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【卒業生インタビューvol.7】独学で始めたWebライターから医療ライターへキャリアチェンジ!小林おすしさん

今回は、オンライン医療ライター育成講座「医療ライターのはじめかた」卒業生の看護師ライター、小林おすしさんにお話を伺いました。

すでに独学からWebライターとして仕事をされていた中、一念発起して「医療ライターのはじめかた」を受講された小林おすしさん。

受講のきっかけや、Webライター経験者が「医療ライターのはじめかた」を受講して得られたものをたっぷりと伺いました

看護師✕医療ライター小林おすしさんの自己紹介

ーー本日はよろしくお願いします。さっそくですが、おすしさんの自己紹介をお願いします。

小林おすしというライターネーム*で活動しています。案件によって本名とライターネームを半々くらいで使っています。

私はもともと、看護師として働いていました。新人の頃に小児科に配属されたのをきっかけに、大学病院とクリニック、保育園や学校で看護師として勤務してきました

2014年に妊娠・出産を機に退職し、専業主婦をしながらたまに派遣看護師をしていました。2021年からWebライターとして活動を始めて、今年で3年目です。医療ライターとして舵を切り始めてからは、ちょうど1年になります

今は医療現場で働いておらず、医療ライター1本で活動しています。

ーー専業医療ライターとして活動されているのですね。まずは、Webライターを始めたきっかけを教えてください。

1つは子育てですね。子どもが小学校に上がるタイミングだったので、子どもをなるべくサポートしたい。でも、医療資格を活かして働き続けたい思いもありました。「じゃあ両方叶えられる、在宅でできる仕事をしよう」とWebライターを始めました。

もう1つはコロナ禍です。私は出産を機に専業主婦となりましたが、大学病院時代の先輩看護師や同期がコロナ患者さんの対応をしている様子をSNSで見ていました。そんな中で、自分は資格を持っているのに活かせていない、何もできない悔しさを感じていたんです。そんなモヤモヤを抱えていたタイミングでWebライターに出会えたというのがあります。

*ライターネーム:Webライターが自分の記事に署名するときに使用するペンネーム

独学でWebライターを始めるまで

ーー「医療ライターのはじめかた」を受講する前から、すでにWebライターとして活動されていたのですか?

私は少し特殊なのですが、最初からWebライターになるぞ!と仕事を始めたわけではありませんでした。

1番最初に稼働した案件は、indeedで見つけた「看護師の転職系記事の口コミの監修やチェックをする仕事」でした。看護師として、記事の内容や口コミの真偽をチェックするようなものです。

1ヶ月ほど仕事をしたところで「記事を書けそうだから書いてみない?」と声をかけていただきました。仕事の内容が評価されたのだと思います。それをきっかけにWebライターとして活動を始めました。

私、最初は文章がめちゃくちゃだったんです。でも、担当の編集プロダクションのディレクターさんが「PREP法って知ってますか?」と基礎的なことからとても親身に教えてくれました。1回1時間くらいでマンツーマンの添削を、講義のようにしてくださって、すごくお世話になりました。

ーー仕事をしながら覚えていったのですね。とても素敵なお仕事と出会えたようですが、どのように探されたのですか?

Wantedlyというクラウドソーシングサイトでたまたま募集があり、応募しました。最初からとても良い案件に出会えて、運がよかったと思います。

現在医療ライターとして案件に応募する際は、応募したい会社のホームページやSNS、他の求人媒体も複数見るようにしています。ホームページを見るだけでも、その会社の雰囲気がなんとなく伝わりますよね。

“低単価で受注します”とホームページに書いてある編集プロダクションなどだと、「Webライターへの取り分が少なそうだな」「Webライターへのフォローが少なそうだな」と思えてしまうので、別の案件がないか探すようにしています。今はそういう判断軸を持てるようになりました。

専業看護師ライター、おすしさんの働きかた

ーーおすしさんは子育てや家事もあり大変かと思いますが、仕事と家庭は両立できていますか?

