「せっかく経験を積んでも、またゼロからのスタートになるかもしれない……。」
結婚後、夫の転勤に伴う転居の可能性を抱えながら働いていた薬剤師のはるなさん。将来へ漠然とした不安を抱えていました。
場所を選ばず専門性を活かして働きたいという思いから、第2回「Medi+オンライン漢方相談のはじめかた講座」(2025年6月開催)を受講。現在は調剤薬局でパート勤務しながら、漢方について学びを深めています。
「女性の悩みに専門的に関わりたい」と国際中医専門員の資格取得を決意したはるなさんに、講座の感想や今後の展望などを伺いました。
アレルギー体質に悩んでいた、薬剤師のはるなさん

ーー最初に自己紹介からお願いします。
薬剤師のはるなです。2020年4月から働きはじめ、今年で7年目になります(2026年6月現在)。2回転職を経験し、4カ月ほど無職の期間があります。
最初は調剤薬局に正社員で就職しましたが、結婚を機に遠方へ引っ越すことになり退職しました。現在は調剤薬局でパートタイムで働いています。
ーー漢方に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?
私自身がアレルギー体質で以前から悩んでいました……。体調を整えるために根本的治療を探していたとき、「アラテックセラピー*」という東洋医学による治療法に出会いました。
その治療を受けたことで「こんな世界があるんだ」と、東洋医学の奥深さをはじめて知り感銘を受けたんです。東洋医学とつながりが深い漢方は、同じようにちょっとした体調不良に悩む方の根本的治療に役立つのではないかと思ったのがきっかけです。
コロナ渦で見つけた働きかた
ーー講座受講のきっかけは何だったのでしょうか?
漢方が体質改善に良さそうだと自身の経験で気づいてから、「もっとこの世界を知りたい」と思うようになったんです。
以前から「Medi+(メディタス)」のLINE公式アカウントに登録していたこともあり、漢方講座の存在は知っていました。そのため興味をもったタイミングで、すぐに申し込みました。
ーー「Medi+」をもともと知っていたのはなぜでしょうか?
私が就職したころ、ちょうど新型コロナウイルスが流行している時期でした。その影響で大学の卒業式もおこなわれず、入社式も緊急事態宣言中の慌ただしい状況下だったのをよく覚えています。
そんな環境のなか、医療職以外の友人たちの多くが在宅ワークで、「こういう働きかたもあるんだ」と衝撃的でしたね。臨床現場で働くことが中心の医療職には、馴染みのない働きかたでしたから。
退職と引っ越しのタイミングだったこともあり、薬剤師の資格を活かした在宅ワークはないかと模索していたときに「Medi+」を見つけました。
ーー薬剤師の資格を活かしながら在宅ワークをしようと考えた理由は何ですか?
夫の仕事の都合上、定住することが難しく、いずれは地元に戻りたいという思いもありました。
薬剤師の資格があるため、働く場所を見つけることにそれほど苦労しません。しかし、転職のたびに新しい環境や人間関係に慣れる必要があり、その負担は感じていました。
そんななか、在宅ワークをしている友人たちの姿に刺激を受け、自分も薬剤師の資格を活かしながら場所に捉われない働きかたができないかと考えるようになったんです。
相談者に寄り添う視点を養った実践的な実習

ーー実際に受講してみて率直な感想を教えてください。
本当に知識ゼロからのスタートだったので、最初はついていくのに必死でした。当時は派遣薬剤師として働いていたので、仕事と勉強の両立に苦労しました。
仕事のある日は疲れて、何もせずに寝てしまうことも多く、休日に時間を確保して学習をすすめていましたね。正直なところ、課題を提出することで精一杯で……。それでも学ぶたびに新しい発見があり、少しずつ知識が身についていくことにやりがいを感じていました。
実習で気づいた、漢方相談に大切なこと
ーー講座のなかで一番良かったことは何ですか?
