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【卒業生インタビューvol.29】薬剤師でも叶う「在宅」という働き方。医療ライターのまなみさん

医療従事者のなかには、職場の人間関係の悩みや医療現場独特の息苦しさを感じている人もいるのではないでしょうか。

調剤薬局で働いていたまなみさんもそのひとり。在宅ワークに憧れはあるけれど、薬剤師には無理だと諦めていました。そんなまなみさんは、第17回「Medi+医療ライターのはじめかた講座」(2024年3月開催)を受講し、現在フリーランスの医療ライターとして活動しています。

講座を受けたきっかけやフリーランス後の生活の変化、現在の働き方についてお話を伺いました。

薬剤師からフリーランスへ。まなみさんの自己紹介

ーー早速ですが、自己紹介をお願いします。

フリーランスで医療ライターをしています、まなみと申します。

大学を卒業後、大手の調剤薬局に就職。何店舗か異動しながら管理職を経験し、薬剤師として8年半働きました。8年目に入るころに「Medi+医療ライターのはじめかた講座」を受講、その数ヶ月後に退職しました。現在はフリーランスとして医療ライターやオンライン秘書*をしています

オンライン秘書*:インターネットを通じて、企業における秘書やバックオフィス業務をサポートする在宅ワークのひとつ

「働きづらさ」から脱却。新たな働き方を見つけた

ーー薬剤師以外の仕事に興味を持ったきっかけは何ですか?

もともとは、安定した働き方が魅力で薬剤師になりました。しかし、管理職になった頃から会社の方針や人間関係に“働きづらさ”を感じてきたのです。さらにコロナ禍で現場で働く“しんどさ”も重なり、家でマイペースに仕事ができたらと、在宅ワークに憧れるようになりました。当時は臨床現場以外の働き方を知らず、他の会社に転職することも考えましたが何も変わらないだろうと諦めていたのです。

そんなとき「Medi+医療ライターのはじめかた講座」をSNSの広告で見つけ、「薬剤師の資格を活かして在宅で働ける仕事があるんだ」と興味を持ったのです。

ーーWebライターのオンライン講座を検索すると数多くの講座がありますが、「Medi+(メディタス)」を選んだ決め手は何ですか?

心配性で、準備をしっかりしてから前に進む性格なので、さまざまな講座を検討しました。悩んだ結果、医療系に特化していることが決め手の一つです。

また、どのような人が講座を運営しているのだろうと、代表のまいまいさんのインタビュー記事も調べました。個人面談で直接まいまいさんとお話したときに、この人が作る講座を受けてみたいと感じたのです。

もともと文章を書くことが苦手だったので、医療ライターという仕事を選んだことに自分でも驚いています。医療資格を活かせるという点が未知の世界のハードルを下げてくれたのかもしれません。

未経験からのスタート

ーー3か月間の講座を受けてみて、いかがでしたか?

一言でいうと、「本当によかった」です。GoogleドキュメントやDiscordといった、医療ライターとして活動していくうえで必要なツールの使い方から、ライティングの基礎までしっかり学べました

また、受講中は現役の医療ライターの講師陣に何度でも質問ができ、添削もしてもらえます。その添削がとても丁寧でわかりやすかったので勉強になりました。薬局での仕事は、対面でのやり取りが多いので、文章で何かを伝えるということが難しかったです。独学では途中で挫折していたかもしれません。

薬機法の講義も、医療ライター未経験の私には少し難しかったですね。しかし、法律の知識も活用できる医療ライターになれれば大きな強みになると感じたので、特に力を入れて勉強しました。

ーー受講後、退職という大きな決断をされてますが、後押ししたものは何だったのですか?

医療ライターという働き方を知り、積み重なっていた「つらさ」に歯止めがきかず退職を決断しました。また、今挑戦しないと後悔すると思ったんです。2024年3月に受講し、同年10月末で退職しました。

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すべて自分次第。フリーランスに転向後の変化

ーーフリーランスに転向したまなみさんは、現在どのように1日を過ごしていますか?

忙しいときは、食事とお風呂以外はずっとパソコンに向き合ってる日もあります。医療ライターとして本格的に動き出したばかりなので、いつでも全力で取り組んでいます。逆に、ひと仕事終えた後はのんびりする日もしてます。

今後、仕事のペースが安定してきたら、オフの日を作りたいなと思っています。 
集中すると他の仕事を忘れて没頭してしまうので、自分のペースで進められる医療ライターの働き方はとても合ってますね

8:00起床
9:00〜18:00オンライン秘書、合間にライター業務
18:00〜21:00食事や家事
21:00〜22:00自由時間
22:00〜25:00ライター業務
25:00就寝

「自由」の難しさ、そして楽しさ

ーーフリーランス転向後、大変だったことはありますか?

