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医療系メディアディレクション講座リリース!医療ライターからのスキルアップ【前半】

医療者専用リスキリングスクールMedi+(Meditasu)は、2026年2月16日にオンラインイベント「【医療系メディアディレクション講座リリース】医療ライターからのスキルアップ」を開催しました!

2026年2月現在、Medi+では「医療ライターのはじめかた講座」「医療系取材ライターのはじめかた講座」「医療系広告デザイナーのはじめかた講座」「薬機法実践講座」「オンライン漢方相談のはじめかた講座」「医療系メディアディレクション講座」の6つの講座を開催しています。

医療系メディアディレクション講座」は、2年ほどかけて大幅にリニューアル!2026年3月2日から第1回の開講を予定しています。

今回は、Medi+ディレクション講座講師のえるもさんと、講座サポーターでディレクション経験のある松本さんが登壇。Medited代表のまいまいさんが進行を務めました。

医療ライターの「次のキャリア」として、メディアディレクターを目指す方も多いでしょう。医療資格者が医療系メディアのディレクターとして活躍できる理由や、そのために身につけたいスキルなど、経験談を交えてたくさんお話を伺いました!

登壇者紹介

【ゲスト】
Medi+ディレクション講座講師
編集者/ディレクター/メディア編集長:えるも

新卒でアフィリエイトの営業を経験後、新規事業立ち上げを担当。新卒3年目のタイミングでフリーランスライター・ブロガーとして独立。SEOからインタビューまで、幅広くライティング案件を受けるかたわら、個人で美容メディアを運営。
現在はメディア編集長、編集、コンテンツディレクターなど、コンテンツ制作を中心に幅広く活動中。ライターチーム『ネコノテ編集部』の代表や、ライタースクールの運営・講師を務める。

【ゲスト】
Medi+ディレクション講座サポーター
薬剤師/医療ライター/ディレクター:松本萌

フリーの薬剤師ライター。Medi+の第10回「医療ライターのはじめかた」第1回「薬機法実践力向上講座」を受講し、一般の方向けの医療・健康・美容に関する記事執筆やディレクション、監修を行なっている。現在はMedi+「医療ライターのはじめかた」添削サポーターでもあり、ライター未経験の受講生に対する文章の添削やフィードバックも行う。Medi+ディレクション講座の医療系メディア部分を担当。

【進行】
(株)Medited代表取締役社長:松岡磨衣子

元薬局薬剤師。新卒半年で「左顔面神経麻痺」となり”医療資格を活かし、ライフイベントに合わせて働ける働き方”を模索。
医療ライターやデザイン業務を行う中、コロナ禍により医療者からのキャリア相談が増えたことから、2020年に「医療ライターのはじめかた」講座・メディア「MediJump」の運営を開始。2022年より医療×Webクリエイターの交流コミュニティ「MediWebラボ」をスタート。2023年に法人化し、経済産業省JStarX女性起業家プログラムや東京都主催APTwomen等に採択。「医療資格は、ずっと味方」をテーマに、医療者の働き方の選択肢を増やす事業運営をしています。

医療系メディアディレクターとは?

まいまい:本日はよろしくお願いします。(株)Meditedの事業のひとつ、Medi+は「医療資格保有者の働き方の選択肢を増やす」をテーマにしながら、医療資格保有者専用のリスキリングスクールを構築しています。

今回ファシリテーターを務める、まいまいと申します。本日は「医療ライターが医療系メディアディレクターにスキルアップする方法」をテーマにお話を伺っていきます。早速、医療系メディアディレクターとは、どのような仕事をするのかをお伝えいただければと思います。

えるもさん:メディアディレクターとひとくちに言っても、本当にさまざまな仕事があって「なんでも屋さん」といっても過言じゃないですね。

進行ディレクションとして、スケジュールやWebライターの管理そして、記事の品質管理として、編集という仕事がありますさらにステップアップすると、メディア分析やWebライターチームの構築などの仕事が求められることもあります
具体的には、クリニックのブログ記事制作の進捗管理や、医療広告ガイドラインのチェック、医療機器メーカーの取材記事の進捗管理や品質管理などが、医療系メディアディレクターの仕事です。
メディアやクライアントによっても違いがあるので、一言で説明するには難しい仕事ですね。

松本さん:医療系メディアディレクターとは、クリニックのブログや医療記事を掲載しているメディアなど、医療系メディアのディレクターを指しています
医療系とはいっても、医療機器やヘルスケア分野、美容系など、とても守備範囲が広いです。業務内容は、えるもさんもおっしゃっていたとおり、クライアントによってかなり違う印象ですね。
そのため、ディレクターとして稼働する前には、クライアントと「ディレクターとしてどの業務を必要としているのか」を事前に確認することが大事だと感じています。

