「医療ライターを初めてみようと考えているけれど、なるにはどうしたらいいの?」
「医療ライターになると、どのくらい稼げるんだろう」
そのような疑問を持っている方はいませんか?
ユカさん
私も医療ライターとして活動しようと思った時、さまざまな疑問や不安がありました。
今回は、医療ライターになるためにはどうすればいいのかや、未経験から1ヶ月で10万円受注した筆者の体験談をご紹介します。
今回記事作成してくれたユカさんに、医療ライターとしての働き方や講座の感想などについてインタビューさせていただきました!気になる方は、こちらYouTube動画と記事もぜひご覧ください♪
医療ライターについて
医療ライターとは、どんな仕事をしているのがご存じですか?まずは、医療ライターというお仕事について説明します。
ユカさん
医療ライターとは、医療の専門知識について分かりやすい記事を書く職業です。
医療の専門知識を持った方は、医師、歯科医師、薬剤師、看護師、作業療法士、臨床検査技師などさまざまですよね。
それぞれ培ってきた専門知識を活かし、リサーチを行い、記事執筆を行うことがほとんどです。
ユカさん
医療ライターになるために、必須のライティングの資格や検定などはありません。
なので、医療ライターとして活動するWebライターの中には、「医療資格」を持っていないWebライターもいます。ただ、専門的な内容を書く仕事のなので、やはり「医療資格」を持つ方が医療ライターとして活躍しやすいですね。
医療ライターになるには
医療ライターに興味があっても、分からない点・不安な点があると、初めの一歩を踏み出すのは怖いですよね。
ここでは、筆者の経験談も含めて医療ライターになるにはどうすればいいのかご紹介します。
医療ライターに必要な、3つのスキル
医療ライターをするにあたって、必要なスキルはさまざまあります。スキルの中には、文字単価アップに繋がるものもあります。
ここでは、医療ライターを始めるにあたって最低限必要な3つのスキルをご紹介します。
①リサーチ力
医療ライターに限らず、Webライターをしていく上では必要なスキルです。
最新の情報をまとめることが重要なので、得意分野でもリサーチ力は大事なスキルになります。
②文章力
リサーチ力と同様、文章力もWebライターをしていく上では必要なスキルです。
読者が読みたくなる文章、誰が読んでも分かりやすい文章を書くことが大事です。また、最低限の文法を知っておくことも必要になります。
③読解力
医療ライターは、難しい文献や論文を読む機会が多いです。
もし、文章を読み違えてしまうと、間違った情報を流してしまうことになりますよね。そうならないためにも、読解力も大事なスキルの1つになります。
文字単価をアップするためには、薬機法チェック、Wordpress入稿などさまざまな方法があります。しかし、初めて医療ライターをする方は、まず上記の最低限必要な3つのスキルを大事にするようにしましょう。
独学でも勉強できること
医療ライターとして活動する中では、質のいい記事を書くための勉強が大切です。
①他Webライターさんが書いた記事を読む検索の上位に出てくる記事は、多くの人に読まれている記事です。どんな書き方が人気なのか、どんな文章構成がいいのかなど、参考にできる要素はたくさんあります。
②文章の書き方についてなどの参考書を読む
質のいい記事を書くには、文章力が大事です。文章力を向上させるために、がむしゃらに経験を積む方法も1つの手段です。ですが、独学で文章力を向上させるのは、なかなか難しいかもしれません。
せっかく能力を延ばすなら、少しでも効率を上げたいですよね。文章の書き方など記載している参考書を読んで自分の記事に活かすと、効率が良い気がしませんか?
ユカさん
新しい文章力の教科書や沈黙のWebライティングなど、初心者Webライターにオススメの参考書はたくさんあります。参考書を読むのも、新しい刺激があっていいですよ。
医療ライターのはじめかたを受講して学んだこと
筆者が医療ライターとして活動をすると決意したのは2021年3月頃。しかし、Webライター業そのものに対しての知識はゼロの状態でした。
そこで筆者は、2021年4月末からオンライン動画講座「医療ライターのはじめかた」を1ヶ月間受講しました。
「医療ライターのはじめかた」受講で学んだ事は主に3つあります。
①医療ライターとして知っておくべき専門用語や基礎知識
どの職業にも専門用語や基礎知識はありますよね。医療ライターも同様です。最低限知っておくべき専門用語や基礎知識がある状態とない状態では、お仕事の効率も変わってきますよね。
②自己紹介文や提案文の書き方お仕事を受注するには、クライアントの目に留まる自己紹介文や提案文を書くことが大事なポイントになります。医療ライターを始めたばかりだと、どんな文章がクライアントの目に留まるのか分からないですよね。
質のいい記事を書くことはもちろんですが、お仕事につながる自己紹介文や提案文を作成することも、医療ライターにとって大切です。
③記事の作成の流れどのような人に読んでもらうのか、どんな内容について知ってもらうのかなど、記事を作成するにあたって考えるべき必要な行程があります。真っ白なページを目の前にして、「記事を書いてください」といきなり言われても難しいですよね。
いい記事を書くためには、記事の作成の流れを知ることも大事です。
ユカさん
「医療ライターのはじめかた」を受講して、医療ライターとしての歩み方が明確になりました。講座中に記名記事を1記事作成するという経験もあったため、大きな進歩になりました!
