「そもそもWebライターって、どんな記事を書いている人なの?」
「Webライターの仕事の種類を知りたい」
このように、Webライターに挑戦したいと思っていても、具体的にどのような仕事をしているのかイメージしにくいと思うことはありませんか?
メグミさん
実は、Webライターの仕事は、SEOライターや取材ライター、コピーライターなど、たくさんの種類があります。
また、資格や専門知識を活かした専門ライターとして活躍する働き方も、見たことがあるかもしれません。
この記事では、Webライターの仕事7種類と、専門ライターについて解説します。さらに、初心者WebライターにおすすめのSEOライティングについてご紹介します。
メグミさん
ぜひ「これから自分はどんなWebライターになりたいか」イメージを膨らませながら読んでみてくださいね。
代表的なWebライターの仕事を7種類紹介
Webライターの仕事には、さまざまな種類があります。今回は、代表的な7種類のWebライターとしての働き方を紹介します。
SEOライター
SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略称です。SEOライターは、Googleなどの検索エンジンでキーワード検索された際に、上位に表示される記事を執筆します。検索上位になりうる記事の執筆をするためには、SEOの知識が必要です。
メグミさん
ちなみに、この記事も「Webライター 仕事 種類」のキーワードでSEOを意識した記事作成をしています。
- 分析やリサーチなど、調べることが得意
- クライアントが求める、記事作成の意図を汲み取れる
- 文章を書くことが好き
上記のような初心者Webライターは、案件数が多く、比較的実績が得られやすい「SEOライティング」から取り組むことがおすすめです。SEOライターについては後ほど詳しく説明するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
取材ライター
取材ライターはその名のとおり、人やイベントなどの取材をおこない、取材内容を記事にします。
メグミさん
「取材する人」「取材記事作成をする取材ライター」が別の場合もありますが、記事作成だけでなく取材までできるようになると、提供できるスキルが増えるため単価アップにつながるでしょう。
- 他者を応援し、多くの人に知ってもらえるような記事を書きたい
- リアルな内容を聞き出し、今しか書けない記事を書きたい
- 人の話を聞くことが好き
上記に当てはまるWebライターにとって、おすすめの働き方と言えるでしょう。
コピーライター
コピーライターは、商品やサービスなどの宣伝に使うキャッチコピーを考えます。
メグミさん
コピーライターは、クライアントとの打ち合わせを重ねた上で、商品やサービスを充分に理解し、人を惹きつけるキャッチコピーを考えなくてはなりません。
コピーライターには、分析スキル、時代のニーズに沿った表現スキルが必要となるでしょう[1]。
- 商品やサービスの宣伝・応援ができるようになりたい
- 人目を引く文章を考えることが好き
- 分析やリサーチが好きで、広告作りに関わりたい
上記内容に関心のある方は、コピーライターという働き方が向いているかもしれません。
セールスライター
セールスライターは、商品やサービスの販売を目的に、メールマガジンや広告用LP*(ランディングページ)を作成します。
メグミさん
セールスライターは、商品やサービスの魅力を伝え、商品の購入に直結するような文章スキルが求められます。
- 心理学やマーケティングなどの知識を学びたい
- 分析やリサーチが好きで、商品やサービスの売上に貢献したい
- 文章で人の感情を動かして、行動につなげることに興味がある
このようなWebライターは、セールスライティングを勉強してみると、自分の特性に合う可能性が高いでしょう。
PRライター
PRライターは、企業メディアのブログやSNS投稿などを作成し、企業のPR・広報のサポートをする仕事です。
メグミさん
企業の商品やサービスを、必要とする人の元に届ける橋渡しをすることが、PRライターの役割といえるでしょう。
- 良い商品やサービスを広める手伝いがしたい
- 顧客との関係性構築に興味がある
- 記事執筆だけでなく、メルマガやSNS投稿文作成なども興味がある
上記内容に興味がある方は、PRライターとしての働き方が向いているかもしれません。
コラムライター
コラムライターは、客観的な根拠を基にした上で自身の意見や経験を書きます。
メグミさん
コラム記事では、クライアントが記事の読者に何を伝えたいのかを理解した上で、読者に気付きを与えられるような文章が求められるでしょう。
- 分析リサーチを通して、客観視できる記事作成が得意
- 誰にでも読みやすい文章作成を意識している
- クライアントや記事が求める目的を理解した記事作成が得意
このような方は、幅広いジャンルでコラム記事の作成ができるでしょう。
シナリオライター
最近は、動画や音声メディアなどに流すセリフを考える、シナリオライターの仕事が増えています。
メグミさん
案件として多いのは、アニメや漫画の動画、解説動画などのシナリオ(脚本)作成です。
- 文章作成や構成作りが得意
- さまざまなストーリーの組み立てが得意
- アニメや漫画、ゲームやYouTubeなど、担当ジャンルに対して興味がある
上記のような方は、シナリオライターとしての活動が向いているかもしれません。
メグミさん
Webライターの仕事は、種類によってライティングの内容や目的、求められるスキルが異なることがわかりましたね。
資格や得意で差別化!専門ライターの種類