基本的な業務としては、構成作成や医療ライターへの依頼、編集・添削、フィードバックがメインですもっとメディアの内部に近い仕事になると、企画作成やキーワード選定、入稿作業また、記事公開後のPV数などの数値確認をした上で、クライアントと密にミーティングをするイメージです
私は実際に、弊社メディアのMediJumpや医療系ベンチャー企業、編集プロダクションのディレクションを経験しています。

まいまい:医療系メディアディレクションといっても、本当にメディアごとに全然業務が異なりますよね。弊社メディア「MediJump」では、過去松本さんにSEOディレクター業務をご依頼していました。

松本さん:はい、MediJumpでは、毎月まいまいさんと定例ミーティングでキーワード選定や記事の方向性の擦り合わせをした上で、進捗管理や編集、入稿をしていました。
Medi+講座卒業生が現在80名ほど在籍しているコミュニティ「MediWebラボ」にて、医療ライターの募集や初回のミーティング、構成チェック、添削後のフィードバックもあわせておこなっていました。

医療系ベンチャー企業のメディアでは、すでにクライアント側でキーワード選定をしているので、ディレクターが構成作成し、専属の医療ライターさんへ依頼、添削を担当しています。
編集プロダクションのディレクター業務は、主に各担当の方たちのスケジュール管理です。医療ライターさんをはじめ、薬機法チェックや構成作成、編集、入稿を担当する人がそれぞれ分かれているので、各担当の方たちの進捗を管理して、期日どおりに終えられるように調整しています。

えるもさん:メディアによって任されることが変わるのが、メディアディレクターの特徴かなと思います。メディアディレクターはいわゆる「総合格闘技」ですね

医療資格者が医療系メディアのディレクターに強い理由

まいまい:次は、医療資格保有者が医療系メディアのディレクターに強い理由をお伺いしていきます。

医療情報の取り扱いができる

松本さん:まず1つ目は「医療の専門知識がある、医療情報の取り扱い方がわかる」という点ですね

医療の専門知識があることで、記事の内容は本当に正しいのか判断しやすいですし、専門的すぎる内容を一般の読者に向けたわかりやすい言葉へ変換することもできます
私が経験したメディアでは医療ライターさんは全員医療資格者だったのですが、医療ライターさんがやりがちな「専門職だからこそかたい文章を書いてしまう」という癖もよく理解できたので、比較的フィードバックがしやすかったと思います。

えるもさん:そうですね、医療の知識があると、記事の内容が本当に正しいのか判断しやすいですよね。医療記事の場合、ディレクター経験が少なくても医療資格をもった皆さんのほうが、編集者歴がある私よりも記事チェックやリサーチができることもあると思います。

それはなぜかというと、私には医療知識のバックグラウンドがないからなんです。もちろん、皆さんそれぞれ専門性が違うとは思いますが、医療記事での表現の間違いや細かい違和感に気づけるところは、医療資格を活かせるところですね。さらにいえば、歯科系の医療資格を持っていたら、歯科クリニックの記事の正しさをより正確に判断できると思います。

まいまいさんは元薬剤師で医療ライターやディレクションをされていたので、おそらく薬関係の表現の違和感にはすぐ気づくと思いますが、いかがでしょうか?

まいまい:そうですね。薬の一般名と商品名の表記ゆれや、エビデンスを確認すべき表現といったところは、医療資格がない方よりも判断がつきやすいと思います。医療系メディアの場合、特にエビデンスについてはクライアントからしっかり確認が入ることがほとんどかと思います。論文を読む必要も出てくる可能性があるので、やはり元医療者や医療資格を持っている方の方がリサーチしやすいだろうなと感じますね。

専門用語をわかりやすく説明できる

松本さん:2つ目は、医療者の監修の方の専門的なフィードバックも、Webライターさんへ噛み砕いてわかりやすく伝達できる点ですね

えるもさん:松本さんの共有のとおり、医療専門用語を一般の読者に向けて、わかりやすい言葉に変換できることはとても大きい強みですよね。業界のことを知らないと、浅い理解のままその言葉を使ってしまうこともあります。

医療業界に限らず、例えば「コンバージョン」などの専門用語をそのまま使ってしまいがちです。これをWebマーケティング用語であって一般の方には知られていない言葉だと認識していれば、理解しやすい言葉や文章に変換して伝えられると思います。もし、編集ディレクターとして仕事をしたい方は、「表現」へのアンテナをつねに張っておくといいですね。

松本さん:医療ライターは専門用語を使用した硬い文章を書いてしまいがちですが、同じ医療資格保有者だからこそ「癖」が理解できてフィードバックしやすい点も強みですよね。ディレクター自身もおそらく同じようなフィードバックを受けてきた経験があるからこそ、書いてしまう気持ちを理解できるんだと思うんです。

一般の方が読者となるメディアの場合は「この表現は専門用語で伝わりにくいので、こういう柔らかい表現の方が伝わります」といった表現力も磨くといいですね。まいまいさんもそういったご経験はありますか?