一番印象に残っているのは全2回実施されたロールプレイング実習です。
受講生同士で患者役と相談役に分かれ、オンライン漢方相談をおこなうのですが、最初はうまくできずに戸惑う場面が多かったです。実際に相談を受けてみると、知識として理解していることと、相手に寄り添いながら相談対応をすることはまったく違うスキルが必要なんだと実感しました。
相手の話を聞き、必要な情報を整理しながら対応する難しさを体験できたことで、多くの気づきを得られたと思います。知識だけでは学べない実践的な経験ができたことがとても良かったですね。
ーーロールプレイング実習で得た「気づき」とは具体的にどんなことですか?
実際にお話を伺った方々は、一見元気そうに見える方々ばかりでしたが、それぞれが長年抱えている悩みや不調があり、「こんな思いを抱えていたんだ」と驚くことが多かったです。
その経験を通して、漢方相談は単に症状を聞くだけでは成り立たないことを実感しました。
相手に安心して話してもらうためには信頼関係が大切であり、コミュニケーションの取りかたやカウンセリングの技術も重要だと感じました。
卒業後にMediWebラボで即実践!
ーー講座受講のメリット、またデメリットもあれば教えてください。
「Medi+オンライン漢方相談のはじめかた講座」は漢方の知識がない方でも理解しやすく、薬剤師以外の医療資格保有者でも学べる内容だと思います。
また、講座卒業後はMedi+卒業生コミュニティである「MediWebラボ*」でオンライン漢方相談を実践できる場が持てることも大きなメリットです。学んだ知識を、実際の相談にすぐ活かせる環境があるのは魅力的だと思います。
一方で大変だったのは学ぶ内容の多さですね。特に中国伝統医学(以下、中医学)は理論から理解する必要があり、一朝一夕で身につくものではありません。実際に、漢方を本当に理解するには10年かかると話される先生もいるほど奥が深い世界です。
私にとって、3ヵ月間の講座は学びのスタートラインに立つための大切なきっかけになりましたが、今後も継続して学び続ける姿勢が必要だと感じています。
ーー講座卒業後に「MediWebラボ」内で漢方相談を受けたと聞きました。
はい。私も講座卒業後に「MediWebラボ」の2名に相談モニターをお願いして、オンライン漢方相談をしました。モニターのため、報酬はワンコインからのスタートではありましたが、実際に漢方相談をできたことは大きな学びになりました。
相談者の方と向き合う楽しさや、やりがいを感じられ、漢方相談員としての第一歩を踏み出す貴重な経験となりました。
ーーはじめて漢方相談を仕事として経験し、いかがでしたか?
実際に相談を受けてみると、症状だけを見ていてはわからないことが多くありました。同じ症状でも、その背景には生活習慣やストレス、体質などさまざまな要因が関係しています。
お話を伺いながら情報を整理し、その方の不調の背景を読み解いていくことの難しさを実感しました。これからも相談者の方が安心して話せる雰囲気づくり、丁寧にお話を伺うことを心がけていきたいですね。
知人からの相談がオンライン漢方相談の第一歩に

ーーご自身のSNSで無料相談の募集をされていましたね。
無料相談の募集をしてみたものの、残念ながら直接の申し込みにはつながりませんでした。しかし、以前から体調について相談を受けていた知人がいたんです。話を聞いているなかで、「漢方が役に立てるかもしれない」と感じ、講座の講師でもある生田先生をご紹介しました。
知人は生田先生の漢方薬局で漢方相談を受けることになり、私自身も継続的にアフターフォローとして関わらせていただいています。
講座卒業後は生田先生の漢方薬局と業務提携ができ、私がオンライン漢方相談を担当した方に対し、生田先生の漢方薬局から漢方薬を患者さんにお送りします。相談者の方が漢方薬を継続される場合、私はその売上の一部を報酬としていただいている形です。
まだ実績は多くありませんが、今後は集客にも力を入れながら経験を積んでいきたいです。
ーー実際に、知人の方の症状は改善されましたか?
