「記事作成に時間がかかる……」「書いている途中で結論を見失ってしまう……」という悩みはありませんか?執筆を始めてもなかなか進まず、時間だけが過ぎていくと焦りますよね。
今回は、記事をスムーズに執筆するための「構成作り」について説明します。
Webライティングにおいて、「構成は記事の9割」と言われるほど大切です。構成がしっかりしている記事は、読者に分かりやすく響きやすい記事になります。
すみれさん
ポイントを抑えて、読みやすい記事をスムーズに執筆できるようになりましょう!
Webライティングにおける構成とは?
Webライティングにおける構成とは、文章の骨組みのことです。家を建てるときの設計図のような、「ゴールまでの道筋を示したもの」とイメージしてください。
すみれさん
Webライティングにおけるゴールは、「記事の伝えたいメッセージが読者に届き、読者の行動が変わること」です。
行動が変わるというゴールを目指すには、読者に記事を読んでもらい、理解してもらうことが必要ですよね。論理的で理解しやすく、読みやすい記事を執筆するために、文章の骨組みがとても大切です。
実際にどのように構成作りを行うのか、ここから詳しく説明します。無料ツールの紹介もしますので、ぜひ取り入れてみてください。
構成作りの3つのステップ
構成作りは、大きく分けて3つのステップがあります。ひとつずつ詳しく紹介していきます。
ペルソナ選定
ペルソナ選定とは、「誰に向けた記事かを明確にすること」です。
ペルソナが曖昧なまま記事を作成すると、誰にも届かない、ぼんやりとした内容になってしまいます。年齢・性別・職業・家族構成・住んでいる場所・趣味など細かく考えることがポイントです。
また「どうしてこのキーワードで検索したんだろう?」と想像し、読者のニーズを解決できる記事を目指しましょう。
リサーチ
「リサーチ」と聞くと、「正しい情報を集めること」とイメージしやすいかもしれません。
すみれさん
しかしWebライティング用語のリサーチは、競合分析という意味も含まれています。
どんな記事が読まれているのか、あらかじめ分析することで、これから作成する記事をより多くの人に読んでもらえます。競合分析でおすすめなのが、「ラッコツールズ」です
「見出し(hタグ)抽出」を使い、キーワード検索すると、検索上位の記事一覧と、それぞれの記事の見出しが見られます。
画像引用:ラッコツールズ
もちろん正確な情報を元に、記事を作成することが必要です。特に医療記事の作成で役立つのが、「Google Scholar」です。無料で論文を検索することができますよ。
画像引用:Google Scholar
構成作りと、記事作成の流れ
ペルソナ選定、リサーチを終えたら、いよいよ構成作りを始めましょう。一般的なWebライティングの構成を紹介します。
①タイトル
キーワードを含んだタイトルを考えます。
②リード文
読者の疑問に寄り添うことを意識します。この記事を読むことで、何を解決できるのかが示せていると読まれる記事になります。
③構成(目次)
見出しの一覧を作ります。記事の内容がぱっと理解できると分かりやすいですね。
見出しごとに「どんな内容を記載するか」箇条書きにしておくと、記事本文を執筆しやすくなります。
構成を作成したら、構成に肉付けする形で記事本文を執筆していきましょう。1つの見出しで1つの内容を伝えます。見出しの中に小見出しが入ることもあります。
また、本文の最後に「まとめ」として、記事全体の内容をまとめることで、読者の行動変化の後押しにつながります。
記事の作成段階から、いきなりリード文、本文、まとめの内容を書くことは、執筆しづらく読みにくい文章につながります。まずは、タイトル、見出しを先につくることが構成作りのポイントです。構成が出来上がってから、記事本文を書き始めましょう。
構成作りからはじめることがおすすめ!3つの理由
記事を執筆する際は、構成作りを先に行うことがおすすめです。その理由を3つ説明します。
記事で伝えたいことがブレない
構成なしに本文を書き始めると、結局何が言いたいのか分からない記事になりがちです。
すみれさん
構成作りを先にすることで、ゴールまでの道筋が明確になります。
執筆がスムーズに進む
骨組みに沿って本文を書き進めると、驚くほどスムーズに執筆できます。
すみれさん
執筆時間がかかりすぎてしまう方は、ぜひ構成作りから行ってみましょう。
クライアントと共有し、ニーズに沿っているか早めの確認ができる
Webライターは、クライアントから依頼されたキーワードを元に執筆することが多いですよね。
すみれさん
構成の段階でクライアントに共有することで、クライアントの求める内容の記事になっているか確認することができ、大きな修正も減らせます。
初心者Webライターが「構成力」をあげるための方法
ここまで構成作りについて、基礎的な内容を説明しました。もう一歩レベルを上げて、よりクライアントや読者に喜ばれる記事を作るための「構成力の高め方」について紹介します。
検索上位の記事から学ぼう
キーワード検索で上位の記事を参考にしましょう。検索上位の記事はそれだけ読まれている記事といえます。
すみれさん
もちろん完全に真似することは禁止です。いくつかの記事を見比べて、勉強し、取り入れていくことが成長につながります。
添削してもらおう
初心者のうちは自分で学んで構成作りをしても、「これでいいのかな?」と不安を感じることも多いでしょう。
すみれさん
そんな時は先輩Webライターに添削してもらうことがおすすめです。
筆者が受講したオンラインの動画講座「医療ライターのはじめかた」では、最終課題で自分の記事を作成します。自分の記事は、構成作りの段階で先輩に添削してもらうことができます。
すみれさん
また、構成作り以外にも、Webライティングで押さえておきたいポイントはたくさんあります。講座を受講することで、まんべんなく学べるので自信をもって執筆できるようになりますよ。
画像引用:「医療ライターのはじめかた」について
構成のポイントをおさえて、読みやすい記事を書こう
初心者Webライターに知って欲しい、構成の重要性と作り方を解説しました。
構成作りに力を入れて、クライアントに喜ばれ、読者に届く文章を執筆しましょう!
薬剤師ライター:水島 すみれさん
薬学部卒業後、ドラッグストア内の調剤薬局に勤務。さまざまな科の処方箋調剤を3年間経験。東洋医学の「自然治癒力」の考え方に惹かれ、漢方薬剤師を志す。現在は、漢方相談を通して生涯の健康づくりのお手伝いをしています。2021年からライターとして活動を開始。西洋医学・東洋医学両面から健康を考える記事を執筆していきます。
SNS(X):すみれ@副業Webライター
Blog:漢方薬剤師 すみれブログ
すみれさんも受講、Medi+の「医療ライターのはじめかた」講座とは?