初心者向け添削付き動画講座「第18回医療ライターのはじめかた」受講生募集中

【卒業生インタビューvol.19】取材には「日常生活では得られない体験」があった。薬局薬剤師の岡田なつみさん

2018年に副業が解禁されて、早7年。副業は収入を増やすためだけではなく、新たなスキルを磨く場、人との繋がりを広げる場として、人生を豊かにする1つの手段となりつつあります。

本業は薬剤師、副業では医療ライターや医療系取材ライターとして活動している岡田なつみさん。自身を「飽きっぽい」と表現しながら、その性格を活かし、薬剤師や医療ライターとしてキャリアを築いてきました。

そんな岡田さんが第1回「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」を受講したきっかけや本業との両立、副業を抱えている日のスケジュールについてお話をうかがいました。 

コロナ禍で気づいた働きかたの選択肢ー薬剤師×医療ライター

ーー今日はよろしくお願いします。簡単な自己紹介をお願いします。

岡田なつみというライターネームで活動しています。

大学を卒業し病院薬剤師を経て、ドラッグストアに勤務。今は在宅医療をメインとした調剤薬局で働いています。

2023年3月に第14回「Medi+医療ライターのはじめかた講座」を受講。そして第1回「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」が同年11月に開講すると知り「さらなるスキルアップがしたい」と考え、続けて受講しました。

現在は、薬局薬剤師として働く傍ら、医療ライターと医療系取材ライターとしても活動しています。月に3本ほどのペースで記事を執筆していますね。

ーー行動がとても早いですね。なぜ、医療ライターをしようと思ったんですか?

医療ライターの仕事を考えはじめたのは、新型コロナウイルスが流行した時期でした。

薬局での勤務は、感染の不安や家族にうつしてしまう怖さが常にありました。それでも毎日出勤しなければいけない現実に戸惑っていましたね。そんなとき、薬剤師の友人が体調を崩し休職を余儀なくされました。“仕事を簡単に休めない”働きかたに疑問を感じるようになったんです。

当時、人員不足から薬局長として働いていましたが、ずっと同じ場所にこもるのは飽き性の私には少し窮屈で……。もっと自由に働いたり、旅行に行ったり、“こころ”の余裕をもてる生活がしたいと思うようになったんです。

薬剤師としての働きかたに悩んでいたタイミングで、高校の同級生がWebライターや取材ライターとして活動していることを知りました。「薬剤師でもWebライターとして活躍している人がいる」と教えてもらい、興味を持ったのがきっかけです

元々、文章を書くのは得意ではないのですが、「医療ライターってなんだかかっこいい」と思い、挑戦しました。

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医療系取材ライターとして広がる世界

ーーこの講座を通じて得た経験で、特に印象に残っていることを教えて下さい。

講座を受講して一番印象に残っていることは「記名記事という実績ができた」ことです。

SEO記事の案件は未経験でも比較的挑戦しやすいですが、取材記事の場合は実績がないと案件獲得が難しいです。そのため講座内でペアインタビューをおこない、記名記事が作成できたのは貴重な経験でした

また取材の事前準備、たとえば取材前のメールのやり取りや企画書作成などを学べたことも大きいです。

講座の時間内では取材の経験が十分とは言えず、すぐ現場で活躍できるかという不安もありました。しかし添削サポーターに何回も質問ができたことで不安が解消されたんです。

講座卒業後は、医療系クリエイターのコミュニティ「MediWebラボ」*で、先輩取材ライターの皆さんから、失敗談や必要な機材の話を聞けたことはとても勉強になりましたね。「MediWebラボ」では、卒業生優先で取材の案件を紹介していただけました。医療系取材ライターとして実績を積めたおかげで自信につながったんです。

「MediWebラボ」*:おもにMedi+講座卒業生やすでに医療系クリエイターとして実績がある医療資格保有者が所属。

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ーー筆者も講座受講して、ペアインタビューの大切さを実感しました。取材を通じて価値観が変わったと感じた出来事はありますか?

