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【卒業生インタビューvol.21】医療とWebの架け橋に。副業で医療ライター、放射線技師の佐藤おさむさん

「医療ライターになったけれど、なかなか文字単価が上がらない」
「もっと効率よく収入を得たい」

Webライターの中でも文字単価が高いといわれる「医療ライター」。それでも思いのほか収入が得られない方も多いのではないでしょうか。
医療ライターの佐藤おさむさんも同じ悩みを抱え、仕事の幅を広げるべく第2回「Medi+薬機法実践力向上講座」(2024年9月開催)を受講しました。受講後は案件が増えただけでなく、仕事の幅が広がり、記事単価も上がったそうです。
今回は、佐藤さんに講座を受講したきっかけや受講による変化など、たくさんお話をしていただきました。

副業で医療ライターとして活動中、佐藤おさむさん

ーー本日はよろしくお願いします。早速ですが、自己紹介をお願いします。

診療放射線技師の佐藤おさむです。病院で働いており、2025年3月時点で21年目になります。管理職も兼任しているため、検査以外に病院のWebサイトや予約システムなどの広報業務も担当しています。

医療ライターは活動をはじめて3年半経ち、医療記事執筆以外にも、コンテンツの薬機法チェックやファクトチェック、リライト、サイト制作なども請け負っています

広報の仕事をきっかけに副業を開始

ーー副業として医療ライターをはじめたきっかけは何ですか?

勤務している病院のサイト制作に以前から携わっていたため「このスキルを副業にできないかな」という思いがありました。しかし当時は子どもが小さく、育児に時間を割いていたため、余力がありませんでした。

本格的に副業を開始したのは、子どもが中学生になり少し時間に余裕ができたタイミングです。塾代などお金がかかるようになったこともあり、医療ライターとして活動をはじめました。

独学で必死に執筆した1年間

ーー現在は薬機法チェックやサイト制作など多岐にわたるご活躍をされていますが、どのように医療ライターをはじめましたか?

ライティングスキルは本を参考に独学で習得しました。クラウドソーシングサイトに登録し、医療記事の案件に応募していましたが、まったく経験がなかったため、テストライティングで落ちてばかりでした

しかし、1社だけ良いご縁に恵まれ、人間ドックに関する医療記事の執筆を受注できました。お恥ずかしい話ですが、当時医療ライターとしての知識が浅かったので、提出した記事は修正で真っ赤だったのをよく覚えています。

とても大変でしたが、必死に食らいついていき、案件が終わるまでの約1年間は専属ライターのように働きました。このときの経験が今も役立っていると思います。

ーー当初の仕事量はどのくらいでしたか?

1記事あたり約1万文字執筆する仕事で、月1本が限界でした。徐々に執筆スピードが上がり、月に2〜3本の記事を書けるようになりました。この1年間でライティングスキルがとても鍛えられ、実績もできたので、どんどん受注が増えていきました。

「薬機法チェック」という新たな働き方 

ーー順調に医療ライターとして活動していた佐藤さんが「Medi+薬機法実践力向上講座」を受講したきっかけは何ですか?

医療ライターとして執筆の仕事は順調に受けていたのですが、作業量が多くなり、とても疲れていました。そんなとき「医療記事の薬機法チェックはできますか?」という依頼をいただいたのです。

実際に依頼を受けてみると、知識さえあれば、執筆よりもチェックする仕事のほうが効率的でした。そこから、仕事の軸足を「執筆」から「薬機法や医療広告ガイドラインのチェック」に移すことを考えはじめました。本格的に薬機法チェックを専門に仕事をするのであれば、正しい知識を身につけようと思い、講座受講を決意しました。

実践力重視で選んだ「Medi+薬機法実践力向上講座」

ーーたくさんの講座の中からMedi+の講座を選んだ理由は何ですか?

勉強のため、SNSで薬機法に関する発信をよくチェックしており、講師の玉井さんもその一人でした。そんなとき、偶然にも第2回「Medi+薬機法実践力向上講座」の募集を見つけました。

Medi+の講座は薬機法だけではなく、医療広告ガイドラインや景品表示法、健康増進法などをまとめて教えてくれます。薬機法の資格を取ることが目的ではなく、実践的ですぐ実務に使える知識を習得することが目的となっている点が決め手でした。

ーー受講してみた率直な感想をお願いします。

課題は量が多いだけでなく内容が充実しているので、どのテーマも奥深く、なかなか1回では覚えられませんでした。卒業して思うのは、2回、3回と繰り返し復習する時間をしっかり確保した上で参加をして、もっと余裕をもって取り組みたかったです。

ただ、講座動画は卒業後も見返せます。迷ったときにすぐ調べられるので、仕事への不安がなくなっていきました。

薬機法に自信!仕事の幅も広がる

ーー講座の中で実践的だと感じたエピソードはありますか?

