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Webライターの基本!コピペチェックと文章推敲をおさえよう

コピペチェックと文章推敲について、クライアントに指摘されないよう工夫していることはありますか?

この2つはWebライティングをする上でとても大切なことですが、初心者Webライターの中には「文章を書いたら自分の仕事は終わり」と考える方もいるでしょう。

大学のレポートなどでは、「コピペは禁止!」という注意事項がよく見られます。Webライティングも同じで、コピペは禁止事項です。また、文章推敲に関しては「そもそも推敲ってなに……?」と思う方もいますよね

この記事では、コピペチェックと文章推敲の大切さや、便利なツールについてご紹介します。

薬剤師ライター

chaiさん

コピペチェックと文章推敲をしっかり行い、品質の高い記事を作成して、新規案件や継続案件の獲得につなげましょう!

コピペチェックと文章推敲とは?

コピペとはコピー&ペーストの略です。既存の文章などをコピーし、そのまま貼りつけることを指しています。

文章推敲とは、書いた文章の中におかしな点があれば修正し、読みやすくしていくことです。たとえば、誤字脱字がないかや、伝わりにくい表現をしていないか確認することなど。

薬剤師ライター

chaiさん

コピペチェックも文章推敲も、記事の作成を終えたのちに、Webライターが行う必要な確認業務です。

コピペチェックが必要な理由3選

「コピペは厳禁」と言われていますが、理由についてご存知でしょうか?なぜコピペをしてはいけないのかを具体的に紹介します。

①法律で禁止されている

ネット上の記事は、著作権法で保護されています。[1] したがって、コピペした記事をネット上にアップすることは、著作権法の著作権侵害です。[2]

伝わりやすい表現を使っている競合記事を見ると、似た表現を使いたくなるかもしれません。しかし、コピペした既存文章を別媒体で使うことは、法律で禁止されています。

②Googleの評価が下がり、検索順位も下がる

コピペした記事をサイトに上げると、Googleから「価値の低いメディア」だと認識されてしまいます

薬剤師ライター

chaiさん

Googleの評価が下がると、検索順位(Googleなどの検索エンジンにキーワードを入れ検索した際に、表示される順番)も下がるので、読者に読まれにくくなるでしょう。

③クライアントに迷惑がかかる

コピペした記事により検索順位が下がると、検索によって記事にたどり着く読者数が減り、クリック率(サイトや広告がクリックされた割合)も下がります。つまり、コピペによる検索順位低下はサイトの収益減少につながると言えるでしょう。

記事をサイトへアップしたクライアントや記事作成をしたWebライターは、著作権侵害によってペナルティを課せられます。また、コピー元のサイトから賠償請求される可能性もゼロではありません。

コピペは、記事を納品するWebライター個人だけの問題ではないことをおぼえておきましょう。

文章推敲が必要な理由3選

「文章推敲」と聞くと、専門的で難しい印象がありますよね。しかし、文章推敲はWebライターなら誰しも行うべき業務です。Webライティングをする上で、文章推敲を行うべき理由を3つご紹介します。

①読者に伝わりやすい文章か判断できる

いくら記事の中身が良くても、意図する内容が読者に伝わらなければ意味がありません。たとえば、「~することができる」より「~できる」のほうが簡潔で伝わりやすいと思いませんか?

誤字脱字や、わかりにくい表現が続かないように、文章推敲をして確認しましょう。

②離脱者の増加、Googleの評価低下を防ぐ

薬剤師ライター

chaiさん

誤字脱字が多くてわかりにくい文章を読んだ時、みなさんは「もっと続きが読みたい」という気持ちになるでしょうか

よほど気になる内容でない限り、わかりにくい記事を最後まで読み続けたいとは思いませんよね。

記事が読みにくいと、読者はすぐにページを閉じてしまうため、記事の離脱率(読者が記事を読んだのちサイトから出る割合)や直帰率(読者がサイト内を循環せず、1記事を見ただけでサイトから出る割合)が上がり、Googleからの評価が下がってしまいます。

また、Googleから「質の低いサイト」とみなされると、検索順位が下がるため、読者数もどんどん減ってしまうでしょう。[3]

③仕事の継続率や受注率が上がる

薬剤師ライター

chaiさん

あなたが記事を外注するクライアントの立場だとすると、どのようなWebライターと仕事がしたいですか?

誤字脱字の多い記事を書くAさんと、文章推敲できている記事を書くBさんだったら、文章の直しが少ないBさんのほうが重宝されますよね。

きちんと文章推敲をした記事を書くと、継続案件を獲得できる可能性が高まります

作成する記事がコピペ判定にならないための工夫3選

コピペはダメだと理解したけれど、具体的にどうしたらいいのか迷う方も多いですよね。執筆した記事がコピペ判定されないために、どのような工夫をしたらいいのかご紹介します。

①参考にする記事を絞りすぎない

書きたいキーワードで検索上位にある記事を参考にする場合、参考とした記事数が4.5記事しかないなど絞りすぎると、記事の構成や文章表現が似る可能性が高まります

参考にするのであれば、検索順位上位10記事以上を目安にし、表現や文章がかたよらないようにしましょう

また、普段からさまざまな記事を読み、「この表現わかりやすいな」「こんな伝え方があるんだな」と自分の中でストックを貯めておくこともおすすめです。とくに、初心者Webライターの場合は、文章作成の経験が少ないからこそ「読者目線で分かりやすく書こう」と寄り添える内容も多いでしょう。