ユカさんの講座内執筆記事:セルフメディケーションの効果と注意点|知って損はないセルフメディケーション税制についても解説
過去記事:「医療ライターのはじめかた」について
医療ライターを始めてからの収入について
実際、医療ライターを始めてからの収入はどれくらいだと思いますか?今後、医療ライターを始めたいと思っている方は特に気になる内容ですよね。
ユカさん
ここでは、筆者が医療ライターを始めてからの収入についてご紹介します。
仕事の受注率について
4月末からスタートした「医療ライターのはじめかた」受講終了後、実際にクラウドソーシングサイトに登録し2021年6月から活動をスタートしました。
医療ライターを始めて1ヶ月目の提案数と受注率は、下記の表になります。
6月の提案数 | 26本 |
落選本数 | 20本 |
受注本数 | 6本 |
受注率 | 23.10% |
※クラウドソーシングサイトを使用した場合の受注率
クラウドソーシングサイトは主に「ランサーズ」「クラウドワークス」を使用しています。
多い時は1日に6件、提案文をクライアントに提出していました。
実績が少ない初心者Webライターは、受注率が低くなりがちです。また、たくさんのポートフォリオを持っていたとしても、クライアントが求める内容に沿っていなければ落ちることもあります。
ユカさん
初心者は受注率が低いということを念頭に、「自分ができそう」と感じたお仕事に対して、積極的に提案文を提出することがポイントです。
また、毎日提案文を提出していると、提案できそうなお仕事が底をついてしまいますよね。そのような事態を避けるためにも、最初は使用するクラウドソーシングサイトは多めに持ち、徐々に自分に合うサイトを選定していくことも大事です。
ユカさん
「医療ライターのはじめかた」講座での面談や1ヶ月サポートの中で、さまざまな種類の営業方法を教えてもらいました。
文字単価について
初心者Webライターの文字単価の相場は、1文字0.1~1.0円とされています。(1)
医療ライターは、専門的な知識を必要とされていますよね。そのため、医療資格を持つ医療ライターは、2円や3円のお仕事をゲットできることもあります。
ユカさん
筆者が医療ライターを始めて1ヶ月目の文字単価について、下記の表でまとめました。
記事の分類 | 文字単価 |
疾患記事 | 1.0~2.0円 |
薬剤記事 | 1.0~2.0円 |
病院記事 | 1.5円 |
化粧品記事 | 10.0円 |
紹介記事 | 1.0~2.0円 |
ユカさん
文字単価に幅はありますが、初心者ながらに文字単価10円のお仕事もいただくことができました。
「医療ライターのはじめかた」受講後のサポートも活用してモチベーションを保ち、文字単価1円以上のお仕事を複数いただけたので、医療ライターになって1ヶ月目の受注金額は10万円を超えました。
リアルな収入について
医療ライターを始めて1ヶ月目は、10万円受注はしていても”実際の業務は来月から”というお仕事もあったため、納品し終えて振り込まれた収入は2~3万円でした。
また、記事を書くことに慣れていなかったのもあり、作業効率も悪かったと思います。受注したお仕事の中には、1記事書き終えるのに1週間以上かかってしまうものもありました。
ユカさん
医療ライターを初めて数ヶ月ですが、当初に比べて作業効率はアップしています。収入も4~5万と少しずつ上昇しています!
最初の頃は「初心者は受注率が低い」ことを念頭に、今の自分ができること(提案文作成時にクライアントをしっかりリサーチする、自分の強みが活かせる案件がないかこまめに検索するなど)を行いましょう!
専業医療ライターの1日スケジュール
ユカさん
専業医療ライターとして活動を始めた、筆者の1日のスケジュールをご紹介します。
8:30 | 起床 |
8:30~10:00 | 家事など |
10:00~12:30 | 執筆時間 |
12:30~14:00 | 昼食・家事 |
14:00~19:30 | 執筆時間 |
19:30~24:00 | 夕食など |
1:00 | 就寝 |
週末は、基本趣味や休息に使用することが多いです。記事の提出期限が迫っている場合は、週末も数時間お仕事をしています。
パソコンがあればお仕事ができるため、少し遠くにお出かけをする時は、移動時間を活用して記事執筆をしています。
ユカさん
どこでもお仕事ができるのは、医療ライターの強みですよね。
興味があるのなら、まずやってみることが大事
この記事では、筆者の体験談をもとに、医療ライターをするにはどうしたらいいか、医療ライターを始めてからの受注率や稼働時間などについて、ご紹介しました。
誰でも、初めて挑戦する時は不安を感じますよね。
ユカさん
筆者も医療ライターを始める時、「本当に自分にできるのだろうか」と不安がありました。
しかし、不安をかき消すように行動することで、いろんなお仕事につながっていきました。
ユカさん
医療ライターに興味があるなら、まずは挑戦してみてください!
今回記事作成してくれたユカさんに、医療ライターとしての働き方や講座の感想などについてインタビューさせていただきました!気になる方は、こちらYouTube動画と記事もぜひご覧ください♪
医療ライター:岩片 ユカさん
薬学部卒業後、大学病院門前の調剤薬局に勤務。時間や場所に囚われない自由な働き方をしたいと考え、調剤薬局を退職。2021年からライターとして活動を開始。薬剤師として培ってきた知識を生かした記事だけではなく、幅広い分野での執筆活動をしています。
X(Twitter):https://twitter.com/yukaka1001
ユカさんも受講、添削付きオンライン講座「医療ライターのはじめかた」とは?