じつは講座を受けながら、どんどん営業もかけて薬機法関連の仕事を受注していました。ちょうど受講中に、果物農家さんから「果物から石鹸やお茶を作って、地域の特産品として販売したいため、広告文を作成してほしい」という案件を受けました。

『果物の成分で肌がきれいになる』と謳ってしまうと抵触の恐れがあります。法律に違反しない範囲でどのような表現やアピールができるかが課題でしたが、ちょうど講座で近い事例があったため、参考にしながらクライアントに提案ができました。

教科書だけではわからない、実例にもとづいたテーマで学べるため、迷ったときは講座動画を見返しつつ、講座と案件を同時進行していました。仕事しながら講座を受講するのはとても大変でしたが、リアルタイムで実践するので身についていく実感がありましたね。

ーー受講後、仕事に変化はありましたか?

「医療記事の薬機法チェックもできます」とアピールすることで、執筆と薬機法チェックの仕事両方を任せていただくことが増え、結果的に単価が約2倍に上がりました

また、受講後はクラウドソーシングサイトで「薬機法・景品表示法・医療広告ガイドライン対策」のパッケージを自信を持って売り出せるようになり、依頼も順調にいただいています。ほかにもロゴデザイン作成の依頼などデザイン系の仕事の相談もいただくようになり、どんどん仕事の幅が広がっています

放射線技師×医療ライター、佐藤おさむさんの1日のスケジュール

ーー副業で医療ライターとして活動している佐藤さん。1日のスケジュールとどのように時間を捻出しているのか教えてください。

普段は9時から18時まで病院勤務しているため、昼休みと帰宅後の時間に記事執筆をしています。また、夜勤が週に1回あり、夜勤入りと明けの日、日曜日を含め週3日ほど日中に仕事をしています。隙間時間を合わせると、週30時間ほど稼働しています。自分のペースでできる在宅の仕事は非常に働きやすいです。

医療ライターとしての仕事が好きなので、休日なくずっと働いていてもストレスを感じないのですが、唯一子どものバスケットボールの試合は毎回見に行きます。それが自分のリフレッシュ方法になっています。

医療とWebの架け橋としてさらに広がる活躍の場

ーー今後注力していきたい分野や仕事はありますか?

今後は医療系クライアントとWeb 制作チームのあいだに立つ“調整役”に挑戦したいと考えています

記事制作の依頼を重ねるうちに、デザインやサイト制作についての相談も増え、デザイナーさんやプログラマーさんと一緒に仕事をする機会が多くなりました。その現場で感じたのは、互いの業界を十分に知らないために生じる誤解や行き違いが意外に多いことでした

私は、病院勤務とWeb コンテンツ制作、どちらの経験もしています。どちらも理解している立場を生かし、医療現場の意図と制作側の技術を結びつけるマネジメントを担いたいと考えています。

今後は、診療放射線技師と医療ライターの仕事、そして新たにマネジメント業をそれぞれ自分のペースで両立したいですね。今回薬機法を学び、仕事の幅が広がったおかげで、働き方や提供できる価値を改めて考えるきっかけになりました

ーー最後に、今まさに「Medi+薬機法実践力向上講座」が気になっている方に向けてメッセージをお願いします。

「実践力向上講座」というだけあって、本当に実践的な内容が学べるので即戦力として働きたい人にとって最適な講座だと思います。すでに薬機法の資格を持っていても、その知識の活かし方がわからない人もヒントが得られると思います。

ーー本日はありがとうございました。

薬機法実力向上講座                                         医療・美容・健康系のライター/デザイナー/SNS運用者に向けて、薬機法/景表法/健康増進法/医療広告ガイドラインなどを意識した「言い換え表現」を実践的に学ぶ講座です。知識があっても、実践が不安な方におすすめです!

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執筆

薬学部を卒業し、製薬メーカーの営業を経験。その後、地域に根ざした調剤薬局や在宅訪問、施設訪問といった在宅医療に取り組む薬局に勤務。現在は、副業として医療系取材ライター活動を開始。