「オンライン請求書ってどう作ればいいんだろう」「使い方がわからない……」という悩みはありませんか?フリーランスや副業で行う業務の多くは、Webライター側で請求書を作ってクライアントに報酬を請求します。
chaiさん
しかし、初心者Webライターの中には、初めて作成するオンライン請求書にとまどった経験がある方も多いのではないのでしょうか。
筆者はWebライターとして活動するまでオンライン請求書はもちろんのこと、一般的な請求書ですら自分で作成した経験がありませんでした。そのため、最初はオンライン請求書の使い方がわからず、正しく作れるのかとても不安でした。
今回の記事では、クライアントとのスムーズなやり取りができるように、オンライン請求書の使い方や、知っておくと便利な請求書作成サービスについて紹介します。
オンライン請求書とは
オンライン請求書とは請求書を電子化したもので、インターネットを通じてやりとりができるシステムです。請求書や見積書の発行・送付・管理を全てクラウド環境で行うことができてとても便利です。
オンライン請求書は、請求業務の効率化や簡単に管理ができる方法として注目されているんですよ。
オンライン請求書の3つのメリット
オンライン請求書にはどのような特徴があるのでしょうか?オンライン請求書の使用による5つのメリットをご紹介します。
①コストや手間をはぶける
クライアントへ紙の請求書を送るとなると、以下のファイリング保管など手間がかかります。
- 請求書の作成
- 印刷
- 請求書へ押印・封入
- 送付、請求書(控え)
紙の請求書から電子化し、オンライン請求書に切り替えることで、これらを自動化できます。
また、オンライン請求書は紙に印刷する必要がなく、メールやチャットツールへの添付でやり取りができます。
chaiさん
封筒や切手を準備する必要もないため、その分コスト削減にもつながりますね。
②テンプレートがあって作成しやすい
画像引用:moneyforwordクラウド請求書
オンライン請求書の作成サービスでは、請求書のテンプレートがあらかじめ用意されています。そのため、取引先や品目など、フォームに沿って入力するだけで素早く簡単に請求書が作成できます。
chaiさん
税務や経理の経験がない筆者でも、簡単に作成できました!
③管理がしやすく、ミスを減らせる
紙の請求書はファイリング保管する必要があるため、探す際に手間と時間がかかりますよね。しかし、オンライン請求書はデータで保管できるため、検索や管理がスムーズです。
また、Excelで作業をしていると、いつの間にか計算式がずれていたという経験はありませんか?間違った計算式でクライアントに請求書を送ってしまうと、信用問題に関わりますよね。オンライン請求書サービスの自動計算機能の活用で、計算ミスをなくすことができます。
オンライン請求書を作る前に知るべき3つのこと
請求書を自分で作成したことがない場合、オンライン請求書の使い方も知らないことがほとんどではないでしょうか。「便利そうなのはわかったけど、どうやって作成したらいいの?」と不安に思う方も多いと思います。
筆者も最初はその一人で、請求書にどのような項目を記載すればいいのかや、何に注意して作成したら良いかなど、全く知識がない状態でした。ここでは、実際に請求書に記載する項目や、請求書作成の前に知っておいた方が良い知識をご紹介します。
オンライン請求書に記載する項目を知ろう
画像引用:moneyforwordクラウド請求書
請求書に記載する主な項目は下記の通りです。[1]
- クライアント名
- 取引年月日
- 取引内容
- 取引金額(源泉徴収、税の有無)
- 振込期限や振込先
- ライター氏名
オンライン請求書サービスではフォーマットに沿って記入できるので、経理などの知識がなくても大丈夫です!
必要な記入事項についてはクライアントに確認してから請求書を作成するようにしましょう。
「内税」と「外税」を確認しよう
chaiさん
みなさんは「内税」「外税」という言葉を知っていますか?
