「時短勤務が終わったあとも、育児と両立しながら、働き続けられるだろうか……」
医療資格を取得したあとは、就職先に困らない、安定した仕事に就けるといった印象があるでしょう。
しかし、実際の医療現場は人手不足や患者対応で残業が多くあり、ライフイベントに合わせた働きかたを選択しづらい側面もあります。
薬局薬剤師の山野まりさんも、育児と時短勤務をするなかで悩んでいた一人でした。
第19回「Medi+医療ライターのはじめかた講座」(2024年9月開催)を受講後は、資格取得や記事執筆の案件を継続受注しています。今回は講座を受講したきっかけや現在の活動まで、幅広くお話を伺いました。
医療ライター×薬剤師の山野まりさん

ーーそれでは自己紹介をお願いします。
山野まりと申します。
新卒から2年間病院に勤務したあと、調剤薬局に転職。産休・育休も含めて薬剤師歴は8年目です(2026年7月現在)。
現在は調剤薬局で正社員の時短勤務をしながら、副業で医療ライターをしています。講座を卒業して2年ほど経ち、医療や美容のジャンルで記事執筆をする機会が多いですね。
ーー自身をどのような性格だと感じますか?
責任感が強く、一度決めたら最後までやりきりたい性格です。
特に医療ライターとして案件に取り組む際は、クライアントが求める内容を深堀して良い記事を執筆するようにしています。一方で、人間関係のささいなことを気にして深く考え込み、ストレスを溜めやすい性格でもありますね。
ーー病院から薬局へ転職した理由は何だったのでしょうか?
職場の人間関係に悩むようになったからです。
ただ病院薬剤師として、輸液・抗がん剤の混注業務や病棟業務など貴重な経験ができ、とても良かったと思っています。当時は結婚や出産も考えていたので、パートに切り替えやすいと考え、調剤薬局への転職を決めました。
ーー調剤薬局へ転職後、働きかたに悩むことはありましたか?
実際に子どもが生まれてからは、薬剤師を続けられるか不安に思うようになりました。
薬剤師の仕事は薬局や病院まで出勤しなければ仕事ができない上に、休暇申請しにくい場面もありますよね。
さらに、薬局の終業は近隣クリニックの診察時間に左右されるので、病院で勤務していたときよりも残業が増えてしまったんです。
子どもが小学生になると時短勤務もできなくなってしまうため、育児との両立に不安を覚え、医療現場以外の働きかたを探すようになりました。
早朝の時間を活用して講座受講へ

ーー受講を決めたきっかけは何だったのでしょうか?
在宅ワークを検討しはじめた頃、Instagramで「Medi+(メディタス)」のアカウントを見つけたことがきっかけです。
当時、私は「医療ライター」と「メディカルライター」を混同しており、企業で働く印象がありました。
しかし、医療ライターは副業で挑戦できることを知り、講座受講を決めました。
ーー実際に講座を受講してみて、いかがでしたか?
Webライティングの基礎を学べて、とても良かったと感じました。
実際に自分で執筆した記事を添削してもらうことで間違えやすいポイントがわかり、初心者からでもライティングスキルを習得できました。
営業の仕方や細かいライティングのルールなど、独学で得られない知識は、現在の記事執筆でも活かされていますね。
ーー当時は、家事や育児をしながら受講していたそうですが、両立するにあたって工夫していたことはありますか?
子どもが起きるまでの早朝の時間に、動画視聴や課題に取り組むようにしていました。
仕事から帰ると家事や育児で疲れてしまうので、子どもと一緒に寝て、朝4時に起きていました。睡眠時間は6〜7時間ほど取れていたと思います。
▼山野まりさんの講座卒業制作はこちら
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医療ライターのスキルを磨き続ける

