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「頑張っている人にスポットライトを」薬剤師から医療系取材ライターへ転身、せなさん

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「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」内課題のペアインタビュー&取材記事をご紹介していきます✨

今回は第4回「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」を受講したせなさんにインタビューしました。

病院薬剤師、調剤薬局、アメリカ留学、薬事申請業務——多様なキャリアを歩んできたせなさんが、自身の闘病体験を機に新たな道を選択しました。

「情報発信の力」を実感し、医療系取材ライターとして「頑張っている人にスポットライトを当てたい」と語るせなさんに、転身への想いと今後の展望を伺いました

多様な経験を積んだ薬剤師時代

ーー本日はよろしくお願いいたします。まず自己紹介をお願いします。

薬科大学卒業後、病院薬剤師として2年半勤務しました。その後調剤薬局、アメリカ留学を経て薬事申請業務に従事していました。出産を機に働き方を変え、療養期間を経て現在は子育てをしながら医療系取材ライターを目指しています。

病院から調剤薬局、そして海外へ

ーーせなさんは薬剤師として以外にも色んな経験を積まれてきていますよね。なぜ海外留学をしようと思ったのでしょうか?

「外の世界を見たい」という思いから1年間のアメリカ留学を決意しました。

会社に勤めてみたかったんです。医療現場だけは、社会人として学べていないことがあるのではないかと思いました。電話応対すら満足にできなくて……。

英語を武器に薬事申請の世界へ

ーー薬剤師の経験や海外留学で得た英語のスキルはどのような場面に活かされましたか?

帰国後は英語力を活かし、アメリカ系の医療機器会社や医薬品原薬を扱う会社で薬事申請業務に携わりました。出産を機に正社員からパートへと働き方を変え、細々と続けていましたが、昨年の体調不良を機に退職に至っています。

英語力がなかったら薬事の仕事に就けなかったと思います。100ページを超える英語の資料を扱った業務もありました。これから医療系取材ライターとして働いていくうえでも役に立ちそうです。

書くこと、調べることへの親和性〜人との接点を求めて〜

ーーせなさんのこれまでの経験は医療ライターでも活かせそうですが、なぜ医療系取材ライターを選んだのでしょうか?

もともと書くことや調べることが好きでした。薬事の仕事でも膨大な資料を読み、文章を推敲する作業に従事していたため、執筆への抵抗感は少なかったです。

実際、医療系ライターと医療系取材ライターで迷ってましたが、最終的に医療系取材ライターを選んだ決め手は、「人と交流があるかどうか」でした

薬事の仕事では膨大な資料とひたすら向き合って、1日誰とも話さずに終わる日もあり、それが辛いと感じていました。そのため、1人でおこなう作業が多い医療ライターよりも、医療系取材ライターのほうが人と話す機会があっていいかもしれないと思ったんです。受講前に代表のまいまいさんと面談した際に「せなさんは医療ライターより、相手の話を聞いて文章作成をする医療系取材ライターの方が、バランスよく働けるかもしれませんね」と言われて非常に納得感がありました。

頑張っている人の想いに「スポットライトを当てたい」

ーー今後の展望について教えて下さい

普通は有名な人でない限り、日々とても頑張って仕事をしていても、スポットライトが当たることはないですよね。読者に情報提供するのはもちろん、取材した方のモチベーションを上げるような取材記事が書きたいです

また、医療分野だけでなく、教育分野にも将来的に携わりたいと考えています。息子の中学受験でさまざまな学校の説明会に行ったのが教育分野に興味をもったきっかけでした。校風や先生方の想いに特色があり、取材を通してもっと聞いてみたい、知りたいという気持ちが強くなりました。人の魅力にスポットライトを当てる記事作りを目指していきたいです

闘病体験で実感した「情報発信」の力

ーーせなさん自身のご病気がきっかけで情報の大切さを知ったと伺いました。

はい。持病の治療に手術が必要となり、2週間の入院することになってしまったんです。しかし家庭の事情で、長期入院が難しく、大変困っていました。そんなとき、とある患者さんのブログ記事を見つけ、その手術を1泊2日でおこなえる医師がいることを知りました

おかげで短期入院で治療は済みました。のちに知ったのですが、実はその先生は限られた界隈では名医として有名だったのです。もっとより多くの情報が発信をされていれば、より多くの患者が救われるのに……と情報発信の大切さを痛感した出来事でした。

「人を通して発信する」新たな挑戦

ーーこれまで情報発信に助けられてきたとのことですが、ご自身の体験を発信することも考えられたのでしょうか?

自分のことを発信するのはあまり得意ではありません。人を通して発信することに魅力を感じているんです

私自身が「輝きを放っている」タイプではないので、私から言うより、輝いている人を通して発信した方が、結果的に伝わると思います。

現在は医療系取材ライター一本で仕事をしていく心意気で準備を進めています。難しい挑戦ですが、目標は高く挑みたいです。

ーー本日はどうもありがとうございました。

ペアインタビューをしてみて:取材ライターの感想

理学療法士ライター

shokoさん

薬剤師として様々な現場を経験し、留学や薬事申請業務を通じて幅広いスキルを身につけたせなさん。

自身の療養体験から「情報発信の力」を実感し、新たなキャリアとして医療系取材ライターの道を選択。「頑張っている人にスポットライトを当てたい」という想いを胸に、これまでの多様な経験を活かしながら、読者と取材対象者の両方に価値を提供できる記事作りを目指しているとのことです。人生の転機を新たな挑戦のチャンスと捉え、一歩を踏み出したせなさんの今後の活動に注目していきたいです

この記事の執筆者

理学療法士ライター:shokoさん

群馬大学卒業後、理学療法士資格を取得。総合病院、訪問リハビリを経て、予防医療への想いからピラティスインストラクター資格も取得。現在は、ライフステージに合わせた働き方や女性のキャリア、医療業界を目指す人に向けた記事執筆をおこなっている。

note:https://note.com/tsumugi_space/portal

shokoさんも受講、「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」とは?

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執筆

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