実は2週間くらい前までは、毎日稼働しないと納期に間に合わないくらいで、少しセルフブラック*になってしまっていたんです

*セルフブラック:主にフリーランス、個人事業主、経営者などで起こりやすい過度な労働。自ら長時間労働してしまう状況

仕事の質を下げないためのセルフコントロール

今は改善して、土日のどちらかは休めるように仕事を組むようになりました

休まずに仕事をしたときは、たしかに仕事は終わるし納期には間に合います。でも後で見返してみると、クオリティが低いんですよね。集中力が切れているんだと思います。

思考力が低下した状態で書いていたのに気づいて、これは大変申し訳ない原稿を納品してしまったと反省しました。品質担保のためにも、今はちゃんと休みをとるようにしています

時間に余裕があると、自分でもよい記事が書けたなと思えることが多いですし、クライアントさんからも「今回よかったね」と言っていただけることが多いです。なので、質の高い記事を書くために休むという覚悟を決めています。

専業看護師ライターとしての1日スケジュール

今は専業で、看護師資格を活かした医療ライターをしています。

朝7時半から17時、または朝8時から17時半と、お昼休憩を抜いたら1日8時間くらい働いています

業務開始業務終了実働時間(昼休憩抜き)
パターン①7:3017:008時間
パターン②8:00 17:308時間

「医療ライターのはじめかた」を受講したきっかけ

ーー受講前からすでにWebライターとして活動されていたおすしさんが、なぜ「医療ライターのはじめかた」講座を受講しようと思ったのですか?

受講前はWebライターとして、ずっと転職系記事を執筆してきました。でも、単価の限界が見えたんですよね。そんなときに医療ライターという存在を知りました。これは自分の看護師資格をもっと活かしていけるのではないかと思ったんです

でも、自分は転職系記事しか実績がないので、医療ライターの営業をしても全く受注できなくて周りに医療ライター仲間もいないので、どうやって医療ライターの仕事を取るのか?文献の引用方法は?など分からないことがたくさんありました

案件を通して教えてくれるよいディレクターさんに出会えたとはいえ、それ以外はずっと独学でした。そのため、今まで学習したところを復習し、医療ライターとしての基礎力もつけてステップアップしたいと思い受講しました

講座全体の感想とメリット・デメリット

ーー実際に「医療ライターのはじめかた」講座を受講してみていかがでしたか?

いや、なんかもう、本当にめちゃくちゃ入ってよかったと思ってて

「今までディレクターさんが言ってたのはこういう意味だったんだ」という基礎固めが最初の1.2ヶ月目でできましたし、講師陣のみなさんが経験ある方なので、非常に勉強になりました。

そんな方々と直接コミュニケーションがとれるのと、少人数体制なのがとてもよかったです

月1のオンラインzoom交流会で集まったときも、少人数体制なので1人1人が話せる時間がたくさんあったのがありがたかったです。

ーー講座を受けてみて、とくに1番よかった部分はどこでしたか?

医療ライターとしての基礎固めをできたのもよかったですが、やはり1番は薬機法*・景品表示法*・健康増進法*の基礎講座です

現役の薬機法ライターさんに直接教えていただけて、質問もできる環境がよかったですね。

「実際の案件ではこういう風に書けばいいんだ」「こういう表現もあるんだ」という発見がたくさんありました。講座動画は卒業しても半永久的に視聴できるので、今でもよく見返しています。

あと、すごく個人的なのですが、薬機法講座講師の薬機法ライター、テラさんの声がすごく好きで、癒やされながら勉強していました。現在稼働しているホームページの原稿が、まさに薬機法や医療広告ガイドラインを使うので、ガンガン講座内容を参考にさせてもらっています!

現役医療ライターさんだけでなく、現役薬機法ライターさんにも無制限で直接質問や添削対応してもらえる環境は中々無いですよね

薬機法*:医薬品や医療機器の品質や有効性、安全性の確保に関わる法律。主にWebライターが医薬品や医薬部外品、化粧品、医療機器、再生医療等製品の広告記事を記載する際に必要となる法律

景品表示法*:消費者に誤った認識をさせるような不当な広告や、過大な景品を規制する法律。規制の対象は、商品やサービスを提供する事業者

健康増進法*:国民の健康を増進するため、食品に関して健康に影響を及ぼす誇大な表示や広告を禁止する法律。景品表示法と違い、事業者だけでなく表示や広告をする全ての者が対象となる

ーーWebライター経験者のおすしさんにとって、物足りないということはありませんでしたか?

