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医療ライターに聞いた|Webライターのきついことと乗り越え方

Webライターは、時間や場所にしばられず、自分のペースで働ける点で魅力的な仕事です。しかし、インターネット上では「きつい」「稼げない」「やめとけ」といったネガティブな声も目にするでしょう

この記事では、未経験からWebライターをはじめた医療従事者が「きつい」と感じたことについて体験談を紹介します。

医療ライター

なかのふみさん

あわせて、「きつい」と感じながらもWebライターを続られる理由やつらいときの乗り越え方についてもお伝えします

助産師・看護師ライターである筆者自身の体験談も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

医療従事者のあなたが、実情を知ったうえで、Webライターとして一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

きつい・つらいと感じること【体験談】

医療従事者がライティングをはじめると、業務に慣れるまでは思いがけない場面で「きつい」「つらい」と感じることがあります。

医療ライター

なかのふみさん

ここでは医療ライターが、「きつい」「つらい」と感じた体験談をまとめました。医療ライターの体験談を通して、実情を見ていきましょう

体験談の詳細は、下記のInstagramからもご覧いただけます。

未経験だと収入が低すぎて不安

薬剤師ライターの村岡さんの最初の時給は、300円だったそうです。専業Webライターとしての活動を考えていたため「この先どうなるんだろう」と不安が大きかったと話しています

人数が多くても、信頼できる人材はごくわずかだといわれているWebライターの世界。

医療ライター

なかのふみさん

クライアントは慎重になり、最初の単価を低く設定したり、テストライティングを導入したりするケースも多いです。

お金や時間の管理が難しい

薬剤師ライターのAさんは雇用される側では経験しなかった+αの知識が必要で大変と話します。

Webライターをはじめとするフリーランスは、営業や売上管理、スケジュール調整などの管理業務をすべて自分で行わなければなりません

医療ライター

なかのふみさん

ライティング以外にも、知っておくべきことが多いため、きついと感じるのも無理はありません。

仕事とプライベートの境界があいまい

薬剤師ライターのまなみさんは「時間管理やスケジュール調整が難しい」といいます。

Webライターは、いつでもどこでも働ける反面、仕事とプライベートの切り替えが難しくなりがちです

医療ライター

なかのふみさん

営業をしても、クライアントから必ず依頼がもらえるわけではないので、スケジュール調整も難しいといえるでしょう。

育児・家事・副業の両立が大変

副業でWebライターをしている薬剤師の青野さんは「副業の時間を確保するのが大変」と話しています。臨床検査技師・細胞検査士の猫乃さんからは「育児と両立させながらの副業は、かなり厳しい」という声も聞かれました。

副業としてWebライターを続けるには、限られた時間をどう使うかが課題です

医療ライター

なかのふみさん

とくに育児が加わると、自分ではコントロールしきれない場面も多く、さらに工夫が必要になでしょう。

最初はきつくても続けたい理由

どのような仕事にもつらさとやりがいがあるように、Webライターにも続けたくなる理由があるものです。実際に、Webライターのきつさについて語った方の多くが、今もWebライターとして活躍しています。

医療ライター

なかのふみさん

ここからは、Webライターを続けたい3つの理由をご紹介します。

時間や場所にとらわれず働ける

Webライターは、いつでもどこでも働けるのが大きなメリット。パソコン作業可能な図書館やコワーキングスペース、カフェなど、場所を選ばずに仕事ができます

医療ライター

なかのふみさん

筆者は、家族が体調を崩してすぐ駆け付けられたとき、この働き方を選んでよかったと実感しました。

スキルアップで評価される

ライティング力に加え、インタビューや画像作成などの+αスキルがあると、継続案件や単価アップにつながります

医療ライター

なかのふみさん

努力した分だけ評価されると感じられることが、モチベーションアップになるでしょう。

+αスキルについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

人間関係のストレスが少ない

Webライターは基本的に在宅で働くため、医療現場に比べて人との関わりが圧倒的に少なくなります。医療系取材ライターの場合は、インタビュー先で直接お話しすることもありますが、毎日顔を合わせるわけではありません。

医療ライター

なかのふみさん

筆者は、病院勤務の経験がありますが、当時と比べて、人間関係によるストレスは大幅に減ったと実感しています

「つらい」を「やりがい」に変える方法

Webライターの魅力を知っていても、つらい一面を知ると不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

医療ライター

なかのふみさん

そこで、先輩Webライターや筆者自身も実践している「つらさをやりがいに変える方法」を紹介します

時間の余裕を作る

Webライターは、いつでも仕事ができる反面、ダラダラと働いてしまう場合もあります。「日曜日はパソコンを開かない」「18時以降は仕事をしない」など、あらかじめ自分なりのルールを決めておくと、メリハリが生まれます

医療ライター

なかのふみさん

まずは、自分がこなせる仕事量を把握し、それに見合った案件数を受けることが大切です。

記事作成のスピードを意識して作業効率を高めていくことで、時給ベースでの収入アップも目指せます。

医療ジャンルに特化し収入アップ

医療系の国家資格を活かした記事は、Googleの評価基準であるEEAT*や、YMYL*で有利です。そのため、一般のWebライターよりも収入アップにつながりやすいと考えられます

医療ライター

なかのふみさん

薬剤師のBさんは、副業で医療ライターをはじめて4ヶ月ほどで、月に6万円の収入を得られたといいます。[1

EEAT*:Googleがコンテンツを評価する基準。Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の4つの要素から構成される。[2

YMYL*:Your Money Your Lifeの略。人の健康や安全、経済的安定、社会の福利厚生に大きく影響する可能性のあるトピックを指す。正確性や信頼性が求められる。[2

コミュニティを活用する

筆者がWebライターとして活動するうえで、支えになっているのが、医療系Webクリエイターが集うコミュニティの存在です。コミュニティでは、以下の場面で助けられました。

  • スケジュール管理がうまくいかず悩んだ→相談に乗ってもらった
  • はじめての仕事で不安→具体的な対策を教えてもらった
  • 仕事がなかなか見つからない→案件を紹介してもらった

筆者が所属しているのは、医療系WebクリエイターのためのコミュニティMediWebラボです。

医療ライター

なかのふみさん

同じような立場の人たちとつながることで、スキルや情報だけではなく、精神的な面でも大きな支えになります。

やりがいのある医療系Webライターに挑戦しよう

Webライターは、きついこともありますが、医療資格を活かして挑戦できる働き方です。あなたの強みを活かして、Webライターにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

医療ライター

なかのふみさん

医療系Webライターについて、基礎からしっかり学びたい方には、講座の受講もおすすめです。

第22回「医療ライターのはじめかた講座」は、医療情報をわかりやすく届けたい方向けの講座です。エビデンスの探し方や構成の作り方など、医療系記事を作成するためのスキルを深めることができます。

看護師ライター、小林さんの講座受講後インタビューも、ぜひご覧ください。

新たな一歩を踏み出す皆さまを、心より応援しています。

医療ライターのはじめかた講座
医療者専用の医療ライター講座として2020年にスタート。約100名の卒業生が90以上のメディアで活躍中。医療資格を持つ医療・薬機法ライターによる無制限の質問添削対応が大好評!医療情報をわかりやすく届けたい方におすすめです。

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執筆

大学卒業後、助産師として産科病棟、看護師として高度治療部で勤務。現在は、医療ライターとして活動している。Medi+「医療ライターのはじめかた」講座の卒業生。マタニティヨガインストラクターの資格を持ち、女性の健康に関する分野を得意とする。リサーチに力を入れ、読み手の目線に立った丁寧な執筆を心がけています。