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【卒業生インタビューvol.30】言葉の力×Webデザインで自分の世界をひろげる薬剤師の玉尾由美さん

「この仕事、ずっと続けていくのかな」
「引退後はどんなふうに過ごそう」

人生100年時代と言われている今。そう思いを巡らせる人も多いのではないでしょうか。

薬局薬剤師として働く玉尾由美さんも、定年後を見すえてキャリアを考える一人です。薬剤師をしながら医療ライターとして記事を執筆。最近ではライティングコンテストに当選するなど、着実に成果を積み重ねています。「既知より未知が好き」と語る玉尾さん。溢れる好奇心から第2回「Medi+医療広告デザイナーのはじめかた講座」を受講しました。

リスキリングを通じて人生をより豊かにしている玉尾さんに、講座の感想やスキル維持の秘訣をお伺いしました。

先を見据えて“今”動き出す、薬剤師の玉尾さん

ーーさっそくですが自己紹介をお願いします。

薬学部を卒業後、修士課程を修了して製薬会社に就職しました。会社では薬物代謝の研究や薬事業務を担当。結婚を機に家族の転勤でアメリカへ渡り、現地での生活をはじめました。渡米中は育児で余裕のない日々でしたね。それでも「この機会に現地でしかできないことをしたい」と思い、英語学校や近くの美術館で開かれていた絵画教室に通いました。

帰国後は薬局薬剤師として復帰現在、働きはじめて14年ほどになります(2025年10月現在)。

ーー環境が大きく変わるご経験をされていますが、ご自身はどのような性格だと思いますか?

幼いころから人と話すことが得意ではなく、じっくりと考えて文章を書くことが好きでした。細かい作業も苦にならず、製薬会社での薬事業務は性に合っていましたね。

また、知らないことを知ることがとにかく楽しいと感じていて、いつも「既知より未知が好き」と言っています。

ーーとても好奇心旺盛なのですね。医療ライターをめざしたきっかけを教えてください。

薬剤師として経験を積むなかで、定年が現実的に見えてきました。友人たちも定年後に向けて新しいことをはじめており「自分も切れ目なく新しい仕事をしたい」そう考えていたときに「Medi+(メディタス)」を知りました

「Medi+医療ライターのはじめかた講座」では、ライティングスキルから執筆の場づくりまで体系的に学べました。この講座で新しいスキルを得たことが、人生の転機になったと感じています。

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医療資格を活かし未経験からWebデザイナーへ

ーー新たに「Medi+医療広告デザイナーのはじめかた講座」を受講したきっかけは何だったのでしょうか?

医療ライターとして、MediJumpで執筆したテーマが医療広告デザインでした。記事を書いていくうちに、Webデザイナーに興味を持ったことがきっかけです。自分の書いた記事が本当に正しいのか、確かめたい気持ちも芽生えました。もともと自分のホームページを作りたいという思いもあり、知見が得られるのではと決断しました。

美術館で絵を見るのが好きだったことも、どこかつながっていたのかもしれません。

ーーまさに知りたいという好奇心が受講のきっかけになったのですね。

「デザインは感性ではなく論理」だと実感

ーー医療とは離れた分野であるWebデザイナーに挑戦することに不安はありませんでしたか?

受講前は、デザインといえば感性が重要というイメージが強く、とても不安でした。

しかし、講師の北村さんが、「デザインはロジック」と教えてくださいました。それは「クライアントの要望を理解し、デザインのルールに基づいて論理的に組み立てていく」という意味で、課題を通じて実感しました。ロジカルな作業は自分の性格にも合っていたので、とても楽しく取り組めました。

また、講師の先生と画面共有しながらマンツーマンで添削してもらえたことも良かったですね。当時、私はデザインについて何も知らずに受講したので、デザインツールの一つであるfigmaの使い方をゼロから根気強く教えていただきました。大人数では遠慮して聞きづらいこともマンツーマンだと聞きやすく、迷わず進めました。

医療知識がデザインに相乗効果を生む

ーーWebデザイン講座は数多くあります。Medi+の講座が他と違うところはどんなところでしょうか?

