初心者向け添削付き動画講座「第18回医療ライターのはじめかた」受講生募集中

【卒業生インタビューvol.14】医療ライターを通じて「なりたい自分」を見つけた。薬剤師の速水愛さん

医療職は安定しているけど、「臨床業務は自分には合わない」「やりがいを見いだせない」。そのように感じている方もいるのではないでしょうか。

薬剤師の速水愛さんは臨床現場以外で医療職の強みを活かせる仕事を模索。第15回オンライン医療ライター養成講座「医療ライターのはじめかた」(2023年7月開催)を受講しました。

講座受講をきっかけに、さまざまな人から刺激をもらい、新たな目標を見つけた速水さん。今回は、速水さんに講座受講のきっかけから卒業後のマインド面の変化、今後の目標などたくさんのお話をお聞きしました。

メンタルヘルス分野の執筆を得意とする医療ライター速水愛さん

ーー今日はよろしくお願いします。さっそく自己紹介をお願いします。

薬剤師の速水愛です。薬学部卒業後は調剤薬局、病院勤務を経験し、2022年から医療ライターとして活動しています。

医療ライターとしてはメンタルヘルス*の記事を中心に執筆、最近は取材などにも挑戦しています。

私は物事を淡々粛々と進めていくことが得意です。医療ライターの仕事は自分のペースで進められるため合っていると思います。努力した分だけ目に見える、成果が出るのも医療ライターの魅力ですね。

メンタルヘルス*:こころの健康状態を指す言葉。メンタルヘルスに問題を抱える人は年々増加しており注目されている分野。

「臨床合わないかもしれない」医療ライターの道へ

ーーなぜ臨床現場から医療ライターの道を進んだのですか?

もともと薬剤師になったのは母の勧めです。母は「結婚や出産をしても働けるような職業になってほしい」と話していました。

しかし私自身、薬剤師の臨床業務に魅力をあまり感じられませんでした。「1日24時間しかないのに、そのうちの3分の1である8時間を臨床業務に費やすのは“なんか違う”」と、薬剤師の資格が活かせる医療ライターを始めました。粛々淡々と進められる仕事であるのも決め手です。

独学でライティングスキルを勉強して、医療ライターの仕事を始めました。

独学の限界を感じ、「医療ライターのはじめかた」講座の受講を決意

ーー独学で医療ライターをされていた速水さん。「医療ライターのはじめかた」講座を受講したきっかけは何だったのですか?

医療ライターを始めて1年ほどは、クラウドソーシングサイト*を利用して医療系記事の執筆を細々としていました。

しかし、単発の案件ばかりで、継続案件には至らないことが多かったのです。まったく案件を取れない時期もあり、仕事に波があり安定しないのが悩みでした。それまで独学で医療ライターをしていましたが、安定して案件を得るためには、ライティングの基礎をきちんと学ばないといけないと感じたのです。

当時所属していたWebライターのコミュニティに、代表のまいまいさんの知人がいたのがきっかけで、「医療ライターのはじめかた」講座を知りました。

クラウドソーシングサイト*:仕事の発注者がインターネット上で仕事を発注する。業務委託としてフリーランスや副業で仕事を受ける受注者が多い

講座を受講して「やりたいこと」が明確に

ーー「医療ライターのはじめかた」講座を受講したことで気付きや変化はありましたか?

これまでライティングの基礎をしっかりと学んだ経験がなかったため、すべての学びが新鮮でした。

ライティングの基礎はもちろん、案件や書きたいメディアの効率的な探し方や提案文の書き方も知ることができました。講座内で記事を1本書き上げるのですが、その添削では細やかなフィードバックをいただけるのでとても勉強になりましたね。

講座卒業後はクラウドソーシングサイトやSNSで案件を獲得していきました。ライティングの基礎や営業力が身についたおかげで、継続案件になることも増えました。現在は新規で営業をしなくても、継続案件のみで活動できています。

「医療ライターのはじめかた」講座を受講して、ライティングスキルが向上したのはもちろん、マインド面の変化が非常に大きかったと思います。まいまいさんが女性起業家として事業を起こして活動している姿にとても刺激を受けました。

私も「自分のやりたいことを形にしたい」と思うように。以前から興味があった「メンタルヘルス分野の発信したい」という想いが強くなっていったのです。

クライアントワークを通じて「なりたい姿」を発見

ーーでは、現在はメンタルヘルスに関する仕事などもするようになったのですか?

はい。現在は精神科病院のコラム記事や摂食障害に関する記事を執筆しています。“自分がやりたかったこと”に近づいていると感じています。

最近、医療ライターの仕事を通じて、自分自身の今後を考える大きな出会いがありました

まいまいさんに紹介していただいた女性起業家の方との出会いです。摂食障害に関する事業を立ち上げており、私は彼女が運営している摂食障害のメディアに掲載する記事を担当しています。

事業を立ち上げてから軌道に乗せるまでを近くで見られることはとても貴重な経験でした。個人事業主として自身の事業を伸ばすため長期ビジョンで計画している彼女を見てこっそり学んでいます。

私も将来的に「メンタルヘルス分野の事業を立ち上げてみたい」という気持ちが湧いてきました。

目標に向けてさまざまなことに挑戦

ーー今後はメンタルヘルス分野の事業立ち上げなども視野に入れているのですね?

はい。長期的な目標にはなりますが、「こころの健康は大事」ということを伝えたい、メンタルヘルス分野の事業や仕事を担いたいと考えています。

そのためにも、まずはメンタルヘルス分野の医療ライターとしての地位を確実なものにしたいですね。より認知度を上げて、その分野の仕事の依頼が増えるように、現在は仕事の幅を広げています。その一環で、医療系取材ライターの仕事もはじめました。医師同士の対談や摂食障害関連の取材をしています。

将来的な目標に向けて、何が必要なのかを逆算し、少しずつ行動していっています。

ーー最後に、医療ライター講座の受講を考えている方へメッセージをお願いします。

医療ライターに挑戦したいけど「何からはじめたらいいかわからない」という人も多くいるのではないでしょうか。

「医療ライターのはじめかた」講座では初心者向けの講座でライティングスキルをはじめとする、さまざまなスキルを丁寧に教えてくれます。特に添削によるフィードバックはとても勉強になりました。医療ライター向けの講座はあまりないので、ぜひ話を聞いてみてください。

ーー速水さんの新たな挑戦を陰ながら応援しています!本日はありがとうございました。

医療ライターのはじめかた講座
医療者専用の医療ライター講座として2020年にスタート。約100名の卒業生が90以上のメディアで活躍中。医療資格を持つ医療・薬機法ライターによる無制限の質問添削対応が大好評!医療情報をわかりやすく届けたい方におすすめです。

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執筆

薬学部卒業後、大学病院の薬剤部で研修を経て、病院薬剤師、ドラッグストア、調剤薬局と様々な職種を経験。現在は地域医療や在宅ケアに注力。
適切な情報をより多くの方へ届けるため、執筆活動中。さらに仕事の幅を広げるため、医療系取材ライター活動を開始。

趣味は旅行、ワイン、ネットサーフィン。最近フルマラソンに挑戦すべくランニングを開始。