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医療ライターが知っておきたい記名記事とは?メリットを解説

医療ライターとして活動していると「記名記事」という言葉を聞いたことはありませんか?

薬剤師ライター

今井まいさん

記名記事があるとどんないいことがあるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

特に初心者の医療ライターは、記名記事がないと自分の実力がクライアントに伝わらず、案件を獲得しづらい可能性があります。

この記事では、医療ライターが記名記事を持つメリットや注意点について解説します。

案件に応募してもなかなか採用されずに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。

薬剤師ライター

今井まいさん

記名記事で実績を作り、医療ライターの活動に役立てていきましょう!

記名記事とは?メリットを解説

記名記事とは、記事の執筆者として自分の名前が記載してある記事のことです。署名記事とも呼ばれます。

記名記事のメリットは以下のとおりです。

  • 案件の獲得がしやすくなる
  • 読者に名前を覚えてもらえる
  • 単価交渉の材料になる

案件の獲得がしやすくなる

記名記事を持つメリットの一つ目は、新しい案件の獲得がしやすくなることです。

記名記事は自分の実績としてポートフォリオ*に記載ができるため、クライアント側に自分の実力が伝わりやすくなります。

記名記事があることで医療ライターとしての実力はもちろん、得意な記事のジャンルや専門性もアピールできます

薬剤師ライター

今井まいさん

筆者は初心者の医療ライターだった頃、提示した記名記事が評価されディレクターとして採用されました。

また、質の良い記名記事であれば、記事を読んだ別のクライアントから声がかかり、自分から営業をしなくても案件を紹介してもらえることもあります。

ポートフォリオ*:ライターにとってのポートフォリオとは、自分の経歴や書いた記事をまとめ、紹介するための作品集のこと。

読者に名前を覚えてもらえる

記名記事の場合、医療ライターとして読者に名前を覚えてもらえることがあります。

医療系の記事は「誰が発信している情報なのか」ということが大切です。

薬剤師ライター

今井まいさん

記事を書いた人の名前や顔、資格がわかると、読者は記事に親近感と信頼感を覚えるでしょう。

質の良い記名記事を書くと読者の印象に残り、自分の名前を覚えてもらえるかもしれません。医療ライターとしての知名度がアップし、自分が書いた他の記事も読んでもらえる可能性がありますよ。

単価交渉の材料になる

記名記事を持っていると、クライアントから仕事の依頼がきたときに単価交渉*をしやすくなります

特に初心者医療ライターの場合、記名記事の実績がないと低単価になりやすいです。

記名記事があると医療ライターとして信頼してもらいやすく、低単価の案件を避けられる場合があります。

クライアント側も医療ライターとしての実力が目で見てわかるため、単価交渉に応じやすくなるでしょう。

薬剤師ライター

今井まいさん

駆け出しのときこそ、記名記事を持っておきたいですね。

単価交渉*:受注する仕事の報酬に関してクライアントと交渉すること。労働に対して適切な報酬を受け取るために重要です。

記名記事を書くときの注意点

記名記事には、メリットだけでなく注意点もあります。この章では、記名記事を書くときの注意点についてそれぞれ詳しくご紹介します。

本名・顔出しを求められる場合がある

記名記事では、本名や顔出しを求められる場合もあります。特に医療系記事の場合、記事の専門性を高めるために本名と顔写真の掲載を求められることも多いでしょう。

もちろん、メディアによってはライターネームで問題ない場合もあります。

筆者の場合は本名とライターネームの記事、どちらも経験があります。本名や顔出しを希望しない場合には、クライアントに本名とライターネームどちらでの掲載になるのかを事前に確認すると良いですよ。

自身のブランディングに関わる

記名記事は自分の名前が掲載されるため、記事自体が自身のブランディングに関わります。記事の内容や実力によっては、読者にマイナスの印象を与える可能性もあるでしょう。

医療系記事では情報のリサーチが不十分だと、誤った情報を書く医療ライターだと認識されかねません。

薬剤師ライター

今井まいさん

医療ライターの場合、記名記事によって自身の専門性をアピールすることも可能です。

たとえば、漢方に関する記名記事がある場合、漢方に関する専門性の高い医療ライターだと認識してもらえるでしょう。今後書きたい分野での記名記事が書ける案件を探すこともおすすめです。