すべてが自分次第ということです。例えば、時間の使い方。私は夜型で朝起きるのがとても苦手なので、自分で仕事時間を調整できるとなるとすぐだらけてしまうのです。そのため、前日にタスクリストを作っておき、翌日タスクを終えられるように仕事をしています。

他には、収入の問題。フリーランスになったばかりで不安ですが、万が一収入がすぐ得られなくても、しばらくの間は何とかなるように準備はしていました。本当にフリーランスが続けられなくなった場合でも「薬剤師の資格が何とかしてくれる」と思っているので、今思い切ってがんばっています。

ーーなるほど。「薬剤師」という資格が保険になっているのですね。自己管理で工夫していることはありますか?

基本は自宅のデスクで仕事をしているのですが、気分転換にカフェや実家など場所を変えて作業することもあります。誰かと会って、食事やおしゃべりをするのもリフレッシュになっていますね。

モチベーションを保つために、オンラインコミュニティのメンバーさんとポモドーロテクニック*を使って、一緒に仕事をすることも。

ポモドーロテクニック*:25分の作業と5分間の休憩を繰り返して集中力を維持する方法

ーー孤独になりがちな在宅ワークでコミュニティを有効に活用されているんですね。講座受講後、仕事はどのように獲得されましたか?

講座を卒業した後は、医療系クリエイターのコミュニティ「MediWebラボ*」に参加しました。コミュニティ内では卒業生向けに案件を募集しているため、少しずつ実績を作っていきました。現在は私も受講した「Medi+医療ライターのはじめかた講座」の添削サポーターとして参加しています。

MediWebラボ*:おもにMedi+講座卒業生やすでに医療系クリエイターとして実績がある医療資格保有者が所属。

ご縁が仕事を持ってくる

ーー講座を卒業後は、「添削する側」として参加されているんですね。なぜ参加してみようと思ったのですか?

フリーランスの医療ライターとして活動していくうちに、ターニングポイントとなったこの講座にいつか関わりたいというのが1つの目標になっていました。添削サポーターの話をいただいた時は「自分にできるかな」という不安もありましたが、純粋に嬉しかったです。私自身、受講して本当に良かったので受講生のみなさん一人ひとりに寄り添っていきたいと思います。

ーー添削サポーターとしての経験は医療ライターにも活かされていますか?

一緒に添削サポーターとして参加している医療ライターさんが、どのような添削をしているのかをリアルタイムで見られるのはとても勉強になりますね。医療ライターになると、添削やアドバイスをされる機会はなかなかないですから。

また、医療ライターの基本である「テキストコミュニケーション」も日々勉強です。受講生さんに自分の思いや考えをテキストでしっかり伝えられるよう試行錯誤しています。

医療ライターとして挑戦を続ける

ーー目の前の仕事に全力なまなみさん。今後挑戦していきたいことはありますか?

現在は、紹介で仕事をいただいている状況で、実はクラウドソーシングサイトでの応募や直営業で受注したことがありません。最初の目標として、自分の力で継続案件を獲得することです。また、SNS運用といった興味がある仕事であれば何でも挑戦してみたいです。

ーー最後に「Medi+医療ライターのはじめかた講座」を受講したいと思っている方へメッセージをお願いします。

私の場合は、講座の受講が働き方を変える大きなターニングポイントとなりました。しかし、そこまで考えていなくても、働き方の選択肢を増やす手段になると思うので、少しでも医療ライターに興味があれば受講はおすすめです。

ーー本日はありがとうございました!

医療ライターのはじめかた講座
医療者専用の医療ライター講座として2020年にスタート。約100名の卒業生が90以上のメディアで活躍中。医療資格を持つ医療・薬機法ライターによる無制限の質問添削対応が大好評!医療情報をわかりやすく届けたい方におすすめです。

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執筆

薬学部を卒業し、製薬メーカーの営業を経験。その後、地域に根ざした調剤薬局や在宅訪問、施設訪問といった在宅医療に取り組む薬局に勤務。現在は、副業として医療系取材ライター活動を開始。