はクラウドソーシングサイトで仕事を受注して実績作りをしました。そのうち、自分のInstagramアカウントへの問い合わせも徐々に増えていきました。しかし、なかなか単価が上がらないのが悩みでしたね。

「薬機法はニーズがある」友人の言葉が決め手で受講

ーーなるほど、単価が上がらないのが悩みだったのですね。

問い合わせの中には、単価の高い薬機法に関する案件もあったのですが、自信がなくお断りしていました。

そんなとき、デザイン会社を設立した友人に「ニーズがあるため、薬剤師なら薬機法の知識を身につけておくといい」とアドバイスを受けたんです。大手のメーカーと取引がある友人の一言だからこそ説得力があり、「Medi+薬機法実践力向上講座」を受講する大きな後押しとなりました。

課題に取り組むだけで、薬機法が身についた

ーー実際に講座を受けられてみていかがでしたか?

講座を受講するまで薬機法に関する案件の経験がなかったため、ただひたすらに動画でインプットして、課題でアウトプットすることを実直に繰り返しました。講座内容が充実しているため、2ヶ月、3ヶ月と講座が進むにつれ、知識が身についていると実感できました。さらに、講師の玉井智大さんの「この講座をマスターすれば薬機法チェックの案件に対応できる」という言葉がモチベーションになりました

薬機法は薬剤師なら「知っていて当然」と思われがちです。しかし同じ薬機法でも、薬剤師として臨床で触れる知識と、WebメディアやSNSで使用される知識は大きく異なります。そのためはじめて学ぶことばかりでしたが、具体的なケーススタディを通じて非常にわかりやすく、実践的な内容でした。

課題の締め切りはありますが自分のペースで学習ができるので、仕事の日は隙間時間に動画視聴、休みの日は多めに時間を確保して課題作成など、メリハリをつけて取り組めました。

Instagram✕薬機法で差別化。選ばれるクリエイターに

ーー薬機法実践力向上講座受講後、マインドや働き方に変化があったら教えてください。

実は、講座受講中に薬剤師関連のInstagram運用サポートの仕事を受注しました。薬機法をチェックする案件ではないのですが、講座で学んだ景品表示法の知識も活かせています。講座で自信がついたおかげか、継続で受注できました。

Instagramは気軽に投稿できる媒体だからこそ、薬機法のチェックが甘いアカウントが非常に多いと感じています。正しい知識を持って「この表現はダメ」と言えるのは、クライアントからの信頼を得る大きな武器になると思います

SNS運用サポート、医療従事者、薬機法——相乗効果で差別化を図っていきたいです。薬機法の知識を手に入れたので、今後は薬機法に舵を切って活動していこうと考えています。自身のInstagramもリニューアルし、薬機法を全面に出していこうと思います。

メリハリのあるスケジュール管理で在宅ワーク時間を確保

ーー薬局薬剤師をやりながら精力的に副業されている、ゆうさんのスケジュールを教えてください。

調剤薬局のパートは変則的で週20時間程度働いています。在宅ワークの時間を週3~4日確保するため、週2~3日は半日勤務、週1~2日は8時間勤務をしています。

8時間勤務の日は9時半から18時半までなので、基本的に薬剤師としての仕事のみです。半日勤務の日は、残りの半日を在宅ワークする時間にあてており、パートがない日は1日在宅ワークしています。

パート1日勤務の日パート半日勤務の日パートお休みの日
8:00~9:00起床・朝食身支度    8:30~9:30起床・朝食身支度9:30~10:30起床・朝食身支度
9:30~18:30薬局勤務9:30~14:00在宅ワーク10:30~13:30在宅ワーク
19:00~夕食・家族との時間14:00~昼食・休憩13:30~14:30昼食・休憩
15:00~19:00薬局勤務14:30~18:30在宅ワーク
19:30~夕食・家族との時間18:30~夕食・家族との時間

日曜日は、主に家族と過ごす時間にしています。また夜の時間帯も緊急時の対応のみで、通常稼働しません。在宅ワークは隙間時間も合わせて、1週間で25~30時間程度稼働しています。パートの時間と合わせて、正社員時代と同じ程度の労働時間ですね。

「ゆうさんにお願いしたい」選ばれるクリエイターを目指して

ーー精力的に活動しているゆうさん。今後の目標やなりたい将来像について教えてください。

現在のSNS運用サポートから、より専門性の高い薬機法チェックの仕事に転換していきたいと考えています。将来的にはディレクションやブランディングなど、制作の初期段階である企画・立案フェーズからより深く参画していきたいです

そのためにも必須なのはクライアントとの信頼関係だと思います。今回、薬機法という大きな武器を手に入れたので、クライアントとの信頼関係をより築いていけるよう、一つひとつの仕事と真摯に向き合っていきたいです。

ーー今後、完全在宅ワークになる予定はあるのですか?

今後、生活スタイルやライフステージの変化でバランスは変わっていくかもしれません。けれど臨床現場での仕事も私のアイデンティティの一つであり、薬剤師としての仕事も生涯現役で続けていきたいと考えています

ーー最後に薬機法実践力向上講座が気になっている人たちに向けて、メッセージをお願いします。

私は最初、医療系分野ではないところから在宅ワークにチャレンジしました。けれど単価アップ・ステップアップを考えたとき、専門性はとても大切だと実感しました。とくに医療系分野を取り扱うのであれば、薬機法は避けて通れないので、身につければ強い武器になると思います

薬機法の知識がほとんどなかった私も、講座卒業後は自信を持って薬機法案件獲得に向けて活動できるようになりました。迷っている方はぜひチャレンジしてもらいたいです。

ーー本日はどうもありがとうございました。

薬機法実践力向上講座                                         医療・美容・健康系のライター/デザイナー/SNS運用者に向けて、薬機法/景表法/健康増進法/医療広告ガイドラインなどを意識した「言い換え表現」を実践的に学ぶ講座です。知識があっても、実践が不安な方におすすめです!

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執筆

薬学部卒業後、大学病院の薬剤部で研修を経て、病院薬剤師、ドラッグストア、調剤薬局と様々な職種を経験。現在は地域医療や在宅ケアに注力。
適切な情報をより多くの方へ届けるため、執筆活動中。さらに仕事の幅を広げるため、医療系取材ライター活動を開始。

趣味は旅行、ワイン、ネットサーフィン。最近フルマラソンに挑戦すべくランニングを開始。