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医療ライター必見!信頼されるイラストアイコンの依頼方法を解説

医療ライターとして活動する中で、SNSやブログ、クラウドソーシングサイトなどアイコンが必要になる場面は多いですよね。

医療ライターはクライアントとのWeb上でのやりとりが多く、アイコンは自分の顔となる重要な要素です。とくに医療ライターの場合はクライアントや読者から信頼を得るため、「人」が見えるアイコンを使用したほうがよいと言われています。

看護師ライター

なかのふみさん

中には顔写真が使いにくい方もいるかもしれません。その場合はイラストアイコンの使用がおすすめです。

この記事では、医療ライターとして信頼されるイラストアイコンを作成してもらうための依頼方法や依頼の流れ、注意点について解説します。

医療ライターに向いているアイコン

医療ライターには「人」が見える顔写真のアイコンが向いています。人の健康や生活に関わる記事を書く医療ライターは、Webライターの中でも特に読者から信頼を得ることが重要です。顔が見えると、クライアントや読者から信頼が得られやすかったり関係性が築きやすくなったりするでしょう。

アイコンはあなたの魅力を伝えるツールの一つです。微笑んでいる写真の場合、相手に優しい印象を与えられます。白衣を着ていたり聴診器を持っていたりするアイコンは、専門性のアピールになります。

看護師ライター

なかのふみさん

顔写真に抵抗がある方におすすめなのが、イラストアイコンです。イラストでも「人」を感じられるアイコンであれば、医療ライターとして信頼されやすくなります

イラストアイコンの依頼先と相場

イラストアイコンの自作はハードルが高いと感じる方が多いのではないでしょうか。ここでは、イラストアイコンを依頼する場合の3つの方法とそれぞれの相場を紹介します。

スキルマーケットを利用する

イラストアイコンを依頼する方法として、スキルマーケットの利用があります。スキルマーケットとは、個人同士がサービスの売買を行うプラットホームです。価格の設定が自由なため、イラストレーターによって価格は異なります。[1]

人気のスキルマーケットの例として「ココナラ」があります。ココナラでは、希望の条件を設定してイラストレーターの検索が可能です。

看護師ライター

なかのふみさん

筆者が実際に、人物、商用利用可、無料修正回数とラフ*提案数1回、予算1000〜3000円でリアルに近いスタイルで描いてくれるという条件で検索したところ、100件以上の検索結果が表示されました。(2024年7月現在)。

ココナラは登録しているイラストレーターが多く、検索条件を細かく設定できるため自分の好きなスタイルを見つけやすいですね。[2]

ラフ*:デザイン用語で“おおまかなイメージ画像やグラフィックイメージ”のこと [3]

クラウドソーシングサイトで依頼する

クラウドソーシングサイトでも、イラストアイコンの作成を依頼できます。クラウドソーシングとは不特定の人(クラウド=群衆)に業務を外部委託(アウトソーシング)するという意味の造語です。[4]

代表的なWebサイトとして、ランサーズクラウドワークスがあります。それぞれの依頼方法と相場は以下のとおりです(2024年7月現在)。

依頼方式相場
ランサーズ直接依頼1万円〜
コンペ方式2万円〜
クラウドワークス直接依頼1000〜3000円/時間
コンペ方式3万円〜
ランサーズ・クラウドソワークスでの依頼方法と相場

直接依頼はイラストレーターを一人選んで依頼する方式なのに対し、コンペ方式は、複数人の提案の中から気に入ったものを選ぶ方式です。[5][6]

クラウドソーシングサイトとスキルマーケットの大きな違いはコンペ方式で依頼ができる点です。

看護師ライター

なかのふみさん

コンペ方式では複数の候補の中から気に入ったものを選べますが、その分相場も高くなります

好きなイラストレーターに依頼する

好きなイラストレーターがいる場合は、直接依頼するのも良いですね。DMやメールで直接依頼する場合、仲介手数料がかかりません。一方、トラブルがあったときに仲介者がいないため、個人同士で解決しなければいけない点には注意が必要です。

たとえば、納期を守ってくれなかったり音信不通になってしまったりなどのトラブルが考えられます。個人とやりとりする場合は、その人の実績や評判を確認し、慎重に依頼しましょう。

知名度やスキルにより1000〜30000円前後など、かかる費用はさまざまです。

看護師ライター

なかのふみさん

SNSのプロフィールなどに依頼の可否や方法、価格が記載されていますので、依頼前に確認してから連絡をしましょう。

イラストアイコン依頼時の注意点

はじめてイラストアイコンを依頼する場合、スムーズに依頼できるか、トラブルが起こらないかと不安になるかもしれません。実際にイラストを依頼する際の注意点を3つ紹介します。

価格と納期

まず予算と納期(=いつまでにアイコンが欲しいのか)を決めましょう。依頼先が決まっている場合は、追加料金の有無や対応内容も確認しておくと安心です。

以下は、ココナラのイラストレーターのサービス内容から抜粋した追加料金の一例です。

  • 複雑な服装や小物などの追加:1000円
  • ポーズの変更:500円
  • 作者のサイン削除:4000円
  • 商用利用:7000円

納期の平均は約1ヶ月と言われています。

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1週間程度で完了する場合もありますが、これより短い納期で依頼すると特急料金(通常の約1.5〜2倍)がかかることがあります

