「副業やフリーランスのWebライターには、自走力が大切」と聞いたことがありますか?
自走力とは、漢字の通り「自分で走る力」と予想がつくかと思います。しかし、具体的にはどんな力を意味するのでしょう。
この記事は、薬剤師Webライターである筆者が思う「副業・フリーランスWebライターの自走力」について書いています。
すぎやまさん
専業・副業に限らずWebライターをはじめたばかりの方や、いつか独立を目指すフリーランスWebライター志望の方はぜひ読んでみてください。
「自走力」を身につけるアクションを起こすチャンスになるかもしれません!
ビジネスにおける「自走力」というスキル
世の中には、さまざまな職種があります。正社員にパート、フリーランス。国が推奨しはじめた背景もあり、リモートワークや副業も増えていますよね。
リモートワークや副業在宅ワークだと、正社員のようにそばに先輩や同僚がいるわけではありません。「簡単な質問でも、誰かに気軽に聞ける」という環境ではないため、自分で自走できるように意識するという心構えは、大きな成長につながっていくでしょう。
「自走力」のある人とは
「自走力がある」と言われる人は、「スタートとゴール(=目標)を設定し、そこに至る道筋を自力で進んで行ける」人だと筆者は考えます。
「情報収集能力と、考えて行動する力」が大切だと言われており、たとえば以下のようなイメージです。
- 自分自身で意思決定を行い、前向きに課題や仕事を進められる人
- わからないことも自分で調べて解決につながるように、行動できる人
- 1度自分で調べてわからないことを明確にしてから、質問や相談ができる人
すぎやまさん
さまざまなビジネスパーソン向けのサイトがありますが、自走力については似た内容で表現されていることが多いですよ。
前向きな姿勢が「自走力」につながる
すぎやまさん
仕事上で先輩の立場となった経験のある方は、さまざまな質問を投げかけてくる後輩に対し、「一度自分で調べてみてね」と言ったことはありませんか?
仕事の経験年数が少なければ知らないことはたくさんありますし、それは恥ずかしいことではありません。しかし、Webでさまざまな情報が溢れる現代では、調べたら解決できることも増えていますよね。全ての質問や疑問をいきなり相手に尋ねるのではなく、まずは自分で調べてみることが重要です。
自分から知識を得にいく、という前向きな姿勢があれば、スキルは後から身についていきますよ。
すぎやまさん
もし「だらだら調べて時間を無駄にしてしまう」と悩む方がいましたら、「15分だけは集中して調べる」ことを意識してみましょう。
そして、調べても解決できなかったことを質問するよう、心がけてみてください。
漠然とした質問を投げかけてしまうと、相手も何を答えたら良いか理解しづらいため、返信のやり取りが増えてしまいます。クライアントワークで無駄なラリーを続けることは、自分にとってもクライアントにとってもポジティブなものではありません。質問したい内容を分かりやすくして、気持ち良いコミュニケーションにつなげていきましょう!
