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【卒業生インタビューvol.43】オンライン漢方相談で患者さんの健康サポートに成功!薬剤師のyoshiさん

症状が改善せず、不安を抱える患者さんを前に、今の治療に確信をもって対応ができず、悔しい思いをしたことはありませんか。

西洋医学では改善が難しい症状に、どう寄り添い、支えていけばよいか深く考えるようになったyoshiさん。自分自身も鍼や漢方で体質改善した経験から、東洋の医学へ興味を持つように。オンライン漢方相談という新しい働きかたに可能性を感じ、第2回「Medi+オンライン漢方相談のはじめかた講座」(2025年6月開催)を受講しました。
現在はオンラインで患者さんの体質改善をサポートしながら、薬膳の勉強や中国研修へ参加するなど学びを広げています。

東洋医学の奥深さに魅了されたyoshiさんに、講座受講の感想や今後の展望について伺いました。

母の背中を見て、医療の道を決意したyoshiさん

取材の様子

ーー最初に自己紹介からお願いします。

yoshiです。今年で薬剤師として22年目になります(2026年8月現在)。

新卒で企業に就職し、10年ほど臨床開発に携わっていました。その後は、病院や調剤薬局に転職。現在は育児との両立のため、調剤薬局でパートタイムとして働いています。

最近、オンライン漢方相談を少しずつはじめたところです。

ーー熱心に活動されていますね。薬剤師を目指したきっかけは何でしたか?

幼い頃から、看護師として働く母の姿を見て育ち、医療はいつも身近な存在でした。その影響もあり、自然と医療に関わる仕事を意識するようになったんです。

母から、薬剤師という道もあるとすすめられたことがきっかけでした。「薬の力で多くの人を支えられたら」と、そんな思いが芽生えるようになったんです。

ーー薬剤師として、これまでのご経験をお聞きかせください。

企業で臨床開発に携わったあとは、病院で1年半ほど働きました。NST*の一員として、医師や他職種と連携し入院患者の栄養サポートを担当していました。医師をはじめとする多職種と意思疎通を図りながら治療を進めていくのは、とても充実感がありましたね。

育休後もしばらく病院で働いていましたが、通勤に負担を感じるようになり、調剤薬局に転職して、パートタイム勤務になりました。それでも、かかりつけ薬剤師を任せていただき、患者さんへの継続的な服薬支援をしています。

NST*:Nutrition Support Team(栄養サポートチーム)の略。患者さんの栄養状態を評価し、適切な栄養管理を行うために、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・臨床検査技師など、多職種が連携して活動するチーム医療のこと。 

東洋医学に、医療の新たな可能性を感じた

漢方薬を煎じているときの様子

ーーとても充実していたのですね。漢方に興味をもった理由は何でしたか?

ある患者さんと長く向き合ううちに、「西洋医学では治せないかもしれない」と限界を感じるようになったんです。
かかりつけ薬剤師として対応している患者さんの一人に、治療効果がなかなか見られず、体調不良を訴え続ける舌痛症の患者さんがいました。亜鉛の投与に加え漢方も服用していたのですが、改善がみられず痛みで苦しんでいて……。
ある日、その患者さんに「処方された漢方は体質にあっているか」と尋ねられたのですが自信を持って答えられず、悔しかったのをよく覚えています。そのことがきっかけで、漢方についてもっと勉強したいと思うようになりました。

私自身、過去に鍼や漢方で体質改善した経験があったため、東洋医学の力で、悩んでいる患者さんを救えないだろうかと考えるようになったんです。

ーー自身の体質改善につながったお話をお聞かせください。

第2子がなかなか授からなかったころ、漢方で体質改善を試みたんです。しばらく服用を続けるうちに、子どもを授かれ、本当に嬉しかったです。
その後、産後うつのような症状に悩まされたときも漢方を服用したことで、体が楽になりました。授乳中だったこともあり、抗うつ剤には強い抵抗感があったため、あの辛い時期に漢方にはとても助けられました。

少人数制の丁寧な指導が自信につながる

ーー辛い経験をされましたね。本講座受講の決め手は何でしたか?

