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【卒業生インタビューvol.11】医療ライターを“お守り”に海外移住を実現!歯科衛生士のまりりんさん

「長い人生で、一度くらい海外で生活をしてみたい!」

海外移住に憧れがあるものの、現地での仕事や暮らし、収入、ビザなど、実際に生活をするためには多くのハードルが立ちはだかります。

日本で歯科衛生士として働いていた、まりりんさんは海外移住を目指し、医療ライターになろうと決意。第13回オンライン医療ライター育成講座「医療ライターのはじめかた」(2022年10月開催)を受講しました。

医療ライターで収入を得ながら、フィンランドで就職活動をおこない、歯科看護師として働けるようになったまりりんさん。講座を受けたきっかけや卒業後の生活、海外生活における医療ライターのメリットを教えていただきました。

フィンランドで歯科看護師として働く、まりりんさん

ーー最初に、自己紹介をお願いします。

まりりんと申します。2008年から歯科衛生士として働いて11年目です(取材当時)。そのうち約2年は企業に勤めていました。現在はフィンランドで歯科看護師として働いています。

勤めている歯科医院は、とてもインターナショナルで、インド人やスウェーデン人、ギリシャ人の歯科医師、ロシア人の看護師と一緒に働いています。患者さんもさまざまな国籍の方がいるので楽しいですね。

ーー海外で働き、暮らしているのですね。以前から海外移住に憧れがあったのでしょうか?

はい。元々海外旅行が好きで、2017年にワーキングホリデーに行ってから海外移住への想いが強くなりました。

フィンランド在住の友人にも「1回でも住んでみたいという気持ちがあるなら就職活動を頑張ってみれば」と応援してもらいました。ビザの年齢制限も後押しになったんです。

海外生活への足がかりに。医療ライターへの挑戦

ーー海外移住を目指して動き始めたまりりんさん。「医療ライターのはじめかた」を受講したきっかけは何ですか?

医療資格があっても、現地で仕事を得るのは本当に難しいんです。海外で暮らしていくためには、生活費の確保が必須ですから。

だから、オンラインで日本の仕事をできれば、フィンランドに滞在しながら収入を得られると考えました。そんなときに、Medi+を運営しているまいまいさんと共通の知人に「医療ライター」という職業を教えてもらいました。

医療ライターであれば、医療資格を活かしつつオンラインでの仕事もしやすくなるので!

ーー受講に際して、不安はありましたか?

はい。文章を書くのに苦手意識があった私は、医療ライターに向いているか不安で……。受講前から個人のnoteで発信することもありましたが、伝えたいことを文字にすると、どうしても口語中心の文章になってしまって、けっして読みやすい文章ではありませんでしたね。

当時は自分が文章を書くことを仕事にするとは、思ってもみなかったです。

また、これまでの受講生さんは薬剤師が多いと聞いていたので、歯科衛生士である自分でも仕事につながるのか、学びがあるのかというのも不安のひとつでした。

そんな時に、まいまいさんとお話して、医療ライターの基礎知識や薬機法などを学べると知りました。医療ライターとして必要な知識が詰まった講座だと確信したんです。

「実際にやってみないと好きか嫌いかわからない」「+αのスキルが得られるなら」と、医療ライターへの期待を抱きつつ、講座受講を決意しました。

ーー実際に受講してみていかがでしたか。

動画で受講する講座なので、日本と時差のあるフィンランドに滞在中でも無理なく進めることができました。課題に取り組んでいるときや、受講後にわからないことがあったときに、何度も動画を見直せるのもメリットですね。卒業後も半永久的に観られるので、今でも疑問に思ったときは講座を見返しています。

また、まいまいさんは丁寧に質問に回答してくれるので、ちょっとした疑問も聞きやすかったです。卒業後に参加できるコミュニティ「MediWebラボ」では、クライアントワークでわからないことを質問すると医療ライターの先輩方が優しく返答をくれるのでとても助かっています。

ーー今でも活用いただいててうれしいです!受講中の苦労はありましたか?

