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管理栄養士からフリーランスへ転身!さらなる挑戦をする高木みなこさん

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「医療系取材ライターのはじめかた」講座内課題のペアインタビュー&取材記事をご紹介していきます✨

今回は「第2回医療系取材ライターのはじめかた」講座を受講した高木みなこさんにインタビューしました。

医療職はフリーランスとして働く現場が少ないと感じている方も多いのではないでしょうか。筆者もその一人です。当時講座受講前から管理栄養士をしながら、Webライターの副業をしていた高木さんは、“フリーランス”という働き方を知ります。「これこそ私の理想の働き方!」と一念発起し、管理栄養士を退職してWebライターとして独立

現在すでにWebライターとして活躍しているにも関わらず、「医療系取材ライターのスキルアップもしたい」と講座を受講された高木さん。インタビューを通じて、高木さんの努力を欠かさない姿勢に心打たれました。本講座受講のきっかけや今後叶えたい夢についてもたくさんお聞きしました。

管理栄養士×Webライターに至る経緯

ーー本日はよろしくお願いいたします。さっそくですが、高木さんの自己紹介をお願いします。

現在、都内でフリーランスのWebライターとして活動しています、高木みなこと申します。

以前は管理栄養士として働いていました。

大学卒業後、給食会社に入社し、特別養護老人ホームの厨房で2年間調理を担当。そのあと転職し、特別養護老人ホームの施設雇用側の管理栄養士として、地元の滋賀県で6〜7年ほど栄養マネジメントをしていました。

ーーなぜ、管理栄養士になろうと思ったのですか?

もともと、薬剤師または管理栄養士のどちらかになりたいと考えており、中学や高校のときには薬剤師を目指して勉強をしていました。しかし、薬剤師は6年間薬学部に通わないと資格が取得できないと知り、管理栄養士を選びました。また、「健康になる」という点において、薬よりも食事の方がより身近に感じたことも理由の一つです。進学を決めるときは、ちょうど40歳以上に特定保健指導*が義務付けられた時期で、今後管理栄養士の必要性が高まることが予想され、決定打となりました。

特定保健指導*とは、生活習慣病の予防を目的とし、2008年4月より、40〜74歳の方を対象とした「特定健康診査(特定健診)と「特定保健指導」の実施が医療保険者に義務付けられました。

特定保健指導とは | 一般社団法人日本保健指導協会 (hokenshidou.or.jp)

ーー高木さんは、管理栄養士以外でFP3級や日商簿記3級などの資格も保有しているのですが、どういった経緯で資格をとったのでしょうか?

これからはお金が大事になってくると感じ、お金があれば選択肢が増えると思いました。浪費や詐欺にあわないためにも、お金について学ぶ必要があると感じました。当時はまだフリーランスではなかったのですが、ビジネスや会社経営に興味を持っていたため、これらの資格は独学で取得しました。

フリーランスとなった今、確定申告や帳簿を付けるのに活かされています。また、FP3級は投資信託や保険など、自身のライフプラニングに役立っているので、おすすめの資格です。

ーー高木さんは自身で必要な情報を探してすぐ行動に移すことで、自分に合う働き方を探されているのですね。

理想の働き方を発見!フリーランスのWebライターへ

ーー管理栄養士として地元で働いていた高木さんですが、なぜ一転してフリーランスを目指したのですか?

管理栄養士として働き始めて、通勤や決まった時間で働くことが自分には“合っていない”と思うようになりました。そんなときにフリーランスという働き方を知り、理想の働き方だと確信。パソコンと通信環境があればどこでも働けるWebライターという仕事を見つけ、2023年1月からはじめました。

最初は管理栄養士とWebライターを兼務していたため、管理栄養士として働く時間以外のすべての時間を記事の執筆に費やしていましたね。そしてWebライターだけでやっと生活費を稼げるようになったので2024年7月に退職、8月から個人事業主として独立しました。

ーー素晴らしいですね。数ある副業の中で、Webライターを選んだ理由は何ですか?

さまざまな副業がありますが、実はWebライターを選んだのは消去法なんです。デザインは出来ないし、動画編集もパソコンのスペックが高くないと厳しいのかなと……。文章を書いた経験はほとんどなかったんですが、苦手でもないので「私にも出来るのかも」と思い、Webライターになりました。

低単価に疲弊。Webライターとしての挫折

ーー現在はWebライターとして独立されていますが、挫折や葛藤はありましたか?

なかなか受注できず、文字単価1円で稼働量が想像より多い低単価案件で疲れてしまった経験がありました。記事も参考記事に似通ってしまって、自分が思うようなオリジナルな記事が書けないという悩みもありました。また、文字単価が高い案件は応募者も多く、自分をアピールしていかないと採用されないことも知り、毎回就活のような感じでしたね。

ーーWebライターの世界は厳しいですね。どのようにして乗り越えましたか?

