初心者向け添削付き動画講座「第18回医療ライターのはじめかた」受講生募集中

【卒業生インタビューvol.8】薬剤師でも在宅ワークで育児にゆとりを。医療・セールスライター薬剤師の今井マイさん

「子どもが生まれて、フルタイム勤務と子育ての両立が難しくなった…」

働き方が多様化した現代でも、ライフイベントと仕事の両立に悩む方は多いです。そして薬剤師も例外ではありません。

今回は、そんな悩みを抱えながらオンライン医療ライター育成講座「医療ライターのはじめかた」を受講し、新たな道を拓いた卒業生の今井マイさんにお話を伺いました。

卒業直後に大手医療系メディアのディレクターに抜擢された今井マイさん。現在は小学生2人の子育てをしながら、医療ライターやディレクター、セールスライターとさまざまな分野に挑戦されています。講座を受けたきっかけや卒業後の変化、医療ライターとしてやりたいことを教えていただきました。

薬局薬剤師と医療ライターを両立、今井マイさん

ーー本日はよろしくお願いします。まず、自己紹介をお願いします。

今井マイと申します。薬局薬剤師として働きながら、副業で医療ライターとしても活動しています。

薬学部を卒業後、薬剤師として精神科の門前薬局で2年働き、結婚をきっかけに退職しました。その後、大手の調剤薬局に転職し正社員として働いていましたが、現在は育児のためパートで働いています。

医療ライター業では、記事執筆だけではなくディレクターの仕事もしています。セールスライターとしても活動していて、ジャンルは問わずSNSやLINEの投稿文作成なども請け負っています。

出産をきっかけに在宅ワークに興味を持つ

ーー副業でWebライターを始めた理由を教えてください。

副業を始めたのは、子どもができてからです。育休明けに子供の体調不良で仕事を休みがちになったり、子どもに保育園が嫌だと泣かれてしまったり……薬剤師としての働き方と育児の両立が難しくなったことがきっかけでした。

在宅でできる仕事を探すなかで、最初に始めたのはブログでした。しかし、何も知らないまま始めてしまったためジャンルが定まらず、結局雑記ブログに。締切もないので思うように記事が書けずに挫折してしまいました。

その後、新たに薬剤師の転職についてのブログを開設しましたが、やはりあまり記事を投稿できず、Webライターに転身しました。

独学に限界を感じて受講を決意

代表のまいまいさんとMediWebラボメンバーみっこさんと食事会の様子
代表のまいまいさん、MediWebラボのみっこさんと食事会の様子

ーーすでにWebライターとして活動を始めていた今井さんが「医療ライターのはじめかた」を受講したきっかけはなんだったのでしょうか。

Webライターとして活動するなかで、薬剤師の資格を活かしたいと考えていました。しかし好きなように書いていたブログと違って、医療記事はエビデンスに基づいて書かなければならず、書き方に悩んでいて……。

独学では怖くなり「薬剤師 ライター」で検索して見つけた、「医療ライターのはじめかた」講座の受講を決めました。

MediJumpの記事を読んで「ここなら、医療ライターに必要な知識を教えてもらえるかも?」とドキドキしながら申し込んだのを覚えています。

申し込みをすると代表のまいまいさんとのWeb面談があります。雰囲気が柔らかく、とても話しやすい方ですぐに緊張が解けて、自分のことをたくさん話しましたね。この人だったら信頼して講座を受けられると。

「納得できる添削」がスキルアップにつながった

ーー実際に講座を受講してみて、いかがでしたか。

講座の中で記事や提案文などの添削をしてもらえるのですが、とても丁寧にフィードバックをもらえたことに感動しました。Webライターの仕事をしているときには添削を受けたことがなかったので……。

「フィードバックしてもらった内容を吸収できれば、今後医療ライターとしてちゃんと活動できる!」と自信がついたことも大きかったです。

まいまいさんからのフィードバックは、理由を説明してくれるので納得ができました。必ず褒めポイントを入れてくれるのもモチベーションにつながります。

私は現在ディレクター業もしていて、他の医療ライターさんが執筆した記事を添削することもあります。そんなときはまいまいさんのように、理由や褒めポイントを入れることを意識するようになりました。特にテキストでの指摘はきつい印象になりがちなので、書き方には気をつけています。

医療ライターとして新たなキャリアを築く

ーー薬剤師、医療ライター、ディレクターとさまざまな活動をされていると思います。そんな今井さんの1日のスケジュールを教えてください。

【パート薬剤師としての勤務がある日】

5:30~6:00起床
ライター業
7:00子ども起床、朝ご飯準備
8:00子どもを学校に送り出す、出勤
薬剤師業務
18:00~19:00帰宅
21:30子ども就寝
ライター業
0:00就寝