卒業制作のテーマ選びにもとても悩んだのをよく覚えています。

講座内で全員、卒業制作で医療記事を執筆するのですが――文章を書くのが苦手な方にもおすすめの本を紹介するなどさまざまな方法でモチベーションを上げてくれるので、最後まで意欲的に取り組めました。

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ーー講座卒業後、医療ライターとしてどのような仕事をしていますか。

現在は、歯科医院のホームページに掲載するスタッフブログを執筆しています。内容としては矯正やインプラント、マウスピース矯正などのテーマがメインです。

クライアントからテーマを渡されて執筆することが多いですね。自身があまり知らない分野の記事を書くこともあるので、知識のアップデートに役立っています。実際に執筆した内容が、歯科看護師の仕事に結びついた経験もあります。

ふだんは英語で仕事をしているため、日本語で執筆するのが息抜きになる瞬間もありますね。

ーー医療ライターに歯科看護師と、とてもお忙しそうなまりりんさん。1週間のスケジュールを教えてください。

現在、週4日ほど午前中に学校に行きフィンランド語を学び、平日のその他の時間で歯科看護師として働いています。

医療ライターはスキマ時間と土日を活用していますね。学校と仕事の合間にリサーチや構成作成、移動時間に本文執筆といった形です。締切に間に合わないときには、土日にまとめて執筆しています。

ーー海外生活をするうえでの医療ライターのメリット・デメリットはなんでしょうか。

観光ビザで海外に滞在している人の多くは、オンラインの仕事で生計を立てている人だと思います。

私は幸運にもフィンランドで歯科看護師としての仕事を得て、就労ビザで滞在していますが、現地で仕事を探すのはとても難しいです。オンラインで完結する医療ライターのスキルがあることは、海外で生活するうえで安心材料になりますね。

ただメールなどの連絡や仕事の締切は時差に配慮するなど、日本時間を意識して働く必要があります。締切が日本時間の12時までだったら、フィンランド時間の朝5時になるので前日に出さないといけない……という形です。

ライフイベントにも柔軟に対応できる、医療ライターの仕事

ーー医療ライターをしながら歯科看護師として仕事を得られたまりりんさん。これからもフィンランドでの生活を続けるのですか。

ちょうど就労ビザの延長申請をしたところで、許可が下りればさらに2〜4年フィンランドに滞在できる予定です。フィンランドでの生活がとても気に入っているので、生活の基盤が固められればうれしいですね。

まだ先のことはわかりませんが、医療ライターなどのオンラインの仕事は、結婚や出産などのライフイベントがあっても柔軟に対応できると思っています。

現在いただいてる案件を大事にしつつ、継続して案件をもらえるように頑張りたいですね。

ーー最後に、受講を考えている方にメッセージをお願いします。

Webライターの知識やスキルを無料で学べる場は多いです。実際に独学でスキルを習得して「Webライター」を名乗る方も多くいますが、私は講座でWebライティングの基礎やノウハウを教えてもらうことで、自信を持って医療ライターの活動を始められました。

特に「医療ライターのはじめかた」は医療ライターに特化して、医療者目線でさまざまなアドバイスがもらえます。医療ライターに特化したノウハウを教えてもらえるのは、医療者としての強みを活かすうえでメリットだと、受講して改めて思いました。

「やらない後悔よりは、やった後悔」という言葉がありますが、少しでも面白そうと思えるなら実際やってみる。継続できそうならそのまま続けてもいいし、いい経験だったなと終わらせてもいい。やってみて気づくという経験はとても大切だと思います。

ーー本日はありがとうございました!

医療ライターのはじめかた講座|Medi+
医療者専用の医療ライター講座として2020年にスタート。約100名の卒業生が90以上のメディアで活躍中。医療資格を持つ医療・薬機法ライターによる質問添削が大好評!医療情報をわかりやすく届けたい方におすすめです。

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執筆

薬剤師。大学卒業後、総合病院に勤務し、内科・泌尿器科・透析科・循環器科での服薬指導を経験。日本糖尿病指導療法士、栄養サポートチーム専門療法士、心不全指導療法士の資格を有する。現在は未就学児2人を子育てしながら病院薬剤師として従事、現場経験をもとに医療ライターを行う。