動画学習なので、私のように仕事や育児しながらでも自分のペースで、オンライン漢方相談が学べるところが決め手でしたね。

仕事場へ出勤することにある程度限界を感じはじめていて、オンライン漢方相談は自宅にいながら仕事ができることが魅力でした。とはいえ、薬剤師ですが漢方の知識はあまりなかったので「自分でも大丈夫なのかな?」という不安はありました。

ーー最初は不安もあったのですね。実際に受講してみていかがでしたか?

講師の生田先生がとても優しく、受講生一人ひとりに対してしっかりと向き合い、指導してくださったので。中医学の知識がない状態からスタートしましたが、「大丈夫ですよ」と優しくフォローしてくださり、「よしっ!頑張ろう」と素直に取り組めたんです。

自分のタイミングで学べる動画学習は、育児と両立できるのが魅力の一つ。覚える量も多くて大変でしたが、受講中は必死に取り組んでいました。

受講者は少人数でしたので、一人ひとりに丁寧に寄り添っていただけました。本当に、きめ細やかな指導に感謝しています。

基礎力と自ら考える力を育んだロールプレイング実習

ーー講座の中で一番印象に残っていることは何ですか?

全2回行われたロールプレイング実習です。実習前は、今の知識で対応できるのか不安でした。

事前に記入していただいた問診表を参考に、オンラインで模擬患者さんと面談をするのですが、話が進むにつれて想定外の展開になり、状況に応じて柔軟に対応する難しさを経験しました。
講座後半におこなわれた2回目のロールプレイング実習では、アイスブレイクや必須項目を改善し会話の流れにも注力してみたんです。対面とオンラインの多少の違いを感じ、慣れていく必要があると感じました。

振り返ってみると、自らいろいろと調べたことが、基礎力の底上げや自己解決力につながったと思います。

ーーロールプレイング実習で良かったところを具体的に教えてください。

録画した実習風景を見てもらい、生田先生より一人ひとり丁寧に直接フィードバックしていただけるところです。実際の症例を元に、的確なアドバイスを受けたことがとても印象に残っています。他の受講生のフィードバックからも新たな気づきを得ることができ、自分にはなかった視点を学べ参考になりました。

また、生田先生から、オンライン漢方相談の全体評価やご意見を伺うことができ、実践を振り返りながら学びを深める貴重な経験となりました。

薬剤師×薬膳×育児、3足のわらじで築くキャリア 

休日はお子さんと過ごすyoshiさん

ーー講座受講後は、どのような心境の変化がありましたか?

受講後は、生田先生の熱量に背中を押され、「国際中医専門員*の資格を取りたい」という思いが強くなりました。

また、東洋医学の基礎力を高めたいという思いから、薬膳の学校にも通いはじめたんです。薬膳は以前から興味があり、もともと通信講座で学んでいました。

漢方専門のコミュニティに参加し、今年は中国研修にも行きました。現地で学んでみると、西洋医学と東洋医学、それぞれの良さを取り入れた治療は、想像以上に理にかなっていて深く感銘を受けました。

本場、中国で漢方に触れたことで、まだまだ知らない世界があることに気づきました。東洋医学の奥深さに魅了され、もっと学びたいという思いが強くなっています。

国際中医専門員*:中国政府の外郭団体「世界中医薬学会連合会」が認定する国際資格で、中国の中医学(伝統医学)に専門的な知識、技能をもつ専門家に示す名称。旧称「国際中医師」から改称され、中国の中医師に相当する知識を専門家に与えられる。

ーーとても貴重な経験でしたね。薬膳の学校ではどのようなことに取り組んでいますか?

今は、必要なカリキュラムをこなしています。学校は平日、2週間に1度のペースで通っています。その日は、朝から晩までしっかり授業があって、調理実習や座学を主に学んでいます。日々の食事から健康を支える養生の教えも大切にしているので、それを学べる環境はとても楽しいですよ。

今年10月に学校を卒業します。卒業テストで中医薬膳師の資格を取得した後、来年の春には国際薬膳師の資格認定試験に挑戦します。目標達成に向けて、楽しみながら少しずつレベルアップしていきたいです。

的確な提案で根本からアプローチ!3名の体質改善に成功

ーー現在、どのような形でオンライン漢方相談をおこなっているのでしょうか??

