医療者専門リスキリングスクールMedi+は、2025年8月25日にオンラインイベント「医療系取材ライターのはじめかた講座卒業生座談会Vol.2」を開催しました!
2025年12月現在、Medi+では「医療ライターのはじめかた講座」「医療系取材ライターのはじめかた講座」「医療系広告デザイナーのはじめかた講座」「薬機法実践力向上講座」「オンライン漢方相談のはじめかた講座」「医療系メディアディレクション講座」の6つの講座を開催しています。
「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」は2023年9月に新設された講座で、2025年1月5日から第6回目の開講を予定しています。
今回は、第2回、第3回の「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」卒業生で医療資格を保有する高木みなこさん、速水愛さんにお集まりいただきました。卒業して何が変わった?案件は獲得できる?など、参加者さんからの質問に答えてくださいました。医療系取材ライターにご興味のある方はぜひご覧ください!

詳しくは公式LINEヘ
「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」卒業生ゲストの自己紹介
松本萌(以下松本):本日、ファシリテーターを務めます、Medi+運営サポーターの松本萌(まつもとめぐみ)です。
3年前に第10回「Medi+医療ライターのはじめかた講座」を受講し、薬剤師の資格を持ちながら医療ライターとして活動しています。
今回は、「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」の卒業生で、すでに医療系取材案件を複数稼働されているお2人にお集まりいただきました!それでは、自己紹介からお願いいたします。
高木みなこ(以下高木):管理栄養士資格を持っています、高木みなこと申します。Medi+では第2回「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」と第3回「Medi+薬機法実践力向上講座」を受講しました。
以前は副業で医療ライター活動をしていましたが、2024年8月よりフリーランスとして独立しました。現在は、インタビュー、YouTube台本執筆、SEO以外の記事執筆、美容ケア、健康系の薬機法に関わる業務など幅広く活動しています。
速水愛(以下速水):薬剤師資格を持っています、速水愛と申します。Medi+では第3回「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」と第15回「Medi+医療ライターのはじめかた講座」を受講しました。
現在、薬剤師として勤務しながら副業ライターとして約4年間活動しています。主にSEO記事、インタビュー記事を執筆しています。
「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」を受講した理由

松本:お2人がこの講座を受講した理由やきっかけを教えてください。
高木:副業でSEO記事を執筆していましたが、このままの働きかたでいいのか漠然とした不安を感じていました。
調べていくうちに医療系取材ライターの存在を知り、興味を持ったものの、インタビューの勉強方法や記事の作り方を独学で学ぶのは難しそうだと思っていました。
そんなタイミングで第2回「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」が開講され、医療系に特化しているという点にも惹かれて受講を決めました。
速水:講座受講前に一度、インタビュー案件を経験したことがありましたが、反省点が多く残りました。雰囲気にのまれてしまい、十分にメモを取ることもできなかったことを覚えています。
これからインタビューライティングをしていく上で基礎からしっかりと学びたいと思ったのがきっかけです。
松本:ありがとうございます。SEO記事執筆とインタビュー記事執筆では、文章の構成が異なり、雰囲気も変わりますよね。私も録画映像をもとにインタビュー記事を執筆した経験がありますが書き方が違い、怒られた経験があります……。
インタビューライティングについて独学での勉強が難しいと感じている方に、ぜひ受けていただきたい講座となっています!
講座受講後の生活スタイルやマインドの変化

松本:講座を受講して、生活やマインド面で変わったことはありますか?
速水:講座受講後にすぐ案件を稼働できたわけではなかったので、生活スタイルに大きな変化はありませんでした。ただ、マインド面では自信がついたと感じています。
講座を受けたことで活動の軸が明確になり、自信を持ってインタビュー案件に臨めるようになりました。
高木:私も生活スタイル自体は変わっていませんが、マインド面は大きく変わったと思います。インタビュー案件に対する心理的なハードルが下がりました。
初めてのインタビューは緊張しますが、講座内でペアインタビュー*を経験したことで自信につながりました。
また、インタビュー記事作成では工数が多くなります。日程調整、企画立案、質問表作成、インタビュー、文字起こし、執筆と、複数の工程が必要です。講座内で、一連の流れを経験することができたことも安心材料になっています。
講座卒業後、医療系取材ライターとしての働きかた

松本:お2人はそれぞれ異なる働きかたをされていますが、講座卒業後はどのように活動していますか?
高木:講座卒業後に職場を辞めてフリーランスになりました。現在は、在宅で1日8〜10時間ほど執筆業務にあたっています。
速水:私は卒業後、XやGoogle検索を使ってインタビュー案件を探し営業をかけ、案件獲得につなげています。
医療系取材ライターへ質問相談!
松本:ここからは、イベント参加者さんからの事前質問にお答えいただきたいと思います。
質問①医療系取材ライターの仕事の流れとは?