3日以内など、短納期を希望する場合は注意しましょう。依頼する前に、価格と納期が自分の希望に合うかどうか確認が必要です。

要望や修正への対応

要望や修正にどの程度対応してくれるのかはイラストレーターによります。「修正2回まで無料」と明示していたり、ラフ画でイメージのすり合わせをしたりする方もいます。

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要望や修正について明示されていない場合は、あらかじめ確認しておくと安心です。

商用利用と著作権

イラストレーターに、SNSや記事でのアイコンとして商用利用することを、あらかじめ伝えておきましょう

商用利用とは、自分の利益を得る目的で利用することです。医療ライターとして収入を得る目的でイラストアイコンを使用する場合、商用利用となります。

イラストレーターは、作成したイラストの著作権を持っています。イラストレーターに無断で商用利用することはできないため、あらかじめ確認をとりましょう。

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有名人やアニメのキャラクターは、著作権侵害にあたるためアイコンに使用できません[7]

依頼のシミュレーションをしてみよう

イラストアイコンの依頼先や依頼時の注意点を踏まえて、実際に依頼のシミュレーションをしてみましょう。

イラストアイコンのイメージを考える

アイコンのイメージを具体的に考え、イラストレーターに伝えられるようにしておきましょう。具体的に伝えた方が、イメージに近い作品を作ってもらいやすいです。

【イラストアイコンのイメージ例】

  • 上半身のイラスト
  • 性別:女性
  • 年齢:20〜30代
  • 性格:穏やかな印象
  • 髪型:低めのシニョンスタイル
  • 髪色:ブラウン
  • 目の色:黒に近いブラウン
  • 表情:微笑んでいる
  • ポーズ:正面を向いて本を抱えている
  • 服装:うすいピンクのスクラブ
  • 背景:水色

クライアントや読者から信頼を得るためには、顔がきちんと見える角度やポーズがよいでしょう。媒体によってアイコンが丸く切り取られる場合があるため、違和感が出にくいようなデザインが良いですね。

イラストアイコンの推奨サイズは使用する場所によって異なりますが、大きくは変わりません。Xのアイコン推奨サイズである400×400ピクセル以上を目安にしましょう。[8]

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なかのふみさん

色は、親しみやすい印象を与えるなら赤より緑や青がよいと言われています。

人に与える印象を考えて色選びをしてもよいですし、好きな色を選んでもよいでしょう。

イラストレーターを見つける

依頼するイラストレーターを見つけましょう。イラストの雰囲気やタッチをみて、自分のイメージと合致しそうかを確認します

申し込み&支払いをする

以下の内容を確認できたら申し込みます。

  • 料金と支払い方法
  • 納期
  • 商用利用の可否
  • 修正回やラフ画確認
  • 自分のイメージと合うか

申し込みのあとは、具体的なイメージのヒアリングや見積もり作成をする場合が多いです。あらかじめ考えておいた具体的なイメージを伝えましょう。

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また、このタイミングで支払いをするケースが多いため、準備しておきましょう。

イラスト案を確認する

イラストアイコン作成の過程で、ラフ画のすり合わせを行う場合があるため、しっかり確認しましょう。修正をお願いする場合は、清書の前にもう一度すり合わせの機会があるか確認しましょう。

完成品を確認する

完成品を確認します。完成後に修正を依頼する場合は、追加料金や納期延長が発生する場合もあるため注意が必要です。納得できる作品を受け取ったら、クリエイターにお礼の気持ちを伝え、気持ちよく取引終了しましょう。

医療ライターとして信頼される自分だけのアイコンを作ろう

Webライターの中でも特に医療ライターは信頼性が重要です。身近に感じられる顔写真のアイコンがおすすめですが、難しい場合はイラストアイコンにすると良いでしょう。

依頼するときは具体的なイメージをあらかじめ固め、納期や修正時の対応についても確認しておくことが大切です。

看護師ライター

なかのふみさん

イラストアイコン依頼の流れやポイントをおさえて、医療ライターとして信頼される自分だけのアイコンを作成してみてくださいね。

この記事の執筆者

助産師/看護師ライター:なかの ふみさん

大学卒業後、附属病院にて助産師・看護師として勤務する。現在は総合周産期母子医療センターで勤務しながら、医療ライターとして活動する。Medi+「医療ライターのはじめかた」講座の卒業生。マタニティヨガインストラクターの資格を持つ。医療・女性の健康に関する分野を得意とする。リサーチに力を入れ、読み手の目線に立った丁寧な執筆を心がけています。

X:​​​​​​https://twitter.com/midwife_writer

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メディア運営・編集

京薬卒、(株)Medited代表取締役。 医療・取材ライターや医療系介護メディアの編集長業務、キャリアスクールでの講師メンター業などを経て2020年よりオンライン動画講座「医療ライターのはじめかた」メディア「MediJump」の運営を開始。2022年より医療×Webクリエイターの交流コミュニティ「MediWebラボ」をスタート。2023年に法人化し、経済産業省JStarX起業家プログラム等に採択。「医療資格は、ずっと味方」をテーマに活動しています。