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【卒業生インタビューvol.15】薬機法を武器にパラレルワーカーとして働く管理栄養士のあさみさん

「薬機法*って難しそうで手が出せない……」と敬遠している医療ライターは多いのではないでしょうか。

フリーランスで医療ライターをしている管理栄養士のあさみさんも、薬機法に不安を感じていたそうです。

独学で医療ライターをはじめた、あさみさんは第14回オンライン医療ライター養成講座「医療ライターのはじめかた」(2023年3月開催)を受講後、第1回「薬機法実践力向上講座」(2024年5月開催)も受講しました。

講座受講後、薬機法という武器を身に着け、さまざまな仕事に携わるあさみさん。受講のきっかけや、受講後の変化、今後チャレンジしたいことなど、たくさんお話をしていただきました。

薬機法*:医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器などの品質、有効性、安全性を担保するための法律。広告の規制に関しても定められている。

フリーランスとして幅広い仕事を手がける管理栄養士のあさみさん

ーー本日はよろしくお願いします。さっそくですが、自己紹介をお願いします。

あさみといいます。元々、管理栄養士です。

大学卒業後は3年間給食会社で働いていました。当時の仕事内容は、介護老人保健施設と病院での給食管理です。

その後約1年間、病院で栄養管理や糖尿病や腎臓病の方への栄養指導に従事しました。

その後、退職して2016年12月からフリーランスとして活動をはじめました。現在、9年目です(2024年10月現在)。特定保健指導*や医療ライター、ヘルスケア関連企業のアドバイザーなどの仕事を在宅で行っています

特定保健指導*:40~74歳において健診で生活習慣病のリスクが高いと判断された人に対して医師や保健師、管理栄養士が行う生活習慣の改善に関わる指導のこと。

「会社員」に縛られない。フリーランスという新たな選択肢

社外活動の一つ、ケータリングアシストの様子

ーーあさみさんが管理栄養士を目指したきっかけを教えてください。

私が子どものころ、親戚に糖尿病などの持病がある人が多く、病気の話を聞く機会が多かったんです。物心つく頃から、漠然と生活習慣病に対する不安があったように思います。

そのため、早くから「医療」に関心がありました。当時、テレビの情報番組で病気の知識とともに必ずといっていいほど「食事」の話題が伝えられていたため、「病気を予防するには、食事をきちんとする」というイメージが子どもながらにありましたね。そこから予防医学に興味をもち、管理栄養士になったんです。

社外活動に目を向けたら新しい出会いがあった

ーー管理栄養士になり給食会社や病院で働かれた後、フリーランスに転身したきっかけはなんですか?

以前の私は会社員以外の働き方を知りませんでした。

当時の職場は、予想以上にハードな環境で、休暇の取得、給与など不満がありました。そのため、休暇を使い、社外活動に目を向けるようになったのです。多職種交流会や料理の手伝いなどに参加しているうちに、管理栄養士を活かして“フリーランスとして働く”という選択肢を知りました。

フリーランスとしての働き方は、本来やりたかった「予防医学」の仕事がやりやすいと考え退職を決意しました。

突然の依頼で医療ライターにチャレンジ

ーーフリーランスになった当初、医療ライターはやっていなかったのですよね?

はい。2019年に同業の知人から医療ライターの仕事を紹介してもらったのをきっかけにはじめました。単発の案件でしたが、これが実績になり、医療記事の執筆依頼をいただくようになりました。

紹介という形で突然、医療ライターをはじめたので、当然、Webライティングのスキルは独学です。

独学に不安を感じて受講を決断

ーーあさみさんはすでに医療ライターとして活動されていたにもかかわらず、なぜ「医療ライターのはじめかた」講座を受講しようと思ったのですか?

医療ライターとして活動するようになり、独学のライティングスキルに不安を感じていたんです。そんなときに、代表のまいまいさんと旅行関連のコミュニティで出会ったのをきっかけに「医療ライターのはじめかた」講座を受講しました。

以前は単発の仕事が多かったのですが、受講後は継続案件が増えました。講座では、独学で学んできた部分の確認ができたり、添削で自分の文章の“癖”がわかったりと、すぐ仕事に活かせる内容でした

ーーその約1年後に「薬機法実践力向上講座」を受講されていますね。

これまでも医療ライターの仕事で、薬機法に関わるものもありました。そのため必要性を感じ、外部の薬機法講座を受けたこともあります。

しかし、大型案件の依頼があったとき、自分の実力でこの案件を受けていいものか不安を拭いきれませんでした。そのタイミングで第1回「薬機法実践力向上講座」の開催を知り、受講を決めました。

