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文章の読みやすさは語尾で決まる!初心者Webライターが知っておくべき語尾のルールと種類

「Webライターを始めてみたけれど、私の文章このままでいいのかな?」「読みやすい文章を書きたいけれど、どうすればいいのかわからない」という不安はありませんか?

Webライターが読みやすい文章を書くには、いくつかのポイントがあります。そのうちの一つが「語尾のルールと種類」を知ることです。

今回の記事では、初心者Webライターが知っておくと良い、語尾のルールと種類を紹介します。

薬剤師ライター

すみれさん

語尾を意識することで、きっと今より読みやすい文章を書けるようになるでしょう!

語尾の重複は2回まで

初心者Webライターが意識するべき語尾のルールは、「文末表現の重複は2回まで」にすることです。

薬剤師ライター

すみれさん

なぜ語尾の重複を2回までにするべきなのか、以下の2つの文章を比べて考えてみましょう。

-悪い例-
私は1年の中で、5月が1番好きです。涼しくて過ごしやすい気候だからです。葉っぱが青々として美しいのも好きなところです。早く来年の5月が来ないかな、と今から楽しみです

語尾に「~です」が4回重複しています。何となく読みづらさを感じませんか?
語尾を変えてみると、次のようになります。

-良い例-
私は1年の中で、5月が1番好きです。涼しくて過ごしやすい気候ですよね。葉っぱが青々として美しいのも好きなところ。早く来年の5月が来ないかな、と今から楽しみです

語尾を2ヶ所変えてみただけで、読みやすくなったと思いませんか?
語尾に多様性をもたせることで、文章のリズムが整い、読みやすくなります

薬剤師ライター

すみれさん

特にWebの記事は読み流す方が多いため、文章を読むリズムの良さがとても大切です。

多様な語尾の例をご紹介

Webライターが使う語尾には、たくさんの種類があります。もっとも使いやすい「~です」「~ます」以外の語尾を、いくつかご紹介します。

最初はなかなかパッと頭の中で語尾が思い浮かばないかと思いますが、紙や付箋にメモしてPC近くに置いておくと迷った時に見返せるのでおすすめです。

【語尾の例】
・否定形(〜とはいえません。〜ません。)
・未来形(〜でしょう。〜になるはずです。)
・提案形(〜なのでしょう。〜してください。)
・過去形(〜でした。〜ことがありました。)
・疑問形(〜ではないでしょうか。〜ありませんか。)
・不確定(〜かもしれません。〜とのことです。)
・体言止め・〜もの・〜こと
・〜よね・〜ですね
etc.

否定形

否定形の語尾には、「~とはいえません」「~ません」などがあります。

今はまだ、お腹が空いていないです。⇒ 今はまだ、お腹が空いていません

薬剤師ライター

すみれさん

以下の文章のように、似た意味の違う言葉に言い換えることもできますね。

楽しみです。⇒  待ち遠しくてたまりません

未来形

未来形の語尾には、「〜でしょう。」「〜になるはずです。」などがあります。

この記事を読めば、語尾のバリエーションが増えます。
⇒この記事を読めば、語尾のバリエーションが増えるでしょう

「〜でしょう」は、「~です」「~ます」の連続を避けるために使いやすい語尾です。

ただし、初心者ライターの方だと「〜でしょう」を多用して逆に語尾が連続してしまうこともあるため注意しましょう。

提案形

未来形と似た語尾として、「〜なのでしょう」「〜してください」などの提案形の語尾もあります。

まずはブログの執筆から始めるのがおすすめです。⇒まずはブログの執筆から始めてみてください

ブログ記事では、ふきだし内のコメントして使われることも多いです。

薬剤師ライター

すみれさん

自分でブログを執筆している方は、ぜひふきだし機能も使ってみてください!

過去形

「〜でした。」「〜ことがありました」のような過去形の語尾を使うことでも、文末表現にバリエーションをつけることができます。

昔から文章を書くのが好きです。 ⇒ 昔から文章を書くのが好きでした。

薬剤師ライター

すみれさん

過去の内容や自分の体験談を執筆する時などには、過去形の語尾で使ってみましょう。

ただし、「〜〜でした。〜〜でした。」と過去形の語尾が続くと、少し幼稚な文章になってしまうため注意が必要です。

疑問形

「~ではないでしょうか?」「~はありませんか?」などの疑問形は、読者を文章に引き込める語尾です。

違和感があります。⇒ 違和感がありませんか?

