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こんにちは!
「医療資格は、ずっと味方」をテーマに医療資格保有者専用の働き方の選択肢を広げるスクールプラットフォームを運営しています、Medi+です!
「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」内課題のペアインタビュー&取材記事をご紹介していきます✨
今回は第3回「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」を受講した速水愛さんにインタビューしました。
薬剤師の資格を持ちながら、医療ライターとしても活動中の速水愛さん。精神科病院の勤務経験を活かし、2023年7月開催の第15回「Medi+医療ライターのはじめかた講座」を受講。2年前からメンタルヘルス分野の記事執筆を中心に医療ライターとしての活動を始められました。
SEOライティングを中心に活動してきましたが、対応できる仕事の幅を広げ発信力をより強化したいとの思いから、医療系取材ライターへのチャレンジを決意。独学でのぞんだ初めての取材で挫折を経験しながらも、その経験をもとに基礎から学び直すため、第3回「Medi+医療取材ライターのはじめかた講座」を受講されました。
薬剤師としての専門性を活かしながら、着実に歩みを進めている速水さんにお話をうかがいました。
薬剤師×メンタルヘルス×医療ライター、速水愛さんの歩み


ーー現在の働き方について教えてください。
精神科病院で、病院薬剤師として働いています。療養型病院*なので、処方内容は安定していて、落ち着いた患者さんへの対応が多いですね。調剤や服薬指導など、一般的な病院薬剤師の業務を行いながら、精神疾患の患者さんへの対応を担当しています。
新卒後、調剤薬局から派遣薬剤師を経て精神科病院へ
ーー精神科病院に勤務されるまでの経緯を教えていただけますか?
もともとは新卒で調剤薬局に就職したのですが体調を崩してしまい、フレキシブルな働き方ができる派遣薬剤師に一旦転職しました。ただ、派遣薬剤師をやってみたのですが、より安定した雇用環境を求めて、正社員としての働き方を探しました。当時、たまたま欠員のあった病院に就職しただけで、精神科に特別な興味があったわけではありません。
職場環境を活かし、医療ライターにチャレンジ
ーー医療ライターとしての活動は、いつ頃から始められたのでしょうか?
2023年7月開催の第15回「Medi+医療ライターのはじめかた講座」を受講し、2年ほど前から医療ライターとして活動を始めました。具体的に何時間を医療ライター活動に充てるとは決めておらず、案件の状況次第で柔軟に対応しながら記事執筆をしています。
精神疾患やメンタルヘルス関連の記事執筆をメインで受けているのは、精神科病院で働いて得た知識や経験が活かせると考えたからです。
医療系取材ライターを目指したきっかけ


ーー医療系取材ライターを目指したきっかけを教えていただけますか?
医療系取材ライターを目指したきっかけは、仕事の幅を広げたいと考えたからです。これまでSEOライティングを中心に医療ライターとして活動してきて、X(旧Twitter)でも発信活動を行っています。SNSにおけるメンタルヘルスの発信力をより強めていきたいと考えたときに、仕事の幅が広い方が有利だと思い、医療系取材ライターにもチャレンジすることを決めました。
独学での取材案件で感じた挫折と気づき
ーー今回「Medi+医療系取材ライターのはじめかた」講座を受ける前に、取材案件を経験されていたとお聞きしました。独学で取材にのぞんでみていかがでしたか?
詳しくはお話しできないのですが、初めての取材は、ただただその場の雰囲気にも圧倒されてしまって、なかなか自分から質問することができませんでした。まったく未経験の状態でのぞんだことで、基礎的な取材スキルの必要性を痛感しました。
別の案件ではインタビューが一問一答のようになってしまい、上手に話を引き出せていないと感じました。相づちをうまく打ったり、相手の話を聞いて的確に次の話を引き出したりすることがとても難しくて……。私はもともと「とても人に興味がある!タイプ」ではないことも、話が引き出せなかった原因だと気づきましたね。
これまで薬剤師として患者さんへ服薬指導を幾度と行ってきましたが、取材をするにはクライアントの意図に沿う形で質問を進めたり、相手の事前情報を入念にリサーチするなど、まったく異なるスキルが必要だと実感しました。
基礎から学び直すため、取材講座受講へ
ーー「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」を受講しようと思ったきっかけはなんですか?
独学での取材経験を通じて、取材スキルに課題を感じ、基礎から学び直す必要性に気づきました。過去、「Medi+医療ライターのはじめかた講座」受講でSEOライティングや薬機法の知識を基礎から学んだ経験があったので、同じ運営元である「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」で基礎から学びなおそうと受講を決めました。
ペアインタビューや記事執筆を通して、講師の方からのフィードバックをもらい、自信をつけたいと思ったのが受講の目的です。
メンタルヘルス分野の発信を強化したい!速水さんの今後の展望


ーー現在はどのような執筆活動をされていますか?
メンタルヘルス系のSEO記事や取材記事をいくつか担当しています。株式会社Medited、そしてMedi+代表のまいまいさんからご紹介いただいた、摂食障害専門のメディアでも執筆しています。摂食障害は精神疾患と深く関わる内容なので、精神科病院での経験が活きていますね。摂食障害のある患者さんに取材をする機会もあるため、「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」で学んだことを早く実践したいです。
ーー今後の目標を教えていただけますか?
メンタルヘルス関連の取材や執筆の活動を増やしていきたいですね。今も少しずつ実績を積み重ねていますが、より多くの方々にメンタルヘルスについて理解を深めていただけるような記事を書いていきたいと考えています。
ーー5年後、10年後の長期的な展望について教えてください。
将来的には、執筆だけでなく、メンタルヘルス関連の仕事に携わることも視野に入れています。そのための基盤作りとして、今は取材スキルを磨いていきたいですね。活動の幅を広げながら、一歩ずつ着実に進んでいきたいと思います。
ペアインタビューをしてみて:取材ライターの感想





青野テルさん
ご自身の環境を活かし、メンタルヘルスに関する発信を伸ばしていこうと一歩ずつ努力を続けられている速水さんの姿勢に刺激をいただきました。
すでに医療ライターのはじめかた講座卒業生として、MediJump内に取材を受けている速水さんでしたので、違った角度からの取材記事となるように想定質問を考えるのが大変でした。一方で、過去の取材記事や速水さんご自身のメディアサイトやXの発信があり、事前準備としての情報収集は行いやすかったと感じました。
インタビュー当日はうまく話せたと感じましたが、文字起こしを読むと質問内容が事実確認になりがちだと気づきました。エピソードや具体的な感情の動きといった一次情報を聞き出して、取材記事の深みを増すことができるようになりたいと思います。
貴重な経験をいただきありがとうございます。


薬剤師取材ライター:青野テルさん
3児のパパ薬剤師。薬学部を卒業後、地域中核病院で循環器センター・集中治療センターを担当。薬剤師向けセミナー講師や学会でのシンポジスト経験をもとに、一般の方へも適切な医療情報を届けるために医療ライター活動を開始。医療者の想いを届ける仕事へもチャレンジをしたいと考え、「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」を受講。
X(Twitter):https://x.com/teruaono_pharma
note:https://note.com/teru_aono/n/n19ec16e6b509
青野さんも受講、「Medi+医療系取材ライターのはじめかた」とは?