同期の受講生同士で課題の添削を見合えるので、自分以外の課題に対する添削サポーターさんたちのコメントも拝見していたのですが、受講生それぞれのスキルやレベルに合わせてコメントや添削をくださるので、物足りないと感じることはなかったです。

当時、独学でやっていたときのディレクターさんが言っていた言葉やコメントが、本当の意味で理解できました。デメリットはなかったですね。

講座受講後のおすしさんの変化

ーー「医療ライターのはじめかた」講座を受講してみて、新しく得たものはありますか?

現在やっているホームページ原稿の案件は、講座の受講中に作成した提案文を使って営業をかけて、獲得したんです。独学でWebライターをしていた時よりも自信をもって、案件に応募できるようになりました!

クライアントとの面談でも「実は医療ライターの専門講座で学んでいるんです。あと1ヶ月で終わるのですが、薬機法も学んでいます」って。自分に自信をもって言えるようになったと思います。

ーーおすしさんは受講後に、卒業生向けコミュニティ「MediWebラボ」にも入ってくださっています。実際にコミュニティに入ってみていかがですか?

講座の仲間や先輩、同期のメンバーと繋がれて、その後も続いていけるのがよいですね。

実際に書くためのノウハウは、ネットや書籍でもある程度学べると思います。でも、困ったときに頼れる医療ライターが周りにいて、オンライン上でやり取りができるというのがすごく支えになります

小林おすしが受講した、初心者向け医療ライター講座「医療ライターのはじめかた」の詳細はこちら👇
https://medi-jump.com/iryouwriternohazimekata/

▼小林おすしさんの講座卒業制作はこちら👇
こどもが熱を出したら?幼児の発熱の対処方法や受診の目安について解説

看護師ライター、おすしさんが今後挑戦してみたいこと

ーーこれから新しくやってみたい仕事はありますか?

医療ライターといえども、皆さんさまざまな活躍の場があると思うんですよね。

今後の方向性は、実は少し迷っていて。取材ライティングにも興味があるし、セールスライティングは今の案件に近いので、そのスキルを広げていくのもいいなと

今年中にどちらかを軸にしたいとは思っていますが、どちらにも行けるように動きたいですね。

これから医療ライターをはじめる方へのメッセージ

ーー最後に、これから医療ライターに挑戦しようと思っている方へメッセージをお願いします。

私はWebライターを始めて3年、医療ライターを始めて1年になります。

医療ライターという仕事は、何年やっても終わらないと最近思うんです。常に新しい情報を入れたり、勉強したりする必要があります。例えば薬機法が改正になったら学ばないといけないですし。

だからこそ、やりがいもあるし一生続けられる仕事だと思います

私もそうでしたが、未経験でもやる気があればどんどんできるようになっていくと思うので、ぜひ挑戦してもらいたいですね

小林おすしさんのSNS
この記事の執筆者

薬剤師取材ライター:岡田 なつみさん

薬学部卒業後、大学病院の薬剤部で研修を経て、病院薬剤師、ドラッグストア、調剤薬局と様々な職種を経験。現在は地域医療や在宅ケアに注力。
適切な情報をより多くの方へ届けるため、執筆活動中。さらに仕事の幅を広げるため、医療系取材ライター活動を開始。

趣味は旅行、ワイン、ネットサーフィン。最近フルマラソンに挑戦すべくランニングを開始。

X(Twitter):https://twitter.com/natsumi77102

岡田さんも受講、Medi+「医療系取材ライターのはじめかた」とは?
岡田さんも参加中!医療×Webクリエイターコミュニティ「MediWebラボ」とは?

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メディア運営・編集

京薬卒、(株)Medited代表取締役。 医療・取材ライターや医療系介護メディアの編集長業務、キャリアスクールでの講師メンター業などを経て2020年よりオンライン動画講座「医療ライターのはじめかた」メディア「MediJump」の運営を開始。2022年より医療×Webクリエイターの交流コミュニティ「MediWebラボ」をスタート。2023年に法人化し、経済産業省JStarX起業家プログラム等に採択。「医療資格は、ずっと味方」をテーマに活動しています。