高木:案件探しには複数のクラウドソーシングサイトを利用しています。ChatGPTを活用してインタビューのメディアを探すこともあります。対面インタビューの経験もありますが、現在はオンラインインタビューが中心です。
事前にクライアントとミーティングを行い、日程調整→質問表作成→インタビュー→文字起こし→記事執筆→納品という流れで進めています。質問表は、事前提出する場合と、当日にそのまま質問する場合があります。
オンラインインタビューでは、ZoomやGoogle Meetを使用し、AI音声アプリで録音しながら実施しています。納期は1週間程度が多く、場合によっては構成案のみ先に提出することもあります。
速水:私はXでつながった方から、対面インタビューの案件をいただいたことがありました。
事前に概要を共有いただき、クライアントと打ち合わせしながら質問表を作成します。当日は、録音しながらインタビューをし、帰宅後に文字起こし、構成案作成をおこないました。
構成案を提出し、クライアントとインタビュー相手の確認を経て、記事執筆・納品という流れでした。
質問②(1)医療系取材ライターのクライアントとは?記事作成の目的は?

松本:インタビュー記事は読者の方にどのような行動を取ってもらう目的で掲載されているのでしょうか。
高木:インタビュー内容によって異なりますが、クライアントは医療系メディアであることが多いです。インタビュー相手は、医師、看護師、介護士など医療・福祉の現場で働く方になります。
例えば、医療・福祉系の採用記事では、「この記事を読んだ人が、この施設で働きたいと思えること」を目的として執筆しました。
また、医療系サービスの導入事例記事では、医療系SEO記事と同じようにサービスの申し込みや資料請求につなげることをゴールとしています。
松本:ありがとうございます。
インタビュー相手が医療従事者になると、専門用語で話される機会も多くなると思います。その時に、医療系取材ライターであれば話の内容が理解できますし、インタビューを円滑に進めることができそうですね。
質問②(2)卒業後、医療系取材ライターの活動開始までに要した期間は?
速水:現在は、単発のインタビュー案件を数件受けており、継続案件獲得に向けて取り組んでいる段階です。案件獲得には運やタイミングも重要なので、根気強く探し続けています!
高木:講座卒業後、MediJumpの案件*以外でインタビュー案件を獲得するまでに半年ほどかかりました。インタビュー経験者や顔出しで活動している方が有利な場面もあり、当初は苦戦しました。しかし、noteやMediJumpの案件でコツコツ実績の土台づくりをしていたことが案件獲得につながっています。
質問③案件はコンスタントにもらえていますか?

高木:現在、インタビューの案件を継続していただいています。
継続案件を獲得するためには「納期を守る」「メディアの方向性を理解する」「わからないことは遠慮せずに質問する」ことを心がけて、クライアントとの信頼関係を構築することが重要だと考えています。
速水:私は、単発案件が中心ですが、経験を積み重ねることで継続案件につなげたいと考えています。
質問④ライター経験がなくても講座は受講できますか?

松本:本講座は、医療ライター未経験の方や、パソコンを購入したばかりの方でも受講可能です。また、医療系SEOライターの経験はあるものの、インタビューは未経験という方も、基礎から学ぶことができます。
「まずは医療ライターを経験してからでないと」と感じる方もいるようですが、まったくそんなことはありません。
医療系SEOライティングと医療系取材ライティングは、知識も使用ツールも異なる部分が多いため、未経験からでも安心して受講していただけたらと思います!
質問⑤医療系取材ライターとして、いくら稼いでいますか?

速水:過去に、大手製薬メーカーのインタビュー案件で地方に出張したことがあり、その際は交通費込みで約8万円の報酬でした。インタビュー案件は工数が多い分、単価が高い印象があります。
高木:私は1本2万円前後のオンラインインタビュー案件を、月に4〜6本ほど担当しています。クラウドソーシングサイトやXを通じて継続案件を獲得しています。
質問⑥講座以外にも勉強はしましたか?

速水:講座内容が充実しているため、3ヶ月間の受講を通して基礎が身についたと感じています。MediJumpの取材案件稼働を行ったうえで、講座の課題や動画講座内での共有にもあるさまざまなインタビュー記事を読み、構成や執筆方法を学びました。
高木:講座卒業後は、noteでの自主制作記事執筆、MediJumpの取材案件稼働、先輩ライターのインタビュー見学を行いました。
自主制作記事では、講座で学んだ流れを元に、医療現場で働く友人に謝礼をお支払いしてインタビューを行い、3件の記事を執筆掲載しました。この自主制作記事を提案文にも載せたことが、現在の案件獲得にも繋がっていると感じています。
インタビュー見学では、実際のインタビューの進めかたを学び、録画映像をもとに記事を執筆する機会もいただきました。そのほかにも、講座内で紹介された書籍を読んだり、インタビュー前に講座の動画を見返したりして復習していました。
松本:ありがとうございます!
Medi+の講座は動画形式で、受講期間は3ヶ月となっていますが、卒業後も引き続き視聴が可能です。また、講座の開催回数が増えるごとに動画内容もブラッシュアップされていくため、常に最新情報を得ることができます。
「Medi+医療系取材ライターのはじめかた講座」卒業生から最後に一言

速水:座談会に参加するのは初めてでしたが、医療系取材ライター同士で情報交換ができ、とても有意義な時間でした!未経験からでも安心して挑戦できる講座だと思います。同じように医療系取材ライターを目指す方に、ぜひおすすめしたいです。
高木:医療系取材ライターに本気で挑戦したい方に向いている講座だと思います。課題にしっかり向き合い、学びを行動に移すことが大切だと感じました。
松本:本日はありがとうございました!
医療従事者の方の多くは、患者さんや他職種の方と日々コミュニケーションを取りながら働いてこられたのではないでしょうか。そのため、人と話すことが好きな方にとって、医療系取材ライターは相性のよい仕事です。
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