Webデザイナーに興味はあるけど、具体的にどんなことをするのだろうと思ったことはありませんか?Webデザイナーという仕事を聞いたことはあっても、実際の仕事内容がイメージしにくいですよね。
Webデザイナーは、スキルによって仕事の幅が大きい職種です。Webサイトや広告、ロゴなど多くの制作に関わっており、Web業界で欠かせない役割を担っています。
この記事では、Webデザイナーの具体的な仕事内容や気になる年収、制作物に応じた料金の違いなどを解説します。

福田愛海さん
初心者や未経験者でもわかりやすく説明しているため、Webデザイナーについて知りたい方、これから目指そうと思っている方はぜひ参考にしてください。
Webデザイナーとは


Webデザイナーとは、依頼主(クライアント)のニーズにあわせて、Web上のさまざまなものを制作する仕事です。たとえば普段目にするWebサイトや、バナーやLP*などの広告、企業のロゴなどすべてWebデザイナーの制作物といえます。
Webデザイナーの仕事はクライアントのニーズを細かく聞き取り、ニーズに沿ったものを作る流れで進めます。



福田愛海さん
デザインスキルだけでなく、クライアントとやり取りするコミュニケーションスキルも必要です。
Webデザイナーの具体的な仕事内容


Webデザイナーは、ロゴのような小さなものから、Webサイト全体を制作する場合もあり、仕事内容は多岐にわたります。



福田愛海さん
デザイナーによって、幅広くいろいろなものを制作する人もいれば、どれかに特化して制作する人もおり仕事内容は人それぞれです。
ここでは代表的なWebデザイナーの仕事内容を5つ解説します。
Webサイト制作
Webサイトとは、Webページが集まったものを指します。今みなさんが見ている記事も、Webサイトに載っているWebページのひとつです。Webサイト全体を制作する場合は、全体の統一感などが求められます。
Webサイト制作には、大きく分けて2つの分野があるといえます。Webサイトの見た目に関わるデザインの分野と、実際にWebサイトを動作させるコーディング*の分野です。デザインのみを行う場合と、コーディングも含めて行う場合では制作料金の相場が異なります。



福田愛海さん
一般的には30万から200万円程度と大きく幅があり、Webサイトの規模や求める機能によって変動します。
バナー制作
バナーとは、商品や問い合わせページへの導線として、Webサイトなどに設置されている画像のことです。目的のページに誘導するために、クリックしたくなるデザインにする必要があります。
種類やサイズによって制作費は変動し、静止画であれば3千円前後、動きがついているものであれば2万円前後が相場です。



福田愛海さん
工数などによっても変動しますが、動画広告バナーの場合は50万から100万円程度になることもあります。
LP制作
LPとはランディングページの略で、商品の購入や問い合わせにつなげることに特化した縦長のWebページを指します。一般的に、バナーをクリックするとLPが開くように設定されています。LPは読者の購買意欲を高めるページであるため、マーケティングの知識も必要でしょう。
制作費の相場は10万から60万円程度といわれています。



福田愛海さん
売上に直結しやすい重要なページであるため、Webページの制作として制作費が上がりやすい傾向があります。
ロゴ制作
企業がビジネスで使用するロゴは、企業イメージにつながる大事な要素です。ロゴ制作では、使用する企業などの特徴をひと目でわかるようにするのが大切です。制作費は3万から30万円程度が相場と言われています。
しかし著名なデザイナーへの依頼や、大手企業がブランドイメージとしてロゴを依頼する場合は、100万円以上の制作費がかかることもあります。
名刺制作
名刺の制作では、クライアントの個性を印象付けられるデザインにできるかがポイントです。名刺制作料金の相場は片面か両面でも変わり、5千から10万円程度と幅があります。



福田愛海さん
紙の名刺は印刷費用もかかるため、印刷の手配方法によっても料金は変わります。
制作料金が変わる3つの要素


Webデザイナーの平均年収は、300万から400万円程度といわれています。



福田愛海さん
会社員かフリーランスかといった働き方の違いや制作するもの、個人のスキルなどに応じて、年収は大きく変わるでしょう。
また何を制作するかによって、デザインの制作料金は大きく異なります。同じ種類のものを制作しても、制作料金に大きな差が出ることもあります。なぜ制作料金は変動するのでしょうか。どのような要素で制作料金が変わるのか、3つ紹介します。
制作物の規模
制作物の規模とは、Webサイトであればページ数や構成の複雑さ、バナーであれば大きさなどを意味します。



福田愛海さん
制作物の規模が大きく複雑であるほど、制作にかかる手間や時間が増え、一般的に制作料金は高くなるでしょう。
ページを開くと画面が勝手に動くWebサイトを見たことはありますか?1ページだけで動きのないWebサイトより、たくさんのページがあり動きがついているWebサイトの方が、制作料金が高くなるのがイメージできますよね。
作業量やスケジュール
制作にかかる作業量や作業時間、作業のスケジュールによって制作料金は変わります。たとえば、クライアントの要望により途中でデザインの方向性を大きく修正したり、通常1ヶ月かかる業務を2週間で依頼されたりすることもあるかもしれません。



福田愛海さん
このようにクライアントからの要望や修正が多い場合や、納期が近く短期間で制作しなければいけない場合は、制作料金が高くなることがあります。
Webデザイナーのスキル
デザイナーのスキルも制作料金が変わる要素のひとつです。たとえばWebサイト制作の際に持っておくと有利なスキルとして、以下のものが挙げられます。
スキルの種類 | 内容 |
CMS構築 | CMS*を用いてWebサイトを制作すること。代表的なCMSに、ブログ等でよく使用されているWordPressなどがある。 |
ECシステム連携 | ECシステム**を、制作するWebサイトに連携させること。ECシステム連携により、販売が簡便になり、在庫管理などを自動化できる。 |
コーディング | コンピュータのわかる言語で指示を書くこと。プログラム言語の知識が必要となる。 |
上記のスキルを持っていると、作業範囲が広がるため制作料金が高くなる傾向があります。しかし、コーディングができなくてもコーディングができるコーダーと組むことで、幅広い業務に対応可能です。



福田愛海さん
コーディングなしでWebサイトを制作できる、ノーコードツールと呼ばれるものもあります。
コーディングができないからといって、Webデザイナーを諦める必要はありません。
未経験でもWebデザイナーを目指せる


Webデザイナーの仕事内容はデザインやシステムの構築、コーディングなど多岐にわたります。スキルや資格がなくても未経験でも、誰でも目指すことが可能です。
ただし、最低限の知識を持っておくと、Webデザイナーとしての第一歩を踏み出しやすくなります。基本的なデザインツールの使い方から実践的な内容まで、幅広く学べる講座がおすすめです。
なかでも医療資格をお持ちの方は、資格を活かして「医療広告」のデザインに携わることも可能です。



福田愛海さん
医療現場を理解しているからこそ作れる広告は多くの人々にとって価値が高く、やりがいを感じられる仕事でしょう。
少しでもWebデザインに興味があれば、ぜひチャレンジしてみませんか。
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