始めたばかりの頃はジャンル問わず記事を書いてきました。

現在は管理栄養士のキャリアを活かし、健康や医療のジャンルに絞ってSEO記事を書いてます。Webライターの先輩方から「ジャンルを絞った方がいい」というアドバイスもいただき、そうしていくうちに自然と文字単価が上がって乗り越えることが出来ました

厳しいフリーランスの世界で生き抜くには

ーーフリーランスとして働くうえでどのようにモチベーションを維持してますか?

そうですね……。もう「やらないと死ぬ」という気持ちでやっています。会社員時代は会社の時間と寝る時間以外はすべて執筆に費やしていました。それくらいしないとWebライターに限らず、独立するのは難しいと痛感しています。

ーーすさまじい覚悟ですね。高木さんの元々の性格なのでしょうか?

何かにチャレンジするときは、自分を追い詰める環境に、わざと身を置くようにする性格です。フリーランスとして身を立てるには時間の捻出がとても大事なので、毎月目標を立てています。「目標を達成させるにはこのくらいの時間が必要だろう」と逆算して考えます。時間を捻出するために、我が家にテレビはありません(笑)。そうやって何かを手放しながら執筆に必要な時間を作る――でも今はそれが楽しいんです。やりたくてやっている!という感じですね。

ーー高木さんのモチベーションと意識の高さ、尊敬します!「何かを捨ててまで」という考えがなかったので、私も今日から意識を変えていきたいです。

医療系取材ライターを目指したきっかけ

ーーWebライターとしてすでに活躍されている高木さん。さらに医療系取材ライターを目指したきっかけはなんですか?

この1年半はずっと、健康や医療のジャンルに絞ってSEO*記事を書いてきたのですが、SEO記事以外に取材記事の執筆があることを知りました。SEO記事は読者の悩みに答えるようにリサーチして、読者に分かりやすい記事を書くというお仕事です。そのため、人と関わることがなく、物足りなさを感じていました

取材記事を執筆するには、相手の医療従事者や経営者の生い立ちや今に至るまでのエピソードなどの一次情報をご本人から話を聞く必要があります。そのため、とてもやりがいがある仕事だと思い、取材記事に挑戦しようと決意しました。その方の“想い”や実体験を書く取材ライターになりたいですね。

特にこちら(第2回「医療系”取材”ライターのはじめかた」講座について | Medi Jump (medi-jump.com))では医療系に特化しているというところで視野を広げていきたいなと思い、受講しました。

SEO*:検索エンジン最適化(Seach Engine Optimization)。Googleなどの検索エンジンに正しく情報を認識させ、Webサイトへの自然流入数を増やす施策。

管理栄養士×取材ライター、高木さんの今後の展望

ーー今後医療系取材ライターとしてどのような記事を執筆したいですか?

医療従事者や経営者に取材し、その仕事に就くか悩んでいる人に向けた記事を執筆したいと考えています。また、人だけではなく、新規商品を試したレポート記事や、自分で写真撮影をしてその現場の雰囲気が伝わる記事を執筆したいですね。SEO記事の執筆とは違う面白い体験ができそうで今から楽しみです。今後も医療系取材ライターに限らず、さまざまなことにアクティブに挑戦し、多くの人と関わりたいです。

ー本日はお忙しい中ありがとうございました。今回の取材で高木さんの目標の高さやそれに向かって尽力している姿を拝見しました。同じMedi+主催「 医療系取材ライターのはじめかた」講座を受講している筆者もすごく心打たれた取材となりました。

ペアインタビューをしてみて:取材ライターの感想

 薬剤師ライター

ヤマナカさん

初めてインタビュアーをやらせていただき、至らない点も多かったのですが総じて楽しかったというのが素直な感想です。

自分にはない経験をもつ高木さんのお話はとても刺激的でどんどんお話に引き込まれました。管理栄養士×Webライター、さらに独立しフリーランスとして活躍している高木さんから、新しいことを知れる貴重な機会をいただきました。独立するまでにたくさんの葛藤があったと思いますが、そんな中でも自らすすんで努力をし、これから大切になってくるものを見極めて選択していく大切さを学ばせていただきました。

楽しいインタビューでしたが、緊張感は想像していたよりも大きく、用意していた質問も少なかったので、早く終了してしまいました。インタビューは“ナマモノ”であり、1回きりのため、事前の読者想定やどんな記事にしていくかなど踏まえてたくさん質問を用意しておく必要があると学びました

緊張していたなかでも、インタビューに応じてくださった高木さん、またディレクター・運営の皆様に助けられ、こうして記事を執筆することができました。ありがとうございました。

この記事の執筆者

薬剤師取材ライター:ヤマナカさん

東京薬科大学卒業。薬剤師、スポーツファーマシスト取得。病院薬剤師と薬局薬剤師を経て、結婚を機に東南アジアへ。「自分の書いた記事を必要とされる人に届けたい」と専業主婦が医療系取材ライターや医療ライターに挑戦!

note:https://note.com/matsuka_615

ヤマナカさんも受講、Medi+「医療系取材ライターのはじめかた」とは?

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執筆

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