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リード文の書き方のコツ!Webライター初心者に必要な基礎知識

Webライターをはじめたけれど、リード文の書き方が掴めない……
リード文を考えるのに時間がかかる
読者が記事を読みたいと思えるリード文を作りたい!

Webライター初心者のみなさん、上記のようなリード文の壁にぶつかっていませんか?

薬剤師ライター

AKIさん

筆者もWebライターとして駆け出しのとき、リード文をどう書けばいいのか、苦戦していました。

しかし、初心者でも必要な知識さえあれば、コツを掴んでリード文を作成できますよ
今回の記事では、リード文の必要な知識とコツをご紹介します。一緒にWebライターとして、頑張っていきましょう!

初心者が知っておきたいリード文の基礎知識4選

まず、リード文の基礎知識を紹介します。初心者Webライター向けに、わかりやすく説明しています。

薬剤師ライター

AKIさん

リード文はWebライターにとって基礎中の基礎なので、しっかりマスターしていきましょう!

リード文とは

リード(lead)とは「先導する、導く」という意味ですリード文とは、記事の本題に入る前に記事の概要を表す文章であり、「導入文」とも呼ばれています

Web記事は、大まかな構成があり、それぞれ役割が存在します。

<構成>

タイトル
リード文
本文

リード文は、タイトルと本文の間に位置し、読者を本題に導く役割を果たします。

リード文が使われる媒体

リード文は、Webメディア、企業HP、ブログ、雑誌、新聞などさまざまな媒体で使われています

最近はインターネットの普及により、紙媒体よりもWeb媒体で記事をみる機会が増えていますよね。紙媒体同様に、Web媒体でもリード文は欠かせない存在です。

リード文の重要性

薬剤師ライター

AKIさん

記事を少し読んだだけで、「気になる!もっと読みたい!」と興味を持ったり「知りたい情報と違うから、別の記事を読み直そう……」と閉じたりした経験はありませんか?

リード文は、読者が「自分の知りたいことが記事の中にあるのか」を判断する基準になります。リード文次第で、読まれる記事にも、読まれにくい記事にもなり得ます。記事の構成の中でも、リード文はとても重要だといえるでしょう。

リード文の目的

リード文の目的は、読者と記事をつなげるために、記事の内容を簡潔にわかりやすく伝えることです

記事の内容を簡潔に伝えられると、読者がスムーズに本文を理解し読み進められます。
また、リード文で読者に「記事を読むメリット」や「記事を読まないデメリット」を事前に伝えられると、記事への興味関心につながるでしょう。

リード文を書く3つの手順

実際に、リード文を書く手順を3つのステップに分けて説明します。手順に沿って、記事を完成させていきましょう。

①仮のリード文をつくる

まずは、仮のリード文を作りましょう。記事内の「重要なメインキーワード」と「読者(ターゲット)の興味を惹きつけるような文章」を意識して書くことが大切です

薬剤師ライター

AKIさん

最初に仮のリード文を作成すると、読者に伝えたい内容を追いながら記事を執筆できます。

②本文を書き上げる

次に、本文を書き上げましょう。
仮のリード文で書いた概要に沿って、丁寧に説明をしながら、読者の悩みを解決できる文章を作成しましょう

③再度リード文を確認し、本文に合うよう修正する

最後にリード文を読み返し、そぐわない部分が出てきた際は訂正していきましょう。本文を書いている間に、少しずつ伝えたいことが変わる可能性があるためです。本文とリード文の内容が合っているか確認しながら、再度リード文を訂正しましょう

ただ、もしすでにクライアント先にリード文を提出済みである場合は、クライアン側は「以前のリード文で確定」としている可能性があります。

薬剤師ライター

AKIさん

クライアントに提出済みのリード文を変更したい際は、必ず変更をするメリットと理由を付け加えて、確認の連絡を入れましょう

現役Webライターがおすすめリード文のコツ4選

薬剤師ライター

AKIさん

次に、筆者がおすすめするリード文をうまく書くためのコツ4選を紹介します。

たった4つを実践するだけで、リード文が書きやすくなりますよ。とても簡単なので、さっそく取り入れていきましょう。

①文字数は250〜300字程度(多くても400字以内)

リード文の文字数が多すぎると、記事を読むことを億劫に感じて、本文を読まずにページを閉じてしまいます。しかし、文字数が少なすぎても、具体性に欠けて本文の内容が伝わらず、記事への興味が薄れる可能性があるでしょう。

一般的な目安として、文字数は250〜300字がおすすめです。ただし、記事の種類や内容によって異なる可能性もあります。

薬剤師ライター

AKIさん

あらかじめクライアント先に文字数の確認をする、または記事掲載先メディアでの他記事を複数確認し、文字数の参考にしましょう!