「自走力」を身につけるための方法5選
仕事をするうえで「自走力がある人が求められる」ことは否定できません。
ただ、これからフリーランスや副業として新しい働きかたに挑戦する人にとっては、「必要と言われても、どうやったら自走力が身につくのかわからない」と戸惑ってしまいますよね。
ここでは、自走力を身につけるための5つの方法をご紹介します。
①さまざまな情報にアンテナを張りながら生活する
フリーランスのWebライターはクライアント(=記事執筆の依頼主)に対し、「自分はこんな提案ができますよ」「こんな記事が書けますよ」とアピールしていかないと仕事につながりません。
そのため、普段からさまざまなジャンルの情報にアンテナを向け、「これは記事執筆の役に立ちそう」と感じた情報については、積極的にインプットしておくといいでしょう。
②とにかく手を動かす、どんどん書いてみる
提案文*も記事本文も、頭の中で考えているだけではなかなか具体的なイメージとして文章が浮かんできませんよね。
文章が浮かんでこなくても、時間はどんどん過ぎてしまいます。締め切りに遅れてしまえば、クライアントに迷惑がかかり、信頼を失うことになりかねません。
すぎやまさん
そうならないために、まずはどんどん手を動かし実際に文章を書き進めていきましょう。書いているうちに考えがまとまり、筆が進みやすくなりますよ。
悩んで筆が進まなくなったときは、納期よりも早い段階でクライアントに「こう書いてみましたが、ここまでどうでしょうか」と相談してみましょう。書きあげたところまでをクライアントにつど示せれば、早めに考えのすり合わせができるため、記事完成への近道となります。
③「目標を立てて、達成する」経験を積み上げる
1年後、3年後、5年後……「どんなWebライターになっていたいか」、そのイメージをしてみて、具体的に何をしたらいいかを考えましょう。
たとえば「このメディアの記事を執筆したい」という目標に対し「提案文を送って採用される」必要があるとすれば、「他のWebライターと差がつくように見やすいポートフォリオをまとめて提案文にのせよう」と行動してみましょう。
また、「Webライターの収入〇円を目指す」に対しては「ひとつの記事を書くスピードを上げるために時間を計りながら執筆する練習をしよう」などが、目標に達する方法となりますね。
すぎやまさん
自分で目標に対するゴールまでの道筋を立てて実現できると、とても大きな自信につながりますよ。
④小さな成功体験を得る
前項でも触れましたが、目標を立てて達成する経験は積めば積むほど自信となります。とはいっても、実現までに年単位の時間がかかるような、大きな目標ばかりを設定するのは難しい方もいますよね。達成までに時間がかかるので、不安になってしまう方もいるでしょう。
すぎやまさん
大きな目標の実現には小さな目標の達成が積み重なっているので、まずは1日単位、1週間単位でのタスクや目標を設定して、確実にコツコツとこなしていくことがおすすめです。
毎日の目標達成を繰り返して、自分に自信をつけていきましょう!
⑤質問や相談ができる、自分の居場所を作る
フリーランスのWebライターとなると、基本的に自分の管理のもと仕事を受注し執筆にはげむことになります。
すぎやまさん
いつも順調に仕事がこなせればいいですが、必ずしもそうはいかないもの。悩んだときに誰にも相談できない環境だと、思うような活動ができなくなることもありますよね……。
初心者Webライターの方は、スクールやメンター*サービス、コミュニティを利用するのも効率が良いでしょう。
- スクールのメリット
自分と同じ目的を持つ仲間や、Webライティングでつまずきがちなポイントを教えてくれる指導者に出会える。 - メンターのメリット
キャリアを考える上でのロールモデルが見つかる。相談に乗ってもらうことで、精神面の支えになる。 - コミュニティのメリット
同じ悩みを経験したことのある人からアドバイスをもらったり、話を聞いてもらったりすると、気持ちの整理がついて解決につながる。質問や相談ができる自分の居場所となる。
すぎやまさん
Webライターに限らずどんな仕事も、多くの人がつまずくポイントや抱えがちな悩みがあるものです。それを解消する手助けになる存在や場所を得ておくことで、スムーズなスタートが切りやすくなりますよ。
「自走力」を身につけて、一歩ずつでも自力で進めるWebライターになろう!
自分自身の「自走力」について、考えるきっかけになりましたでしょうか。
すぎやまさん
一朝一夕で身につく力ではないため、常に自分自身を見つめなおすことが重要です。この記事がアクションを起こすヒントになれば幸いです。
自走力を身につけ、クライアントを含め多くの読者に読まれる記事を生み出すWebライターになれるよう、一歩ずつ前進していきましょう!
薬剤師ライター:すぎやま りささん
薬学部卒業後調剤薬局に就職、8年間勤務。現在は派遣薬剤師。
薬局の現場での経験、出産・育児の実体験をもとにしたライティング活動を開始しました。
読んだ方にとってためになる、背中を押せる、寄り添える内容の記事を執筆します。
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