現在は、週末を中心に薬局勤務がない日にオンライン漢方相談をしています。これまで3名の方の体質改善をサポートさせていただき、今後はより多くの方へ届けるために集客にも力を入れていきたいです。

ーー3名の実績は素晴らしいですね!相談者はどのような症状に悩み相談をされたのでしょうか?

1人目はもともと耳鳴りを主訴に漢方相談をはじめた、私の友人です。ストレスも重なり、まぶたの痙攣にも悩んでいました。

2人目も友人ですが、更年期障害に悩み、ホルモン注射を打つべきか迷っていました。

そして、3人目は主人です。自宅で横になって過ごしていることが多く、だらけているだけかと思って見ていましたが、漢方を飲みはじめたところ「以前に比べて、体が軽くなった」と感動していました。

ーーご主人の体質改善、本当に良かったですね!ご友人は効果が見られましたか?

耳鳴りに悩んでいた友人は、旅行などで一時期飲まなくなったこともありましたが、飲まない時期を経験し、漢方を飲んでいたときは症状が緩和していることを実感したそうです。まぶたの痙攣は、1週間ほどで効果が現れ、2週間もかからないうちにおさまりました。しかし、ストレスを感じるとまた症状が出ることがあるそうで、今では漢方は手放せないそうです。

また、更年期障害で悩んでいた友人は、症状や生活習慣などを丁寧に聞き、整えるための漢方ではなく、不足を補う目的の健康食品を提案しました。その結果、体質改善につながり、ホルモン注射は打たずに過ごせています。

ーーロールプレイング実習の成果も出せましたね!本当に素晴らしいです。

働く母として、同じような女性たちの力になりたい

ーー実際に相談を受けてみて、改めて東洋医学にどのような期待をもちましたか?

更年期障害で悩まれていた友人のように、「注射はできるなら打ちたくない」と西洋医学が苦手な方もいらっしゃいます。また、西洋医学での治療に限界を感じている方も。そのような方に、東洋医学が向いているんじゃないかと思うんです。

毎日の何となく感じる不調、病院にかかるほどでも、仕事を休むほどでもない症状。そんな症状を誰にも相談できずに一人で抱えてしまっている方は多いです。そのような方々に漢方が届けばいいなと思います。

ーー東洋医学にシフトし、今後どのような働きかたをしていきたいですか?

ゆくゆくは漢方相談ができる漢方薬局を立ち上げたいです。
私自身も働く母として、同じように忙しく働くお母さんたちの辛い症状を和らげる手助けがしたいと思っています。そのため、今後はオンライン漢方相談を通じて、そのような方々を中心にサポートしていきたいです。
子育て中のお母さんは、なかなか自分のために時間をとることが難しいので。自宅から気軽に受けられるオンライン漢方相談は、きっと喜んでもらえるのではないかと期待しています。

これからの働きかたについて、しっかり向き合う時間に

ーー最後に受講を迷っている方へ向けてメッセージをお願いします。

講師の生田先生はとても優しく、質問しやすい雰囲気で接してくれます。私は漢方の知識がない状態からスタートし、今ではオンライン漢方相談ができるまで成長できました。

また、講座受講はどのような働きかたをしたいのかを見つめなおす良い機会になると思うんです。受講中は、講師の先生以外に希望制でコーチングを受けられる機会があるため、一人で悩まずにぜひ活用してほしいです。

「Medi+オンライン漢方相談のはじめかた講座」は動画学習中心なので自分のペースで学びやすく、サポートもしっかりあるので続けられる環境だと思います。ぜひ、一緒に漢方について学びを深めていきましょう。

オンライン漢方相談のはじめかた講座
漢方の歴史・現状、営業形態やオンライン店舗見学、勉強方法、ロールプレイングまで実践的に習得できる講座です。医療現場での専門知識や経験と漢方知識を掛け合わせて働きたい方に特におすすめです!

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執筆

臨床検査技師。現在、二次救命救急病院にて細胞検査士として勤務。本業の傍ら、動画編集クリエイターとして活動中。女性が自分らしく健康で幸せな生活を送るためにをテーマにSNSで発信している。地域の人へ、健康維持に役立つ医療情報や医療者の声をお届けしたいとMedi+主催「第2回医療系取材ライターのはじめかた」講座を受講。