「実践的」な講座が自信につながった

ーー薬機法講座を受講した感想を教えてください。

講師の玉井さんは現役の薬機法ライターで非常に経験豊富なので、どのような質問をしても的確に答えが返ってきたのが印象的です。

また、講座は動画で基本的な考え方を学び、それをもとに実践的な課題に取り組むという流れです。課題もすべて実案件をもとにしており、一般的な薬機法講座で行われる内容よりも、さらに踏み込んだ内容でしたね。

何より質問しやすい雰囲気なので、薬機法をこれから学びたいという初心者からすでに勉強している人にも学びになる充実した内容だと思います。

講座中は質問も無制限なので、薬機法に関することから、クライアントとのコミュニケーションの取り方まで、さまざまなことを玉井さんに質問できました。実案件で不安に感じていた部分が課題や質問を通して解消できたので、不安要素が少ない状態で仕事ができるようになったと思います。講座でのアドバイスを参考にして、クライアントの悩みを解決できるように意識してコミュニケーションを取ったおかげか、単価も上げてもらえました。

パラレルワーカーとしてさらに活躍の幅を広げるあさみさん

ーー薬機法実践力向上講座受講後はどのような仕事をされているのですか?

医療ライターとしてはサプリメント・健康食品の薬機法関連の仕事が主になりました。企業へ薬機法関連のアドバイスなどもしています。

現在は、以前私が受講した「医療ライターのはじめかた」の添削サポーターもやっています。

管理栄養士×フリーランス、あさみさんの1日のスケジュール

ーーあさみさんの1日のスケジュールを教えてください。

はい。たいてい、午前中はライティングの仕事をしています。午後からは、オンラインミーティングや事務作業が主です。なかには、1日中、オンラインで特定保健指導をしている日もありますね。気分によって、朝活したり、夜に根詰めたり。

固定の休みはありませんが、1週間で2日程度は余裕がある日を作ろうと心がけています。仕事に余裕があるときや旅行のときは、まとまった休みを取ることもありますね。

スキルアップの原動力は「相手の期待に応えたい」という気持ち

ーーさまざまなジャンルで活躍するあさみさんはまさにパラレルワーカーですが、意識して多ジャンルの仕事をされているのですか?

これまで仕事を広げてきたのは、クライアントさんに「これはできますか?」と聞かれたことに応えていきたいと思い、行動した結果です。

好奇心旺盛な性格なので、自分自身の興味とニーズが合致すればどんどんチャレンジしますね。その中で、自分の得意な部分やこれからのニーズを分析して発展させていっています。

カメラ撮影や広告…次なるチャレンジ!

ーー今までもさまざまな分野にチャレンジされているあさみさん、今後チャレンジしたい分野はありますか?

現在、レシピや食材の写真を自分で撮影することがあるため、カメラ撮影の技術を磨きたいと思っています。

また、サプリメント・健康食品の広告関係の仕事にもっと携わっていきたいです。「管理栄養士+薬機法」の知識を活かせれば、開発からPRまで関われますからね。

ーーあさみさんの活躍を楽しみにしています!最後に「薬機法実践力向上講座」が気になっている方に一言お願いします。

医療資格を持ち、医療ライターとして活動すると、薬機法が関わる案件に思いがけず関わることがあります。薬機法を知っておくと、薬機法に関わる案件に自信を持って受けられるようになるだけでなく、無駄に不安がる必要もなくなります。

とくにフリーランスの方は自分自身を守るためにも、“お守り”として薬機法を学んでおくことをおすすめします

薬機法実践力向上講座
医療・美容・健康系のライター/デザイナー/SNS運用者に向けて、薬機法/景表法/健康増進法/医療広告ガイドラインなどを意識した「言い換え表現」を実践的に学ぶ講座です。知識があっても、実践が不安な方におすすめです!

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執筆

薬学部卒業後、大学病院の薬剤部で研修を経て、病院薬剤師、ドラッグストア、調剤薬局と様々な職種を経験。現在は地域医療や在宅ケアに注力。
適切な情報をより多くの方へ届けるため、執筆活動中。さらに仕事の幅を広げるため、医療系取材ライター活動を開始。

趣味は旅行、ワイン、ネットサーフィン。最近フルマラソンに挑戦すべくランニングを開始。