②すべてのメインキーワードを入れる

キーワード検索された際に、上位表示される記事を書くためには、メインキーワードをリード文に盛り込む必要があります

メインキーワードとは、読者が検索する単語(キーワード)を指します。

薬剤師ライター

AKIさん

たとえば、現在読んでいるこの記事のメインキーワードは「リード文」「初心者」「Webライター」です。

メインキーワードは、リード文だけでなく、タイトル、本文にも入れる重要な単語です。リード文に最低1回は登場させましょう。

③ターゲットを明確にする

記事を書く前に、どんな読者がターゲットなのかを明確にしましょう。ターゲットを絞り具体的にしていくと、メインキーワードで検索するであろう読者により響く記事が書けます。

ポイントは、リード文にどういった悩みがある人向けの記事を書いているのかを入れることです。

読者に「この記事の悩みは私のことだ!」と思ってもらえたら、リード文がうまく書けているといえます。

④記事を読むメリットを伝える

一般的には、読者は「悩みを解決したいからWebで検索している」と考えられます。そこで「この記事を読むと、こんなメリットがある」と読者に伝わるリード文の記載をおすすめします

ただ悩みに共感するだけの記事だと「なにも収穫のない記事だったな。知りたい情報が得られなかった」と思われてしまいかねません。

薬剤師ライター

AKIさん

たとえば、「こんな悩みを解決できる」とリード文に入れると、読者は悩み解決のため記事を読み進んでくれるでしょう。


そして、「記事を読まないことに対するデメリット」の記載も「この記事を読んだ方が良い」というきっかけ作りになります。リード文の文字数が足りない場合は、具体例を交えて記載すると、記事を読むメリットが読者に伝わりやすくなるでしょう。

リード文の良い例・悪い例

実際の筆者のブログのリード文を参考に、良い例と悪い例を紹介します。対話形式のリード文になっています。自分にあっていると思ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。

リード文の良い例

写真提供:AKIさん

上記のリード文から、4つのコツが記載できているか確認してみましょう。

コツ4選判定上記リード文の例
文字数281字
メインキーワードアブ・虫除けスプレー・ディート
写真の太字を見ると、メインキーワードがちりばめられているとわかります。
ターゲットアブに効果のある虫除けスプレーを探している、アウトドア好きな人
虫除けスプレーは蚊がメインになることが多いですが、ここではアブと明確にし、ターゲットを絞っています。
記事を読むメリット「ディート」という成分が含まれている虫除けスプレーを選ぶとアブ対策ができる
悩みごとに対しての解決を盛り込むことで、この記事を読んでみたいと興味が出るでしょう。

以上が良い例です。
リード文のコツ4選を実践すると、記事の概要が作りやすくなるとわかりますね。

リード文の悪い例

写真提供:AKIさん

上記のリード文については、4つのコツが記載できているでしょうか。以下の表より確認してみましょう。

コツ4選判定上記リード文の例
文字数114字
文字数が少なく具体性もないため、寂しく感じます。
この記事を読む明確なメリットが感じられないので、読者が他の記事に移行する可能性が考えられます。
メインキーワード×スポーツファーマシスト・薬剤師・資格
すべてのメインキーワードが入っていません。「薬剤師」が抜けており、誰に対する悩みを解決する記事なのかわかりにくく感じます。
ターゲット薬剤師でスポーツファーマシストの資格を取得したい人
メインキーワードがすべて含まれていないため、ターゲットがわかりにくくなっています。誰に向けた記事なのか、読者がイメージできるようにしましょう。
記事を読むメリット薬剤師によるスポーツファーマシストの資格取得方法
メリットの記載がないため、「多分こんな記事だろう」と読者の想像に任せる形になっています。この記事を読むとどんなメリットがあるのか、文章で記載しましょう。

4つのコツが実践できておらず、記事の内容が伝わりにくいリード文となってしまいました。

薬剤師ライター

AKIさん

良い例と悪い例の違いはおわかりいただけましたか?

どれだけ本文の内容がしっかり書けていても、読者に興味をもってもらえなければ意味がありません。そのため、本文だけでなくリード文にも力を入れて取り組んでいきましょう。

より良いリード文作成を心がけよう

今回は、Webライター初心者に必要なリード文の基礎知識をご紹介しました。これからWebライターとして活躍していくために、ぜひ実践してみてください。

ただし、さまざまなクライアントや読者と関わるWebライターの世界では「こうしたら必ず記事を読んでもらえる」という基準はありません。試行錯誤して、より良い方法を模索していきましょう。

そして、憧れのWebライターや好きなWeb媒体を参考にし、学ぶことも大切です。いいなと思う記事にはきっと素晴らしい表現や伝え方があるはずです。

薬剤師ライター

AKIさん

筆者も、まずは好きなWeb媒体のリード文の模写や練習からスタートしました。ブログやWebライティングでは、つちかった知識を自分のモノにしてオリジナリティを出しています。

知識と努力で素敵なWeb記事のリード文を完成させましょう!

この記事の執筆者

薬剤師ライター:AKIさん

大学卒業後、調剤薬局に入社。店舗責任者兼管理薬剤師として、新店舗の立ち上げを経験。現在は外資企業に勤務。「アウトドアが好きな薬剤師」をキャッチコピーに、ブログを執筆中。自然が好き。【世界遺産、登山、温泉、ホテル】

X(Twitter):https://twitter.com/akipharmacy
Blog:https://iamakiblog.com/

AKIさんも受講した、Medi+の「医療ライターのはじめかた」講座とは?

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執筆

京薬卒、(株)Medited代表取締役。 医療・取材ライターや医療系介護メディアの編集長業務、キャリアスクールでの講師メンター業などを経て2020年よりオンライン動画講座「医療ライターのはじめかた」メディア「MediJump」の運営を開始。2022年より医療×Webクリエイターの交流コミュニティ「MediWebラボ」をスタート。2023年に法人化し、経済産業省JStarX起業家プログラム等に採択。「医療資格は、ずっと味方」をテーマに活動しています。