【薬剤師の勤務がない日】

5:30~6:00起床
ライター業
7:00子ども起床、朝ご飯準備
8:00子どもを学校に送り出す、出勤
ライター業
15:00学童寄らずに子ども帰宅
21:30子ども就寝
ライター業
0:00就寝

卒業後1ヵ月でディレクターにスカウトされる

ーー講座を受講して1年になる今井さん。どういった経緯でディレクター業も始めたのでしょうか。

ディレクターの話をいただいたのは講座を卒業して1ヵ月後のタイミングです。以前、あるメディアでご一緒した医療ライターさんに、大手医療メディアのディレクションを一緒にやりませんかと声をかけていただいたことがきっかけでした。

実は、講座を卒業して間もない時期だったため不安があったんです。講座の卒業制作の記事を実績としてクライアントさんに提出したところ、ぜひ一緒にやりましょうと後押ししてもらったことで決意ができましたね。

初めてのディレクション業で、最初のうちは一つひとつの仕事に時間がかかるうえに作業量が多かったため、睡眠時間を削って仕事に追われて……正直しんどかったですね。続けられるか不安でした。徐々に仕事にも慣れ、ミーティングを通じて業務改善を進めていただいたことで、1年ほど続けられています。

セールスライターへ挑戦

ーー講座卒業生はSEO記事に特化していく人が多いなか、今井さんはなぜセールスライターに興味を持ったのでしょうか。

記事を書くのはもちろん好きですが、元々Webマーケティングにも興味があって。サイト立ち上げから集客、読者が行動を起こすまでの一連の流れを知りたくて、セールスライティングも学びました。現在はママ向けの商品やサプリメントなど、さまざまなジャンルでセールスライターに挑戦しています。企業やサービスの公式LINEやInstagramといったSNSの投稿文章作成を主に請け負っています。

母であっても「社会人」である自分も諦めない

お子さんが「お仕事頑張ってね」と折り紙をプレゼント
お子さんから「ママ、仕事頑張って!」と折り紙のプレゼント

ーーさまざまなことに挑戦している今井さん。今後やりたい活動についてお聞かせください。

現在は記事執筆やディレクションがメインで仕事をしていますが、今後はサイト設計に関わってみたいという思いがあります。たとえば医療系、クリニックのホームページをクライアントさんと1から立ち上げて、運営まで長くお付き合いできるような仕事がしてみたいです。

「複」業への想い

ーー今井さんは「副」業ではなく、「複」業とSNSで発信しています。その想いを教えてください。

最初は、薬局薬剤師の仕事が「メイン」で医療ライターは「サブ」という考え方でした。

仕事をしていくなかで、どちらも大切な仕事であることに変わりないこと、クライアントさんからしたら副業だとか関係ないと気づいたんです。仕事に優劣をつけたくない、どっちも本気で取り組みたいという意思から「複業」と唱えています。

子どもとの時間を大切に

ーー薬剤師も医療ライターも本気で頑張りたいという気持ちが伝わってきますね。今後はどういった働き方を考えていますか。

医療ライター業にシフトしていこうか考えているところです。現在は週3回、薬局薬剤師として働いているので、薬剤師の仕事を辞めるか減らす必要があると思っています。

今年、子ども2人が小学生になったので、宿題を一緒に取り組んだり、持ち物の準備を手伝ったりと、一つひとつは大したことがなくても、毎日が積み重なると大変なことが増えました。小学生は手が離れるところもありますがそのぶんトラブルもあり、時間をとって向き合わないといけない難しい年頃です。

学校行事が平日に行われることも増えたため、自分で時間を調整できる在宅ワークをメインにしていくほうが、今の私に合っていると思うようになりました。

子どもはいつか大きくなって手が離れるので、一緒にいられる今の時期を大事にしたい、子どもとの時間をしっかり取りたいという気持ちがあります。

とはいえ、仕事も諦めたくなくて。臨床現場は好きですが薬局薬剤師として働くことにこだわっているわけではありません。「母親である自分」と「社会人である自分」の両方を大切にしたいですね。

同じように悩まれているママは多いと思います。だから、子どもがいても医療資格を活かして、在宅でも仕事ができることを知ってもらいたい。

「医療ライターのはじめかた」を受講して医療ライターとしての基礎を学べば未経験でも活動していけるため、迷っているママがいたらぜひ挑戦してみてほしいなと思います。

ーー本日はどうもありがとうございました。

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執筆

薬剤師。大学卒業後、総合病院に勤務し、内科・泌尿器科・透析科・循環器科での服薬指導を経験。日本糖尿病指導療法士、栄養サポートチーム専門療法士、心不全指導療法士の資格を有する。現在は未就学児2人を子育てしながら病院薬剤師として従事、現場経験をもとに医療ライターを行う。