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【卒業生インタビューvol.23】薬機法でクライアントの悩みに貢献。フリーランス管理栄養士ライターの高木みなこさん

医療系国家資格を持っているからこそ依頼される薬機法関連のお仕事。しかし、実際に対応するには専門知識が必要で、独学では限界を感じている方も多いのではないでしょうか?

特別養護老人ホームで管理栄養士として10年間働いた後、フリーランスの管理栄養士ライターとして独立した高木みなこさんもその一人。第3回「Medi+薬機法実践力向上講座」(2025年2月開催)を受講し、実践的な薬機法の知識を身につけました。そんな高木さんに講座の感想や現在の働き方についてお話を伺いました。

施設管理栄養士から、医療ライターへの道

ーー早速ですが、自己紹介をお願いします。

フリーランス管理栄養士ライター、高木みなこと申します。管理栄養士の国家資格を取得してから11年になります(2025年6月現在)。

新卒で大手委託給食会社に入社し、特別養護老人ホーム*(以下、特養)に配属され、調理業務に従事。そのあと、滋賀県の特養に転職して、要介護高齢者の栄養ケアマネジメントを担当、法人内の新施設立ち上げにも携わりました。そして都内の特養に転職後、副業でWebライターをはじめ実績を積み上げて独立し、現在に至ります

現在は取材やYouTube台本、X運用、LP*ライティングなど幅広く手がけています。

特別養護老人ホーム*:自宅での生活が困難な要介護状態の高齢者が入居できる公的な介護保険施設のこと。略して「特養」と呼ばれる。

LP*:ランディングページ(Landing Page)の略称。主に広告やSNS、検索結果などからユーザーが最初にアクセスするWebページ。

副業時代の過酷なスケジュール

ーー元々は管理栄養士として働いていた高木さんですが、フリーランスになるまでの道のりを教えてください。

正直、早く会社を辞めたいという気持ちが強くありました。転職を繰り返していたこともあり、定年まで同じ場所で働くことに違和感を感じていたんです。

副業としてWebライターをしていた時は本当に大変でした。朝3時に起きて5時まで執筆、7時から8時の間に職場へ移動し、17時まで勤務。帰宅後は19時から22時まで再び執筆してから就寝という生活を続けていました。仕事中は本当に眠くて、パソコンの前で眠気に襲われることもしばしばありました。

独立後の1日のスケジュール

ーー独立の決断はどのようにしましたか?

2023年1月にWebライターをはじめて、月5万円稼ぐのに1年かかりました。そこから3月までに10万円稼ぐという目標を立て、逆算して案件獲得数や応募数を計算し、実際に達成できました。ボーナスをもらうタイミングで退職し、フリーランスとして独立しました。

ーー現在のフリーランスとしての1日のスケジュールを教えてください。

現在は在宅ワークが中心で、朝6時に起きてスマホでX運用の仕事を1時間ほどおこないます。そこで起きるか2度寝するかはその日の気分次第ですね(笑)。

朝9時から12時(または10時から13時)は午前の仕事時間で、取材やミーティング、記事執筆、講座の課題などに取り組みます。12時から14時はお昼休憩で、ご飯を食べたり動画を見たりしています。

14時から18時までは午後の仕事時間で、作業の進捗状況によって内容を調整しています。18時から19時は夕食とリラックスタイム。19時以降は体調や案件の状況によって、22時に寝ることもあれば、深夜2時まで作業することもあります。

独立してからは休みなく働いてきましたが、さすがにしんどくなり、最近は月1〜2回は休みを取るようにしました。実際休んでも収入に大きな変化はなかったので、休息の大切さを実感しています。

2度の挫折で感じた知識不足

ーーWebライターとして、SEO記事だけでなく取材やLPライティングもおこなっていますが、今回「Medi+薬機法実践力向上講座」を受講したきっかけは何だったのでしょうか?

