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こんにちは!
「医療資格は、ずっと味方」をテーマに医療資格保有者専用の働き方の選択肢を広げるスクールプラットフォームを運営しています、Medi+です!
「医療系取材ライターのはじめかた」講座内課題のペアインタビュー&取材記事をご紹介していきます✨
今回は「第2回医療系取材ライターのはじめかた」を受講した越智さよこさんにインタビューしました。
「これまでは子育て中心の生活だったんですよ。」と、素敵な笑顔が印象的な越智さんは、2児の母であり、薬剤師。子どもが手を離れるため、改めて仕事の在り方を見つめなおしたいと、薬剤師として働きながら、他に夢中になれるような仕事を探していました。そんなときに出会ったのが“医療系取材ライター”というもう一つの生き方。新しいジャンルへ挑戦しようと思ったきっかけや、今後の夢などをお伺いしました。
仕事と育児を両立。薬局薬剤師の越智さよこさん
ーー本日はありがとうございます。早速ですが、簡単な自己紹介をお願いします。
越智さよこと申します。在宅医療を専門とする調剤薬局で薬剤師として働いています。本日はよろしくお願いします。
学生時代は薬局薬剤師より製薬メーカーの営業に興味
ーー越智さんのこれまでの経歴を簡単にお聞きしてもよろしいですか?
大学卒業後は、製薬メーカーの営業として働いていました。結婚と出産をきっかけに退職し、その後は子育てがメインの生活を送っていました。子どもが成長し少し手が離れるようになったタイミングで薬剤師として復帰しました。
3年前に転職し、現在は在宅医療を専門とする調剤薬局で働いています。家庭と仕事のバランスもとれていて、毎日楽しく仕事ができています。
ーー仕事も家庭も充実しているのですね!そもそも、薬剤師を目指したきっかけは何ですか?
実は、強い気持ちで薬剤師を志して薬学部に入ったわけではないんです。高校のクラスメイトに薬学部を目指している人が多かったので、「私も」と何となく進路を決めてしまいました。また、医療資格が取得できるのも理由の一つです。資格があれば働くうえで保険になるため、好きなことができた時に挑戦できると思ったんです。
なんとなくで入学した薬学部でしたが、勉強はとても面白かったのを覚えています。ただ、就職を考えたときに、在学中はまだ病院や薬局で働く魅力には気づけませんでした。
当時は、「営業の方が楽しそう」と思っていたので、大学卒業後は製薬メーカーに就職したんです。
結婚出産後は製薬メーカーに復帰を考えていたのですが、就業時間が長く、育児との両立が難しいと考え、退職しました。
医師に頼られる喜びを実感!在宅専門薬剤師のやりがいとは
ーー育児が少し落ち着いたタイミングで復帰し、現在は在宅医療*を専門とする調剤薬局で働いている越智さん。具体的にどのような内容のお仕事をされているのですか?
主に、医師と高齢者施設に往診帯同し、薬の管理をしています。一般的な薬局薬剤師のように、病院の門前などで処方箋を持ってきた患者さんに薬を渡すのがメインではなく、個人宅に直接伺って薬の配達や管理をしています。
ーー在宅医療の薬剤師をされていて、一番のやりがいは何でしょうか?
今日も往診で医師に同行したところ、ある患者さんの薬について、薬剤師としての意見を求められたんですよね。医師に頼ってもらえる、対等に話し合いができるといったところにやりがいや楽しさを感じます。
そろそろ子離れ……医療系取材ライターを目指したきっかけ
ーー薬局薬剤師も育児も充実している越智さん。なぜ医療系取材ライターを目指したのでしょうか?
来年、子どもが中学生になるため「子離れしないと」と考えたのがきっかけです。
次に熱中できることを見つけたいと思い、趣味や仕事など色々と模索しました。その中で「新しいところに飛び込んで、仕事の仕方を見直すときだ」という結論に至り、医療系取材ライターに挑戦することを決意しました。
ーーあえて「医療系取材ライター」という新しいジャンルに挑戦した理由は何ですか?