内税とは税込のこと。消費税も含めた報酬総額を表しています。
外税は税抜きのことで、掲示された金額と別に消費税があるということを意味します。
消費税というと、買い物をするときに支払うものだというイメージがあるかもしれません。しかし、消費税はWebライターの原稿料にもかかっています。消費税を支払うのは、商品(原稿)を購入したクライアント側です。そのため、請求書には消費税を含めた金額を記載します。「消費税」については、「内税」「外税」のどちらで請求するのかをクライアントにしっかり確認しましょう。[2]
例)契約したWebライティングの報酬が1記事5000円の場合
※原稿は標準税率の適用なので消費税は10%です。
内税:5500円(税込み)
外税:5000円(税抜き)
源泉徴収の有無を確認しよう
源泉徴収とは、年間所得に対してかかる所得税を、給与や報酬から発注者が先に差し引く仕組みのことです。
源泉徴収は会社員の給与だけでなく、Webライターの原稿料も対象となります。発注者は支払う報酬から税金を源泉徴収し、それを国に納めなければいけません。
chaiさん
Webライティングの原稿料から源泉徴収される場合は、Webライター本人が請求書に源泉徴収額を記載し、報酬額から差し引く必要があります。
源泉徴収の額は、支払う報酬の10.21%です(報酬が100万円以下の場合)。
例) 1万円の記事を執筆し納品したら、1,021円を納めるべき税として源泉徴収します。
ただし、クライアントによっては、源泉徴収をしないケースもあるため注意が必要です。
chaiさん
源泉徴収の有無はクライアントにしっかり確認しましょう!
オンライン請求書を作れるおすすめサービス
「オンライン請求書の特徴やメリットはわかったけど、どんなサービスを利用すればいいの?」とお悩みの方へ、おすすめのオンライン請求書作成サービスをご紹介します。
Money Forward クラウド請求書
画像引用:moneyforwordクラウド請求書
Money Forward クラウド請求書は見積書 ・納品書・請求書・領収書など幅広い使い方が可能です。取引先や品目など、フォームに沿って入力するだけで素早く簡単に帳票が作成できます。
chaiさん
筆者も実際にオンライン請求書を作成してみましたが、操作画面がシンプルで分かりやすかったです。
Misoca(ミソカ)
画像引用:Misoca
Misocaは、スマホアプリで請求書作成ができるという特徴があります。ちょっとしたスキマ時間に生産性の低い請求書作成ができる点はとても便利ですよね。
また、請求書の印刷から封入、郵送までを行う請求書の郵送代行サービスも便利です。印刷代、封筒代、郵送代を含めて1通160円(税別)とお得に利用することができます。
freee(フリー)
画像引用:freee
freeeで作成した請求書は、自動でfreeeの会計サービスに登録されるため、経理作業にかかる手間や時間を節約できます。スマホアプリからも請求書作成ができて便利ですよ。
また、郵送代行サービスが1通150円(税別)と、業界最安値をうたっています。
chaiさん
有料プランのみですが、30日間無料でお試しができます。
使う前に、操作がしやすいか、必要な機能がそろっているかを確認しましょう。
オンライン請求書を作成してみよう
今回は、オンライン請求書の使い方やメリットについてご紹介しました。
chaiさん
筆者も、最初は請求書を自分で作成するなんて……と不安でしたが、経理の知識がなくても請求書を自分で作成し、クライアントとやり取りすることができています。
オンライン請求書を使いこなして、効率的にライティング業務に取り組みましょう!
薬剤師ライター:chaiさん
薬学部卒業後、企業薬剤師として約3年勤務。服薬指導や品質保証、人材採用などの様々な業務を経験する。その後、パート薬剤師として調剤薬局に勤務。時間や場所にとらわれない自由な働き方をしたいと考え、2021年からライターとして活動を開始。「お金にとらわれず、自分らしく働く」を目指して働き方を絶賛模索中。趣味は英語学習、美容、メルカリ。
X(Twitter):https://twitter.com/chiha_runnn
chaiさんも受講、Medi+の「医療ライターのはじめかた」講座とは?