リード文でも、読者の気持ちに寄り添うときによく使われる語尾ですね。読者の悩みに共感したい時に活用してみましょう。

不確定

情報が確定していない場合や断定できない場合は、「〜かもしれません。」「〜とのことです。」などの語尾を使いましょう。

我慢できないほどの生理痛は体からのSOSです。 ⇒ 我慢できないほどの生理痛は、体からのSOSかもしれません

医療記事のライティング時には、断定できない情報を執筆するケースも多いです。不確定の語尾のバリエーションをいくつか知っておくと役に立つでしょう。

体言止め・〜もの・〜こと

体言止めは、名詞で文章が終わります

作りたいのは、みんなが落ち着く空間です。⇒ 作りたいのは、みんなが落ち着く空間

「~こと」や「~もの」などの使用も、文章にメリハリをつけられます。

一番意識しているのは納期に余裕をもつことです。⇒ 一番意識しているのは納期に余裕をもつこと

体言止めは強調する印象になるので、とくに重要な文章に使いましょう

薬剤師ライター

すみれさん

使いすぎるとくどく感じる場合もあるので、注意が必要です。

~よね・〜ですね

「~よね」「〜ですね」は非常に使いやすい語尾です。リズムを整えるだけでなく、文章にやわらかい印象を与えてくれます。

今年の梅雨は雨が多かったです。⇒ 今年の梅雨は雨が多かったですよね

共感の意味をもつ語尾なので、幅広い読者が「そうそう!」と肯定できるような内容にすることがポイントです。

上記で紹介した語尾以外にも、Webライティングで使える語尾はたくさんの種類があります。

薬剤師ライター

すみれさん

普段目にする記事から「いいな」と感じるものを真似したり、「Webライター 語尾」のキーワードで検索したり、自分の使いやすい語尾を増やしていきましょう!

初心者Webライターにおすすめ!3つの語尾チェック法

ここでは、初心者Webライターにおすすめの語尾チェック方法についてご紹介します。

薬剤師ライター

すみれさん

執筆したものをすぐに提出するのでなく、以下のことを気にしてより良い文章を納品できるよう心がけましょう!

①時間をおいて読み返そう

記事が完成したら、時間をおいて読み返す習慣をつけましょう。完成した直後はしっかり確認したつもりでも、違和感を見逃している場合が多いです。

可能なら、一晩寝かせて読み返しましょう。納期まで余裕がない場合は、一度別の作業を行い脳を切り替えてから読み返すと、違和感に気づきやすいです。

②音読をしよう

記事が完成したら、音読してみましょう。心の中で読むよりも、声に出す方が修正点に気付くことができます。「音声読み上げツール」を使用する方法もあります。

薬剤師ライター

すみれさん

筆者の場合は、Wordにコピペ→読み上げ機能を活用しています。それ以外にもいくつか無料の読み上げツールがあるので、以下紹介していきます!

音読さん

テキストボックスに文章を入力すると好みの音声で読み上げてくれます。
読み上げたテキストはその場で聞くだけでなく、音声ファイル(.mp3)としてダウンロードできます。

引用:音読さん

テキストーク

日本語の文書を音声読み上げ(音声合成)することができます。

引用:テキストーク

③第三者に添削をしてもらおう

自分でチェックしていても「なんとなく読みづらい」「もっと良い文章にできないかな」と思う方には、家族や友達など第三者に見てもらうこともおすすめです。

特にライティングが未経験でゼロからスタートする場合は、添削つきの講座などを活用してみても良いでしょう。

講座内で作成する記名記事は、経験豊富な先輩Webライターの細かな添削つきです。

薬剤師ライター

すみれさん

添削受けた内容をメモして自分のものにすれば、読みやすい記事執筆をする自信につながります!

Webライターは語尾を工夫し、読みやすい文章を書こう

今回の記事では、「語尾のルールと種類」を紹介しました。語尾の重複は2回までを意識し、語尾に多様性をもたせることで、リズムが整い読みやすい文章が執筆できますよ。

特に医療ライターは、難しい内容を書くことも多いですよね。一般の方にも分かりやすい文章を作るには、読みやすいリズムがとても大切です。

薬剤師ライター

すみれさん

ぜひ色々な語尾を使いこなして、読みやすい文章執筆をしていきましょう!

この記事の執筆者

薬剤師ライター:水島 すみれさん

薬学部卒業後、ドラッグストア内の調剤薬局に勤務。さまざまな科の処方箋調剤を3年間経験。東洋医学の「自然治癒力」の考え方に惹かれ、漢方薬剤師を志す。現在は、漢方相談を通して生涯の健康づくりのお手伝いをしています。2021年からライターとして活動を開始。西洋医学・東洋医学両面から健康を考える記事を執筆していきます。

SNS(X):すみれ@副業Webライター
Blog:漢方薬剤師 すみれブログ
すみれさんも受講、「医療ライターのはじめかた」講座とは?

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メディア運営・編集

京薬卒、(株)Medited代表取締役。 医療・取材ライターや医療系介護メディアの編集長業務、キャリアスクールでの講師メンター業などを経て2020年よりオンライン動画講座「医療ライターのはじめかた」メディア「MediJump」の運営を開始。2022年より医療×Webクリエイターの交流コミュニティ「MediWebラボ」をスタート。2023年に法人化し、経済産業省JStarX起業家プログラム等に採択。「医療資格は、ずっと味方」をテーマに活動しています。