はい。少しずつ良い方向に向かっています。以前から体調について話をする機会があり、不調に悩んでいる様子を知っていました。漢方が合うかもしれないと感じて相談をおすすめしたところ、「一度、話を聞いてみようかな」と前向きに受け止めてくれたんです。
その後、漢方薬局でしっかり相談を受け、現在は体調も改善傾向にあります。漢方が誰かの力になれることを実感できた印象深い経験でした。
受講を機に学びつづける習慣が身についた
ーー講座を受けた後、心境の変化はありましたか?
「漢方を仕事にしていきたい」という気持ちが強くなりました。
受講前は仕事以外で学ぶ習慣がほとんどありませんでしたが、受講後は中医学に興味をもち自ら進んで勉強するようになりました。自己投資を惜しまず、常に学び続けることを大切にしています。限られた時間の中でも工夫しながら、仕事と勉強を両立しています。
ーー漢方を本格的に学びたいと思った理由は何だったのでしょうか?
講座で学ぶうちに、漢方には体質や不調の根本にアプローチできる可能性があることを知りました。実際の症例から改善の過程を学ぶたび、漢方の奥深さに魅力を感じるようになったんです。
そして私自身も、「漢方を通じて悩みを抱えている方を支えていきたい」と思うようになりました。
薬局薬剤師はるなさんの1日のスケジュール
ーーはるなさんの一日のスケジュールを教えてください。
【1日のスケジュール】
| 7:00 | 起床・朝食・勉強(耳学習) |
| 8:30 | 出勤 |
| 9:00~14:00 | 調剤薬局で勤務 |
| 14:30 | 帰宅・昼食・休憩 |
| ~18:30 | 勉強・漢方相談の対応 |
| 19:00 | 夕食 |
| 20:00 | 勉強 |
| 23:30 | 就寝 |
講座受講をきっかけに「もっと勉強したい」と思うようになり、勉強時間の確保のためパート勤務に切り替えました。現在は週20時間程度、調剤薬局で働いています。国際中医専門員の資格取得を目指して、朝のわずかな時間も漢方の勉強に利用しています。
帰宅後、自分の時間はなるべく学習時間に充て、オンライン漢方相談の依頼があれば対応しています。
女性の悩みに寄り添う相談員になりたい
ーーはるなさんの今後の展望をお聞かせください。
将来的には漢方薬局で経験を積みながら、漢方相談員として活動の幅を広げていきたいです。オンライン漢方相談に限定せず、漢方に関わるさまざまな仕事に携わりたいですね。
また、不妊治療や妊娠、産後の不調など、女性特有の悩みに対して専門的に寄り添える相談員を目指しています。
ーー具体的にどのような相談員になりたいと考えていますか?
これからもSNSなどを活用して、個人でのオンライン漢方相談にも力を入れ、より多くの方のサポートができるようになりたいです。相談にきてくれた方の本当に話したいことや不安に感じていることを、丁寧に引き出し、一人ひとりに寄り添った相談を大切にしていきたいです。
病院で漢方薬を処方されても十分な改善が得られず、漢方薬局でじっくり相談することで症状が緩和するケースもあります。そういった選択肢があることを、もっと多くの方に知っていただけたら嬉しいですね。
ーー最後に講座受講を迷っている方へメッセージをお願いします。
学ぶことは多く大変でしたが、講義はわかりやすく、着実に知識を身につけられる内容でした。漢方薬局で働いていなくても、学んだことを仕事につなげることができる環境もあります。
もし興味があるなら、ぜひ一歩を踏み出してみてください。私も知識ゼロからのスタートでしたが、その一歩が新しい可能性につながりました。一緒に漢方を学ぶ仲間が増えたら嬉しいです。
ーーありがとうございました。今後のご活躍も応援しています!
オンライン漢方相談のはじめかた講座
漢方の歴史・現状、営業形態やオンライン店舗見学、勉強方法、ロールプレイングまで実践的に習得できる講座です。医療現場での専門知識や経験と漢方知識を掛け合わせて働きたい方に特におすすめです!