現在の在宅医療の薬剤師も辞めるつもりはなくて、とても楽しい仕事だと思っています。自分に合っていると思うのですが、ただ一方で“世界が狭い”と感じることもあるんですよね。薬剤師として働き続けながら、もう一つ「自分が羽ばたけるような仕事」を副業としてできればと思っています。
ーー多くの副業がある中で「医療系取材ライター」にチャレンジしようと思った理由は何ですか?
以前、製薬メーカーで営業をしていた時にメディカルライターの方と一緒にお仕事をしたことをふと思い出したんです。その方が楽しそうに仕事をされていたのを見て羨ましいという感情が沸き上がってきて――。その方も、もともとは製薬メーカーで事務をされていた方で、メディカルライターに転身していました。そのため、「私も医療ライターに転身できるかもしれない」と意識するようになりました。
ーー医療ライターの中でも、医療系取材ライターを選んだのはなぜですか?
私は一人で完結する仕事よりも、人と関わる仕事を求めているように感じます。だからこそ、製薬メーカーの営業は自分に向いていたのかもしれません。
製薬メーカーの営業と医療系取材ライターは何か通ずるものがあると思っています。製薬メーカーの営業は、主に医師とコミュニケーションをとるのが仕事です。私にとって医療系取材ライターは新しい挑戦ではあるものの、これまでの営業スキルを活かせると思っています。
ーーそうなんですね。実際に医療系取材ライターの記事執筆をしてみていかがですか?
おそらく20年前の私であれば、文章を書くなんて絶対に無理だと思っていました。
薬局薬剤師の仕事をしてきて、報告書や指導記録などは書く機会はありますが、人と比べると得意ではないとは思います。けれど、久しぶりに自分から「やってみたい」と思えたことなので、とりあえずやってみようと必死に足掻いています。
働く活力を届けたい!越智さんの今後の展望
ーー今後、医療系取材ライターとして叶えたい夢はありますか?
夢というほど大きなものではありませんが、地域医療に携わるさまざまな職種の方に取材ができたらと思っています。
具体的には、在宅クリニックや訪問看護、また訪問リハビリや訪問歯科といった在宅医療で活躍されている方に取材してみたいですね。
ーー最後に、越智さんはどのような医療系取材ライターを目指したいですか?
記事を読んだときに、改めてその職業の魅力を確認してもらえて、明日からの働く活力になるような文章を書きたいなと思っています。
ーー本日は貴重なお時間ありがとうございました。越智さんの執筆される記事を楽しみにしています!これからのご活躍も応援しております。
ペアインタビューをしてみて:取材ライターの感想
猫乃エナさん
とても有意義な時間を過ごせました。ありがとうございました。
人生初のインタビュー取材で、始まるまではドキドキしていましたが、いざ始まってみると越智さんの優しい笑顔に終始助けられ、楽しく取材をすることができました。子育て中心の生活であったこと、私も現在、未就学児2人の子育て中ですので、どのような生活環境だったのかなぁと、色々想像しながらインタビューすることができました。母としての愛情の深さが感じられましたし、力強く生きている姿に感銘を受けました。これからの新しい挑戦に関しても共感する部分がとても多く、越智さんのこれからのご活躍も楽しみにしています。同じタイミングでスタートできたことも嬉しく思います。今回は、私の準備不足の中行われたインタビュー取材でしたので課題が多く残りましたが、その反面学びも多かったです。5000字を意識した取材というのもとても勉強になりました。今後の活動に活かしていきたいと思います。
今回このような経験の場を与えて頂き、サポートしてくれた運営の方々に深くお礼申し上げます。ありがとうございました。
臨床検査技師取材ライター:猫乃エナさん
臨床検査技師。現在、二次救命救急病院にて細胞検査士として勤務。本業の傍ら、動画編集クリエイターとして活動中。女性が自分らしく健康で幸せな生活を送るためにをテーマにSNSで発信している。地域の人へ、健康維持に役立つ医療情報や医療者の声をお届けしたいとMedi+主催「医療系取材ライターのはじめかた」講座を受講。
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猫乃エナさんも受講、Medi+「医療系取材ライターのはじめかた」とは?