資格や専門知識を持つWebライターは、専門性の高い記事を書けるという強みがあるので、他のWebライターと差別化ができます。
専門ライターとして、どのような働き方があるのか見てみましょう。
医療ライター
医師・薬剤師・看護師・作業療法士などの医療従事者が、医療ライターとして、健康・美容についての専門性の高い記事を書くことがあります。
実際に、クラウドソーシングサイト上には「医療資格者のみ募集」というライティング案件が多い傾向があります。
メグミさん
筆者も、薬剤師の国家資格をもつ医療ライターの一人です。
生理痛についてのまとめ記事や、薬剤師の転職記事など、薬剤師資格を活かした記事作成をしています。
薬機法ライター
薬機法ライターは、医薬品医療機器等法(薬機法)などの法律に違反していないかを意識して、医薬品・化粧品・健康食品などの広告記事を執筆します。
2021年の薬機法改正により、薬機法違反をした広告の対象商品を販売した企業には、課徴金納付命令が発令されるようになりました[2]。そのため、多くのメディアで薬機法ライターの需要が高まっています。
メグミさん
医療ライターが薬機法を学び、薬機法ライターとして活躍しているケースもありますよ。
その他の専門ライター
専門性を活かせるライティング案件は、医療ジャンル以外にもさまざまなジャンルがあります。
記事ジャンル | 求められる資格・知識・経験の例 |
美容 | 日本化粧品検定・薬機法知識・美容業界での経験 |
金融系・投資・保険 | ファイナンシャルプランナー・保険会社の勤務経験・投資知識 |
法律 | 弁護士・パラリーガル・税理士 |
住まい | 不動産・建築士・ハウスメーカーの勤務経験 |
介護・福祉 | 介護福祉業界の資格や勤務経験 |
薬機法や日本化粧品検定、ファイナンシャルプランナーは独学も可能です。ライティングの幅を広げたい方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
メグミさん
ちなみに、筆者は「医療ライターのはじめかた」講座を受講し、薬機法を勉強しました。
もちろん、上記のような資格や知識が無くてもできるライティング案件はたくさんあるので、安心してくださいね!
初心者Webライターにおすすめ!SEOライターの仕事内容
SEOライティングは案件が多く、初心者Webライターさんにおすすめの仕事です。SEOライティングについて、ここでしっかりおさえておきましょう。
SEOとは?
メグミさん
SEOは、Webライターを始める上で必ず知っておきたい言葉です。
SEOとは「検索エンジン最適化(search engine optimization)」の略称で、GoogleやYahoo!などの検索サイトで、検索結果の上位に表示されるようWebサイトを作成する方法です。
例えば、Googleの検索窓で「Webライター 初心者」と検索して、はじめに表示された記事ほど、しっかりSEOを意識して作成されています。検索結果が上位の記事は目に留まりやすく、たくさんの人に読んでもらえるというメリットがあります。
SEOライティングの3ステップ
SEOライティングを行うには、以下のように進めていく流れが一般的です。
①キーワードの選定・ペルソナ設定
読者が、記事テーマとなるキーワード(例:Webライター 初心者)と一緒に検索すると想定される「サジェストキーワード」を調べたり、読者の年齢・性別・家族構成などを細かく設定したりして、記事執筆の準備をします。
②構成(見出し)作り
選定したキーワードを盛り込みながら、記事タイトル・リード文・構成を作成します。
③本文執筆
作成した構成をもとに、本文を執筆していきます。本文にもなるべく多くのキーワードを含めると、SEOを意識した記事作成にもつながるでしょう。
メグミさん
キーワード選定と構成作りをしっかり行うほど、本文執筆はスムーズに進みます!
SEOライティングを始めるには
SEOライティングでは、キーワード選定と構成作りが重要となります。
過去の記事では、SEOについての詳しい解説とおすすめツールを紹介しているので、あわせて読んでみてくださいね。
また、独学でSEOライティングできるか不安と感じている方には、ライター講座を受けることをおすすめします。
メグミさん
筆者も受講した「医療ライターのはじめかた」では、SEOライティングについて学べるほか、実際にSEO記事を書いて現役医療ライターに添削してもらえます。
講座が終了する頃には、自信を持ってSEOライティングができるはずですよ。
いろいろな種類のWebライターにチャレンジしてみよう
Webライターの仕事には、たくさんの種類があります。今回は、初心者WebライターさんもはじめやすいSEOライティングについても解説しました。
メグミさん
ライティングの基礎スキルは、さまざまな仕事につながります。基礎スキルを学ぶだけでも、幅広い業務で活かせられるでしょう。
ぜひ色々な種類のライティングにチャレンジして、自分に合う仕事を探してみてくださいね。
薬剤師ライター:松本 メグミさん
明治薬科大学卒業後、ドラッグストアでOTC(市販薬)専門薬剤師、調剤薬局薬剤師を経験。現在はWebライターをしながら心理学を勉強中。「自分で心と体を健康にする」サポートをするために、どんな方にもわかりやすい医療記事を執筆します。趣味は映画鑑賞・読書・旅行・note執筆。
X(Twitter):@motomi_slf
note:https://note.com/motomi_slf
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