医療系取材ライターとして活動して良かったと思うことは、普段会えない医療従事者に出会えることです。現在働いているメディアでは主に医師を取材しています。著名な先生方から話を聞く機会も多く「こんな考え方があるんだ」と自分の価値観が揺さぶられる経験ばかりです。現場の薬剤師をしているだけでは得られない経験が医療系取材ライターの「醍醐味」だと思います

薬剤師×医療系取材ライターのリアルな1日

ーー薬局薬剤師をしながら、医療系取材ライターもしている岡田さん。取材がある日のスケジュールについて教えてください。

【1日のスケジュール】

7:00〜7:30起床
9:00~薬局薬剤師・始業
19:00帰宅後、夕食
20:00~21:00取材
文字起こし・執筆
~24:00就寝

取材は基本的に仕事が休みの平日や夜におこなっています。仕事がある日でも夜に取材することがあります。取材がない日は、本業を終え19時ごろ帰宅し、3〜4時間ほど記事執筆に取り組みます。なるべく休日は作業しないようにしていますが、進捗状況によっては執筆することも……。月1回の旅行を楽しみにスケジュールを調整しています。

ーー本業である薬剤師を続けながら、副業として医療ライターや医療系取材ライターをするうえで大変なことはありますか?

仕事に費やす時間が増えたのは確かです。副業といっても仕事のため、期日までに執筆しなければいけません。本業が忙しくなるタイミングと重なることもあって……仕事量が増える大変さはあります。

ですが、これまで薬剤師の仕事だけでは物足りなさを感じていたので、医療ライターや医療系取材ライターの仕事をすることは気分転換になっているんです。副業に挑戦することで、自分にあった働きかたができていることに気づけました。

薬剤師に縛られない働きかた

ーー今後、医療系取材ライターとしてどんなことに挑戦したいですか?

「Medi+医療系取材ライター講座のはじめかた講座」を終えて1年が経ち、おかげさまで働きやすい環境で仕事ができています。現在の取材対象は医師が中心ですが、今後は他の医療資格を持つ方にも取材したいと考えてます。医療の世界は本当に幅広いため、さまざまな視点を知るためにも新しい分野にチャレンジしていきたいですね。

ーーとても素晴らしい挑戦です。最後に「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」を受講したいと思っている方へメッセージをお願いします。

講座を受講して医療系取材ライターとしての「おもしろさ」を感じました。同時に、自分の裁量で収入を得ることの大変さも学びました。薬剤師と医療系取材ライターの両立で収入が増えたり、旅行に行けたりと嬉しいこともありますが、その分仕事の負担もあります。

薬剤師資格は強みですが、資格にこだわりすぎて苦しい思いをするよりも、ほかにも選択肢があることを知ってほしいですね。「仕事を選べる環境」があるだけで気持ちに余裕が生まれました。

また、「MediWebラボ」に参加したことで普段の仕事では出会えない人と交流でき、自分の視野が広がりました。さまざまな働きかたや価値観に触れることで、新しい可能性がみえてきます。

少しでも医療系取材ライターに興味があれば、まずは無料面談で話を聞いてみるのはいかがでしょうか。受講するかどうかはそのあとに決めても大丈夫です。

ーー貴重なお話ありがとうございました。

医療系”取材”ライターのはじめかた講座
コミュニケーションが好きな医療者さんにおすすめ!医療業界の取材ライターを目指します。医師などの医療従事者、医療機関、医療業界の専門家や研究者への取材をする上での注意点や、具体的な取材の流れを学び実践する講座です。

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執筆

東京薬科大学卒業。薬剤師、スポーツファーマシスト取得。病院薬剤師と薬局薬剤師を経て、結婚を機に東南アジアへ。「自分の書いた記事を必要とされる人に届けたい」と専業主婦が医療系取材ライターや医療ライターに挑戦!