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こんにちは!
「医療資格は、ずっと味方」をテーマに医療資格保有者専用の働き方の選択肢を広げるスクールプラットフォームを運営しています、Medi+です!
「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」内課題のペアインタビュー&取材記事をご紹介していきます✨
今回は第3回「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」を受講した青野テルさんにインタビューしました。
循環器病棟で12年間、薬剤師として患者さんと向き合ってきた青野さん。3人目のお子さんの育休を機に、これまでの医療現場での経験を活かして医療ライターへの挑戦を決意しました。「患者さんにわかりやすく伝える」という臨床での強みを、新たなステージでも活かそうとしています。3人の子育ての合間を縫って、早朝や夜間の時間を使い、着実に歩みを進める日々。その姿は、新しい可能性を模索する多くの医療従事者の背中を押してくれるはずです。
「人と関わる仕事がしたい」青野テルさんの循環器病棟12年のキャリア


ーー早速ですが、簡単に自己紹介をお願いします。
2024年7月開催の第18回「Medi+医療ライターのはじめかた講座」を卒業し、青野テルというライターネームで活動しています。
本業は病院の薬剤師をしており、今年で12年目になります(2025年1月現在)。地域の中核病院で、現在は病棟業務がメインの仕事です。主に循環器病棟を担当し、調剤業務だけでなく、患者さんの服薬指導や医師との治療計画の相談、多職種チームでの心不全患者さんのケアなど、幅広い業務に携わってきました。
とくに心不全の患者さんの服薬指導では、一人ひとりの生活背景に合わせた説明を心がけています。「なぜこの薬が必要なのか」「どうして毎日欠かさず飲む必要があるのか」など、患者さんの疑問に丁寧に答えながら、生活習慣の改善についても一緒に考えていく。そんな地道な関わりを大切にしてきました。
また、医師との治療方針の相談では、薬の専門家として意見を述べるだけでなく、患者さんから聞いた服薬上の困りごとなども共有。多職種チームの中で、薬剤師としての視点を活かしながら患者さんのサポートを行ってきました。
ーーそもそも、薬剤師を目指されたきっかけは何だったのでしょうか?
実は、人にお話できるようなエピソードはないんです。中学生のとき、職業調査の授業で薬剤師を調べて「薬を調合する人」程度の認識でした。
進路選択の際、ある程度成績が良かったこともあり、医療系の道を考えました。医師ほどハードな働き方は避けたいと考えつつも「人と関わって何かしら役に立てる仕事がしたい」という思いから、選んだのが「薬剤師」だったんです。
医療系取材ライターを目指したきっかけーブログ、プログラミング、そして医療ライターへ


ーー医療ライターとしての活動は、いつ頃からはじめられたのでしょうか?
去年ぐらいからはじめたんです。きっかけは2人目の子どもが生まれた頃、新型コロナウイルス流行でリモートワークが普及しだしたときでした。病院で働く以上は、病院に行くしかないという思いはありながらも、リモートワークといった場所に縛られない働き方を考えるようになりました。
ーーそこからどのように医療ライターという道に進まれたのですか?
副業として最初に挑戦したのは、ブログでした。WordPressでサイトを作成するところまでは進みましたが、その先の展開に悩んで断念。次に興味を持ったのがプログラミングです。IT系にも興味があり、スクールに通うなど本格的に取り組みましたが、「本気でやっている人とレベル感が違う」と挫折してしまったんです。
医療ライターを知ったのは、ブログを始めた時期でした。クラウドソーシングでライティング案件を受けるという選択肢を知ったんです。病院薬剤師として働いてきて医療知識には自信があったので、自分に合っているかもしれないと思いました。
その後、2024年7月開催の第18回「Medi+医療ライターのはじめかた講座」を受講。医療ライターとしての活動を開始しました。SEO記事の執筆を経験したのち、さらに新しい挑戦として2024年12月開催の第3回「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」の受講を決意しました。
現在は育休中で、メインは家事育児という生活。日中は子どもが家にいるので、スマホやPCで作業する時間はないですね。そのため、朝と夜の時間を使って1日1〜2時間ほど執筆に充てています。復帰後は、通勤時間も活用しながら、医療ライターの仕事を続けたいですね
ーー育児と両立するために、さまざまな工夫をされているのですね。テルさんの挑戦を応援しています。
「医療の魅力を伝えたい」青野さんが描く未来図


ーー医療系取材ライターとしての魅力は、どのように感じていらっしゃいますか?
医療系SEO記事を2〜3ヶ月やってみて、クライアントさんとのやり取りがほとんどWeb上のテキストで完結しているなと感じたんです。元々医療現場を選んだ理由に人と関わりたいという気持ちもあり、せっかく得たライティングの経験を活かせる場として、人とコミュニケーションが取れる取材を魅力的に感じています。
これまで、医療者として学会や交流会、心不全チームで他の医療従事者と関わる経験がありました。そういった医療従事者の活動を医療者だけでなく、一般の方にも伝えられるような記事を書きたいですね。
ーー具体的にどのような記事を書いていきたいですか?
たとえば、医療機関に受診する時医師と必要な話だけして終わりということが多いですよね。しかし、医師の治療における思いや考えを患者さんに伝えられる記事執筆ができたら、医師にとっても患者さんにとってもプラスになると思いました。また、医療系ベンチャー企業で新しいことに挑戦している人たちの取材にも興味がありますね。「なぜ挑戦しているか」に興味があるので。医療系取材ライターとして、そういった普段出会えないような方々とお話できたらと思っています。
ーー今後はどのようにして活動をしていきたいですか?
12年間同じ職場で働いてきたので、業務的には少しマンネリ気味でした。今後は、新しいことへの挑戦を通じて、自身の可能性を広げていきたいですね。患者さんへの説明、医師とのディスカッション、多職種との連携など、すべての経験が今の挑戦につながっています。とくに医療の専門用語をわかりやすく説明する力は、医療系取材ライターとしても大きな強みになると感じています。
ーー医療ライターとして、そして医療系取材ライターとして、新しい形で医療に貢献していきたいという思い、素敵ですね。本日はありがとうございました。
ペアインタビューをしてみて:取材ライターの感想





速水愛さん
育児と仕事の両立に奮闘しながら、新しいキャリアに挑戦する青野さんのお話から、多くの学びを得ることができました。
とくに印象的だったのは、育休という時期を、ただ過ごすのではなく、次のステップへの準備期間として積極的に活用されている姿勢です。複数の選択肢に実際にチャレンジしながら、自分に合った道を探っていく過程は、とても参考になりました。
また、青野さんの「新しいことへの好奇心」と「医療への深い理解」が融合した視点は、医療系取材ライターとして大きな強みになるのではないかと感じました。医療現場での豊富な経験と、さまざまな職種との協働経験を活かした記事は、きっと読者の方々の心に響くものになるはずです。
インタビューを通じて、私自身も医療系取材ライターとして大切なことを学ばせていただきました。時間配分や質問の組み立てなど、まだまだ改善の余地はありますが、この経験を今後の活動に活かしていきたいと思います。
この度は貴重な機会をいただき、ありがとうございました。


薬剤師取材ライター:速水 愛さん
星薬科大学卒業後、調剤薬局での勤務を経て、現在は精神科病院に勤務しながらライター活動を展開。「薬を飲まないためのメンタルヘルス」をテーマに、うつ病など精神疾患の予防の情報発信に注力。SEO記事から取材記事まで幅広く執筆し、Xではメンタルヘルスケアの実践的なアドバイスを日々発信している。
X(Twitter):https://x.com/aiwriter0220
速水さんも受講、「Medi+医療系取材ライターのはじめかた」とは?