これまで薬機法に関わる仕事のタイミングは2つありました。

最初は、フリーランスになる前に直営業をしていたところ、薬機法を意識したサプリメントに関する記事の依頼が来たんです。単価3万円、文字単価6円という高単価案件で嬉しかったのですが、納品後にリーガルチェックで多くの修正が入り、契約終了になってしまいました

次は、独立後にお世話になっていたクライアントから「薬機法チェックをお願いしたい」というご相談をいただいたことです。管理栄養士の資格を持っていることが、薬機法関連の仕事と親和性があると感じていただけたそうで、ぜひ貢献したいと思いました。ただ、過去に挫折経験があったので、今度はちゃんと勉強しなければと思い、講座受講を決めました

4ヶ月間の集中講座でつかんだ自信

「Medi+薬機法実践力向上講座」卒業生のモトミさんと食事会の様子

ーー講座の内容はいかがでしたか?

第3回から4ヶ月間の講座に変更になり、1ヶ月目は薬機法の基礎や広告の3要件、2ヶ月目は化粧品・健康食品、3ヶ月目は景品表示法・医療機器、4ヶ月目は卒業制作という流れでした。

正直、大変でした。2週間ごとに2時間の動画を視聴し、4つの課題をこなすというハードスケジュールで、時間管理が大変でした。私は1週間で動画を見て、もう1週間で課題に取り組み、前日や月曜日の午前中に提出することが多かったですね。

ーー特に印象的だった内容はありますか?

薬機法のガイドラインは膨大ですが、その中からよくある事例を抜粋して実践的に学べたのが良かったです。課題では広告動画や、その台本、SNS投稿内容の薬機法チェック。商品情報や文献を用いたファーストビューや広告作成など、実際の薬機法の仕事がどういうものかを理解できました。

講師の玉井さんにいつでも質問できる環境や希望制の1on1面談で、仕事の獲り方から直接相談できたのも心強かったです

ニーズに応えられる管理栄養士ライターを目指して

ーー講座を受けて変わったことはありますか?

大きな変化はまだありませんが、薬機法の仕事を自信を持って受けられるようになりました。困った時の調べ方や対処法がわかったので、案件が来ても対応できるという安心感があります。

ーー今後の目標を教えてください。

取材で培ったヒアリング能力と、今回学んだ薬機法実践力を活かして、消費者に商品やサービスの魅力を伝え、企業様の売り上げに貢献できる管理栄養士ライターになりたいと思っています

特養で管理栄養士として働いていたとき、“最期の食事”の希望を叶えるため、利用者の方やその家族のニーズや意向をヒアリングしていました。このときに身につけたヒアリング能力が、クライアントからニーズを聞きだし、より良いコンテンツを作ることにつながっています。

単に案件を指示どおりにやるのではなく、クライアントやディレクターの奥底にあるニーズをしっかり汲み取って提案し、価値提供できる管理栄養士ライターになりたいと思っています。

ーー最後に、薬機法講座を受講したいと思っている方へメッセージをお願いします。

薬機法実践力向上講座は、Medi+(メディタス)の講座の中で1番レベルの高いコースだと思います。薬機法を勉強したいけど独学が難しいという方に非常におすすめです。

「医療系の国家資格がないと受けられないのでは……」と思われる方もいるかもしれませんが、薬機法に関しては資格がなくても受講できます。ただし、ある程度クライアントワークをやっている方や広告関係者、営業経験がある方が良いかもしれません。

薬機法ができるようになると、間違いなく単価は上がります。医療ライターとして幅を広げたい方やレベルアップしたい方、広告に携わっていて薬機法がわからない方にとって、とても良い講座だと思います

4ヶ月間の講座や質問環境を使いこなして、時間管理をしっかりおこなえば、きっと成果につながるはずです!

ーー本日はありがとうございました!

薬機法実践力向上講座                                         医療・美容・健康系のライター/デザイナー/SNS運用者に向けて、薬機法/景表法/健康増進法/医療広告ガイドラインなどを意識した「言い換え表現」を実践的に学ぶ講座です。知識があっても、実践が不安な方におすすめです!

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執筆

新卒で調剤薬局勤務後、派遣薬剤師として製薬メーカーでの電話応対、大学病院での治験にも携わってきました。現在は病院勤務をしながら、ただ薬の情報提供だけでなく、病気が重くなるのを未然に防ぐためにはどうすれば良いか、を考えることをモットーに、ライター活動を行っております。
単に薬という点でなく総合的に健康を面で支えることができるよう、情報を発信していきます。