薬剤師ライター

chaiさん

自分が読みやすいと感じる表現は読者も読みやすいと感じている可能性が高いので、「なぜこの記事は読みやすいのだろう?」と考えながら読んでみると、さまざまな気づきが生まれるかもしれません

②時間をおいてから執筆する

参考記事を見てすぐに執筆をはじめると、良いと思った表現に似た文章を使ってしまいがちです。

薬剤師ライター

chaiさん

筆者の場合は、夜に競合記事をリサーチしたのであれば、翌朝に自分の記事にとりかかるなど、少し時間をおいてから執筆しています。

このように、一つの作業をしたら時間を置いて再度確認してみると、頭の中が整理された状態で業務を進められます

③コピペチェックツールを活用する

記事を執筆し終えたら、クライアントへ納品する前に必ずコピペチェックをしましょう。コピペしたつもりがなくても、「語尾を変えただけ」「一部の表現を入れ変えただけ」など既存の記事と似ている文章はコピペと判断されることがあります

大量の文章を目視で確認することは困難なので、便利なコピペチェックツールを活用しましょう。

おすすめのコピペチェック&文章推敲ツール

コピペチェックと文章推敲ができる便利ツールを、無料版と有料版にわけてご紹介します。

【コピペチェック】こぴらん/無料

画像引用:無料コピペチェックツール【こぴらん】 (copyrun.net)

こぴらんは、無料で簡易的に使えるコピペチェックツールです。
チェックしたい文章を、1文ごとに自動でチェックしてくれます。回数制限はありませんが、1回でチェックできる文字数は25〜4,000文字までと限られています。[4]

無料の簡易的なツールであり、完璧な精度というわけではないため、より精度の高いツールを求める場合は有料ツールがおすすめです

【コピペチェック】コピペリン/有料

画像引用:記事・文章コピペチェックツール「コピペリン」 (saku-tools.info)

コピペリンは、無料ツールのこぴらんの精度を高め、有料化したサービスです。コピペを徹底的にチェックし、疑わしい部分をコピペ元のサイト記事との比較もできます。

利用料は年間6,000円(税別)で、他のサービスと比較すると安価です。コピペリンはチェックできる文字数や回数に制限がなく、定額で使い放題です。ただ、こちらのツールはMacに非対応なのでご注意ください。[5]

【文章推敲】Enno(エンノ)/無料

画像引用:Enno.jp: 日本語文章のタイポ・変換ミス・誤字・脱字・エラーをチェック・校正(https://enno.jp)

Ennoは、無料で使える文章推敲ツールです。機能もシンプルで使いやすく、誤字脱字や表現の間違いを指摘してくれます。「まずは無料のツールから試してみたい」という方におすすめです。[6]

【文章推敲】文賢/有料

画像引用:文賢(ブンケン)~文章をより良くするための推敲・校閲・校正支援ツール (rider-store.jp)

文献は、無料ツールの精度を高めて機能を追加し、有料化したツールです。利用料は1ライセンス(1名)あたり、月額2,178円(税込)です。

誤字脱字や表現の間違いはもちろん、「ひらく」と「とじる」のチェックや「こそあど言葉」の指摘もしてくれます。また、文章を読み上げて違和感がないかチェックする機能もあります。[7]

コピペチェックと文章推敲はとても重要

今回は、コピペチェックと文章推敲の大切さや、便利なツールについてご紹介しました。
Webライティングをする上で、コピペした記事や文章推敲されていない記事の納品は厳禁です。クライアントとの信用問題に関わり、メディアやWebライター個人の評価も下がってしまいます。

薬剤師ライター

chaiさん

便利なツールを活用してコピペチェックと文章推敲をしっかり行い、品質の高い記事を作成しましょう!

この記事の執筆者

薬剤師ライター:chaiさん

薬学部卒業後、企業薬剤師として約3年勤務。服薬指導や品質保証、人材採用などの様々な業務を経験する。その後、パート薬剤師として調剤薬局に勤務。時間や場所にとらわれない自由な働き方をしたいと考え、2021年からライターとして活動を開始。「お金にとらわれず、自分らしく働く」を目指して働き方を絶賛模索中。趣味は英語学習、美容、メルカリ。

X(Twitter):https://twitter.com/chiha_runnn

chaiさんも受講、Medi+「医療系取材ライターのはじめかた」とは?

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メディア運営・編集

京薬卒、(株)Medited代表取締役。 医療・取材ライターや医療系介護メディアの編集長業務、キャリアスクールでの講師メンター業などを経て2020年よりオンライン動画講座「医療ライターのはじめかた」メディア「MediJump」の運営を開始。2022年より医療×Webクリエイターの交流コミュニティ「MediWebラボ」をスタート。2023年に法人化し、経済産業省JStarX起業家プログラム等に採択。「医療資格は、ずっと味方」をテーマに活動しています。