ーー講座卒業後は、どのくらいの頻度で案件に応募していましたか?
週に2〜5件ほど応募していたと思います。副業での稼働だったので、案件応募は控えめでしたね。
はじめて受注した案件は、MediWebラボ*経由でいただいた仕事でした。実績の掲載はできませんでしたが、受注から納品までを経験してとても自信がついたんです。
講座卒業後の2〜3カ月後くらいには、クラウドソーシングサイトから継続案件も受注できました。
ーー現在は「Medi+医療ライターのはじめかた講座」の添削サポーターとしても活動されているそうですね。添削サポーターをはじめた経緯や、感想をお願いします。
講座を卒業して1年経たないくらいで「添削サポーターをしてみませんか?」と声をかけていただきました。
添削サポーターをする時間を捻出できるか悩みましたが、自分に依頼していただいたことが嬉しく、貴重な経験になると思い決断しました。
実は、卒業制作記事の添削と案件の納期が重なったことがあったんです。なんとか両立したあと、交流会で受講生さんから感謝の言葉をたくさんいただき、頑張って良かったと思いました。
資格取得やブログ開設にチャレンジ!
ーーまりさんはすでに、YMAA認証マーク*と日本化粧品検定*を取得されていると伺いしましたが、取得しようと思った理由を教えてください。
講座受講中に、動画のなかでYMAA認証マークの紹介があったので「さっそく受験してみよう」と思い、医療ライターとして活動する前に取得しました。
また、卒業後は美容分野の案件を受注する機会が多く、知識を深めたいと思い、日本化粧品検定1級と2級を取得しました。当時は、通勤時間に化粧品検定の勉強をしていましたね。
ーーすき間時間を活用して、資格取得に挑戦されたんですね。
ーーブログも開設されていますが、いつ頃からはじめたのでしょうか?
卒業後すぐにブログをはじめました。
講座で医療ライターとして案件を受注するうえでWordPress入稿のスキルが武器になると知り、WordPressに触れてみたいと思ったんです。
実際にブログを開設する過程で何度も壁にぶつかりました。契約の仕方に迷ったり、ブログの問合せフォームが機能しなかったり……。ただ、そうした壁を乗り越えて公開したサンプル記事が案件獲得のきっかけになったので、挑戦して良かったです。
早起きを習慣に。山野まりさんの1日

ーー現在の1日のスケジュールを教えてください。
【1日のスケジュール】
| 4:30 | 起床、自分の身支度・朝食 |
| 5:15 | 記事執筆 |
| 7:00 | 子どもの朝ごはん、登園準備 |
| 7:45 | 出勤 |
| 9:00~16:00 | 薬局薬剤師として勤務 |
| 17:00 | 帰宅 |
| 17:15 | 子どものお迎え |
| 18:00 | 夕飯 |
| 19:00 | 家事、子どもと遊ぶ |
| 20:00 | 子どもとお風呂 |
| 21:00 | 就寝 |
講座を受講していたときと同様に、早起きして記事執筆に取り組んでいます。
休日は日中の時間が「子どもと外出」に置き換わり、その他の過ごしかたは平日と変わらないですね。
在宅ワークの可能性を広げたい

ーーこれから新しく挑戦してみたいことはありますか?
在宅ワークのスキルを増やしたいと思っています。医療ライターの仕事もしつつ、より専門的な知識を多く身につければ、働きかたの幅が広がりそうですよね。
ただ、具体的に習得したいスキルを決められていないんです。卒業生コミュニティ「MediWebラボ」でのみなさんの働きかたを参考に、挑戦したいことを見つけていきたいです。
ーー今後はどのような働きかたを目指していますか?
これからも薬剤師として医療現場で働きながら、在宅ワークを続けていきたいですね。患者さんへの服薬指導や同僚の薬剤師と話すのが好きなんです。
それに自宅でずっと仕事をするのは気が滅入ってしまうタイプなので、副業で在宅ワークをするくらいが自分には合っているような気がします。
調剤薬局での服薬指導や、新薬・医療業界に関する情報など、薬局薬剤師の仕事が医療記事執筆に活かされていると思います。
ーー講座受講が気になる方にメッセージをお願いします。
講座ではWebライティングの基礎を教えてもらえる上に、医療ライターとして活躍する土台ができます。
もし自分を変えたい、働きかたを変えたい方は、ぜひ挑戦してみてください。医療ライターとして軌道に乗るのに時間がかかるときもありますが、諦めずに続けてほしいです。
ーー本日はありがとうございました!
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