記名記事がクライアントや読者に与える印象も意識しておくと良いですね。

契約内容をチェックする

記名記事を書く場合は、普段よりも契約内容をしっかりチェックしておきましょう。なぜなら、記事の内容に問題があった場合、責任が医療ライターにも及ぶ可能性があるためです。

また、著作権の所存によっては記名記事を書いてもポートフォリオに記載できない可能性があります。

記名記事は自分の実績になりますがその分責任も大きくなるため、責任の所在や著作権についてより入念に事前確認すると良いでしょう。

記名記事案件の見つけ方

記名記事のメリットは理解したけれど、なかなか案件が見つからないと困っている方もいるのではないでしょうか。ここでは、記名記事案件の見つけ方について紹介します。

クラウドソーシングサイトで検索

記名記事の案件を探す場合、まずはクラウドソーシングサイトで検索してみましょう。

クラウドソーシング内で「記名記事」と検索するとヒットする場合もありますが、案件の募集文には記名記事と書かれていない場合もあります。

薬剤師ライター

今井まいさん

あるソーシングサイトでは「本名・顔写真・プロフィールの掲載が可能な方」としている案件がありました。

記名記事で見つからないときは「プロフィール」など、言葉を変えて検索してみてくださいね。

直接クライアントに相談

継続して取引しているクライアントがいる場合、記名記事を執筆させてもらえないか直接相談することも一つの方法です。

相談するときは、医療ライター側のメリットばかり伝えてしまわないよう注意が必要です。

たとえば「記名記事になることで記事の信頼性が増す」など、クライアントにとってのメリットも一緒に伝えられると良いでしょう。

必ずしも記名記事を執筆させてもらえるとは限りませんが、執筆の作業に入る前に一度相談してみることをおすすめします。

記名記事のあるメディアへ直接営業

記名記事が掲載されているメディアを見つけたら、自分にも記名記事を書かせてもらえないか直接営業してみましょう。

薬剤師ライター

今井まいさん

記事を書きたいと思っているメディアへ自分から営業してみても良いですね。

記名記事を書く機会がない場合は、自分から積極的にメディアへ提案文を送ってみましょう。提案文が通り、記名記事を書くきっかけになるかもしれません。

医療ライターは実績となる記名記事を持とう

実績となる記名記事があると、持っていない場合と比べて医療ライターとしての信頼性が増し、新たな案件獲得につながりやすいでしょう。

しかし、経験の少ない初心者だからこそ記名記事が獲得しにくい場合もあります。

「医療ライターのはじめかた」講座では、卒業制作で現役医療ライターによる添削付きの記名記事が作成できます。質の良い記名記事は、卒業後の案件獲得に役立ちますよ。

また、ライティングの基礎だけでなく、メディアへの営業で必要な提案文の書き方や医療記事でのエビデンスの探し方も学べます。

薬剤師ライター

今井まいさん

実績となる記名記事を持ち、医療ライターとして活躍していきましょう!

Medi+では、記名記事が作成できる初心者向けの医療ライター講座「医療ライターのはじめかた」を開催しています。講座に興味ある方は、公式LINEからお問い合わせください

この記事の執筆者

薬剤師ライター/医療ライター:今井 マイさん

薬学部卒業後、調剤薬局で薬剤師として多くの科の処方を扱い、のべ6万人の服薬指導を経験。患者と話をする中で、誤った健康情報や治療方法が数多く出回っていると実感。正しい知識を知ってほしいという思いで、「難しい専門用語をわかりやすく解説」をモットーに医療ライターとして活動しています。

X(Twitter):https://twitter.com/ma_imaima_i07

今井さんも受講、添削付きオンライン講座「医療ライターのはじめかた」
今井さんも参加中、医療×Webクリエイターコミュニティ「MediWebラボ」

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メディア運営・編集

京薬卒、(株)Medited代表取締役。 医療・取材ライターや医療系介護メディアの編集長業務、キャリアスクールでの講師メンター業などを経て2020年よりオンライン動画講座「医療ライターのはじめかた」メディア「MediJump」の運営を開始。2022年より医療×Webクリエイターの交流コミュニティ「MediWebラボ」をスタート。2023年に法人化し、経済産業省JStarX起業家プログラム等に採択。「医療資格は、ずっと味方」をテーマに活動しています。