まいまい:そうですね。第一線で活躍する医師や医療従事者が監修に入る場合は、コメントをいただいた時に専門用語や略称などがすぐに理解できるため、コミュニケーションが円滑に取りやすいという場面はあるかなと思いますね

えるもさん:私も以前に、メンタルヘルスに関するメディアのディレクターをしたことがあったんですが、専門用語はもちろんなんですけど、監修の先生から論文が添付されてびっくりしたことがありました。医療系メディアではよくあることなんですね。専門的かつ細かいフィードバックをいただくことも多く、理解した上でWebライターさんに説明できるのはかなり強みだと思いました。

最近ではAIの性能が高くなってきているので、Webライターの仕事も少しずつ置き換えられている背景がありますよね。ただ、専門的な医療記事の編集ができる医療系ディレクション業務は、今後AIが記事制作の基礎的な部分を担うようになっても、需要はあると思っています。
そういった意味では、医療ライターが編集やフィードバックなどのディレクションスキルをプラスで持っていれば、AIもさらに怖くなくなると思います

薬機法に抵触しない表現を知っている

松本さん:3つ目は、「医療情報の取り扱い方がわかる」「医療情報を軽く扱わない」という点ですね

極端なんですけど「これをやっておけば〇〇が治る!」「この薬を使えば副作用もなく楽して痩せれる!」みたいな、医学的にありえない表現や倫理的にどうなの?という表現をスルーしない可能性が高まります。

医療系メディアとして「正しい情報を」「わかりやすく」「悩んでいる人に寄り添う」形で届けるには、やはり医療資格を持っている人がディレクターをするのが安心かもしれないなと思います。

えるもさん:たしかに、とても強みになりますよね。

美容・健康関連サービスを扱う会社やマーケティング会社でも、医療資格を持っている監修者や医療ライター、ディレクターがいないことがあります。その場合、美容系やダイエット系の広告で「これをやっておけば治る」「この薬を使えば副作用もなく楽に痩せられる」といった表現を使ってしまうことも。
医療や美容系などの広告で医療関係の方が入らないのは、薬機法もに引っかかってしまう可能性があるという点で、最大のリスクになるかなと思います。
ディレクターとして+αのスキルになりますが、自社商品を扱っているメディアの場合、薬機法に関する知識がある方がディレクターだと安心材料につながります。

医療系・美容系・ヘルスケア系メディアとしては、正しい情報をわかりやすく、悩んでる人に寄り添う形にして届けるには、医療資格を持っていて薬機法関連知識もある人がディレクターをするのが安心ですね。

まいまい:えるもさんに質問ですが、今お話しされたような、医療情報の品質を担保したうえで、さらに薬機法も気をつけてほしいというメディアのディレクションを依頼された経験はありますか?えるもさんは、医療資格は持っていないと思いますが、やはり避けたいと考えているのでしょうか?

えるもさん:私だったら、そういった案件は避けたいですし、実際にお断りした経験もあります。実際に医療系メディアのディレクターをやるとしたら、医療資格を持っている編集者さんや薬機法チェックができる方に依頼をしますね。私自身は記事の進捗管理に徹して、医療知識のバックグラウンドを持つ方に編集や最終チェックをお願いする形で進めます。

まいまい:医療知識や薬機法知識が不安だと、やはりそう感じてしまいますよね。

Medi+医療系メディアディレクション講座」では、講師とサポーターが合わせて4人いるのですが、えるもさんに編集者の知識、私と松本さんから“医療系”編集・ディレクターとしての知識や経験、さらにMedi+薬法実践講座の講師の方にも、ディレクターに最低限知っておいてほしい薬機法の知識を共有いただいています。

医療系のメディアディレクターに必要な「編集・ディレクション」「医療系メディアディレクションの事例や知見」「薬機法の基礎知識」をまるっと身につけることができるように構築しています。医療の専門知識があることや、医療の現場経験があることは、一般の方のニーズを汲み取りやすいため、医療系メディアディレクションではすごく強みになります。

クライアントに医療の知識や経験がないことが多いので、講座の卒業生さんからも「とても重宝された」というお話をよく伺います。自分では気づかなかった「医療現場の知識や経験」が、実は大きな強みであり業務に活かすことができるんですよね。

▼続きは後半記事でチェック!医療ライターからディレクターになるためのステップ、イベント参加者からの質問にまとめてご回答。

医療系メディアディレクション講座
「メディア運営ができるようになりたい」「ライターから幅を広げて活躍したい」そんな方におすすめ!医療ライターチーム運営や記事の品質管理、テキストコミュニケーションなど、手を動かして実績と経験値を獲得します。
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執筆

薬剤師。大学卒業後、総合病院に勤務し、内科・泌尿器科・透析科・循環器科での服薬指導を経験。日本糖尿病指導療法士、栄養サポートチーム専門療法士、心不全指導療法士の資格を有する。現在は未就学児2人を子育てしながら病院薬剤師として従事、現場経験をもとに医療ライターを行う。第14回Medi+医療ライターのはじめかた講座、第1回Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座卒業生。