医療広告に特化した講座であることです。医療広告ガイドライン*など、法律面は他ではなかなか学ぶことはできないかなと思います。

また、課題では自分が持つ医療知識が役立ちました。バナー広告やクリニックのサイトを分析する際に、医療従事者の視点がないと要点がつかみにくいと感じました。

医療広告ガイドライン*:正式名称は、「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針」。不当な医療広告から患者を保護することを目的に定められた指針。

ーー医療知識が強みになったのですね。受講後はどのような変化がありましたか?

講座終了後は街中の広告や医薬品パッケージに目が行くようになりました。レイアウトはどうか、文言は法的に問題ないか、分析することが楽しく感じます。

薬剤師の仕事をしている時も、忙しさを理由に流してしまっていた疑問を詳しく知ろうと意識が変わりました。医療ライターのためにも医療広告デザインのためにもバックグラウンドである医療知識を増やし続けたいですね。

学びを仕組み化して進化を続ける

ーー薬局薬剤師をしながら精力的に活動している玉尾さん。1日のスケジュールを教えてください。

日中はパート薬剤師として勤務、帰宅後に記事執筆やデザインの作業を約3時間おこなっています。

【1日のスケジュール】

7:00~11:00起床~朝食、家事、作業、勉強など
11:00~16:00薬局勤務
16:00~19:00ジム、家事など
19:00~21:00夕食をとりつつ、本業関連のオンライン勉強会を視聴
21:00~23:00副業関連のZoom
23:00~24:00作業、勉強~就寝

ダラダラしてしまわないようにポモドーロ・テクニックを活用しています。25分作業、5分休憩のリズムがあると、とても集中できるようになりました。この方法は、講座終了後に参加した「MediWebラボ*」で教えていただきました。

運動は得意ではありませんが、ジムで何も考えずに体を動かすことがリフレッシュになっています。

MediWebラボ*:おもにMedi+講座卒業生やすでに医療系クリエイターとして実績がある医療資格保有者が所属。

ーー現在、医療ライターやデザインの活動は制限されているようですが、スキルやモチベーションはどのように維持していますか?

スキルを維持するため定期的に、noteで記事を執筆したり、デザインツールを使ってバナーを作ったりしています。勉強を継続する秘訣は、前日のうちに教材やノートを目につくところに準備することです。あらかじめ勉強会や副業関連の予定を入れてしまうということも意識していますね。

また、「MediWebラボ」に参加することで、孤独にならず続けられています。居心地が良くて楽しいというだけでなく、困ったことを質問できたり、スキルの共有をしたり、仕事の面でも大きな支えになっています。

ーー今後はどのように働きたいですか?

定年退職後はフリーランスに軸足をうつし、まずは医療ライターを中心に仕事をしたいと考えています。将来的には、医療知識を活かして医薬品広告やクリニックのHP制作にも携わりたいです。

そして、子どもたちがいずれ家庭を持った時には、パソコンひとつで手伝いにいける働き方をしたいですね。

思い立った時に行動して良かった

ーー「Medi+医療広告デザイナーのはじめかた講座」が気になっている人たちに向けてメッセージをお願いします。

医療広告デザインの知識がなくても大丈夫です。講師や添削スタッフの方々が丁寧にサポートしてくださいます。

私はすぐに副業ができない状況で、受講を先送りしようかと迷いましたが思い切って面談を受けました。話していくうちに未来への道筋が見え、直近の講座受講を決意。早い段階でスキルを得られたおかげで、結果として準備期間を長くとれました

今では本当に満足しています。ぜひ、思い立った時に行動してみてください。

ーーありがとうございました。玉尾さんの今後のご活躍を応援しております。

医療広告デザイナーのはじめかた講座
医療広告ガイドラインや、デザインの法的側面を知り、Figmaで課題制作をし営業も学ぶ実践的な講座です。未経験からクリエイティブを通して、医療/美容/健康/ヘルスケア業界で活躍したい方におすすめです!

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執筆

国立大学大学院修了後、企業にて品質管理にかかわる製品の開発製造に従事。その後、調剤薬局に9年間勤務し幅広い診療科を経験。現在は、医療職の多様な働き方を発信したいというおもいから、薬剤師取材ライターとして活動している。第4回Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座卒業生。