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【失敗談あり】看護師が在宅ワークを始める前に知っておくべきこと

看護師は、人の命にかかわる仕事です。日々の激務の中で「自分のペースで働きたい」「在宅ワークにシフトしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

本記事はそんな方へ向けて「看護師におすすめの在宅ワーク」「在宅ワークのメリット・デメリット」「在宅ワークをはじめる前に知っておくべきこと」などをご紹介します。

看護師ライター

食パンさん

この記事は現役看護師であり、在宅ワーク5年目の筆者が体験談をもとに執筆しました。

あなたの疑問が解消するきっかけとなる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

看護師が在宅ワークを始めるメリット

まずは、看護師が在宅ワークをはじめるメリットを解説します。

  • 看護師としてのスキルアップにつながる
  • 看護師免許やスキルを活かして働ける
  • 病院特有の人間関係の悩みが少ない
  • 労働環境が変わるため健康を維持しやすい
  • 自分のペースで仕事がしやすい

それぞれ、みていきましょう。

看護師としてのスキルアップにつながる

在宅ワークにより知見が広がることは看護師としてのスキルアップにつながります

下記は、在宅ワークにより獲得できるスキルの一例です。

  • 一般的なビジネスマナー
  • 企業相手のコミュニケーション能力
  • パソコン業務による資料作成・文章制作能力

看護師とは関係ないようですが「看護研究による資料制作」「医師とのメールでのやり取り」など、医療現場で活用できるスキルもあるでしょう。

また、在宅ワークをとおして医療機関以外で働くことは、「今までにない経験」「人との関わり」につながります。看護師経験と合わせて新しいキャリアの道が開くきっかけになるかもしれません

看護師から新しいキャリアを築いた例は下記をご覧ください。

看護師免許やスキルを活かして働ける

看護師免許や看護師としてのスキルは、病院・クリニックなどの医療機関以外でも活用できます

「在宅ワーク」といってもさまざまな仕事があり、看護師免許・スキルにより高単価で働けるケースもあるのです。

内容単価例
医療ライター医療系メディアへ記事を提供する仕事1記事:2万円1文字:5円(5000文字)
医療系動画編集医療系メディアの動画を編集する仕事10分の動画編集:15000円
オンコール代行病院・老人施設のオンコール代行業務時給:​​​​1500円〜

たとえば、一般的なWebライターなら「1記事3000円〜」「1文字1円」といった仕事が一般的ですが、医療系の内容となると、上記のような金額で取引されることもあります。これは動画編集も同様です。

看護師ライター

食パンさん

看護師は、医療・健康などの専門知識を必要とする分野で高く評価されており、医療機関以外でも、在宅ワークで高単価の仕事を獲得できるのです。

なお、医療ライター・動画編集については記事の後半で解説します。また医療ライターは「看護師ライターになるには?初心者でも副業で知識や経験を活かして働く方法を解説」でも紹介しているので気になる方はそちらも参考にしてください。

病院特有の人間関係の悩みが少ない

在宅ワークへの移行により、病院特有の人間関係の悩みが少なくなります

看護師ライター

食パンさん

看護師として働くなかで、人間関係に悩む人は多いのではないでしょうか。

下記は「日本医療労働組合連合会」による「仕事での強い不満、悩み、ストレス」に関する調査(※)です。

今の仕事に強い不満、悩み、ストレスがあると回答した方の中で、22.2%、5人に1人が要因を「職場の人間関係」と回答しています

【仕事での強い不満、悩み、ストレスの大きな要因】
内容割合(%)
仕事の量の問題48.7
​​仕事の質の問題31.8
職場の人間関係22.2
夜勤16.2
仕事への適正の問題11.5
参考:[1]日本医療労働組合連合会(P36)

命を預かる仕事である看護師は、ハードな現場でのストレスから人間関係がうまくいかないケースもあります。

その点、在宅ワークはひとりで作業する仕事が多いです。人との関わりがなくなるわけではありませんが、病院のような難しい人間関係は少ないでしょう

※調査条件
・保健師、助産師、看護師、准看護師が対象
・35,933人分を集計
・全体のうち「仕事での強い不満、悩み、ストレス」有無に対して「ある」と回答した​​65.4%の内容を記載
・2022年9月の実績をもとに作成

労働環境が変わるため健康を維持しやすい

在宅ワークへの移行により、労働環境が変わるため健康を維持しやすくなるのも大きなメリットです

看護師の労働環境は過酷です。実際に「日本医療労働組合連合会」による看護職員の労働実態調査[2]では「看護師が仕事を辞めたい理由」を以下としています。

【仕事を辞めたい主な理由】
内容割合(%)
人手不足で仕事がきつい58.1
賃金が安い42.6
思うように休暇が取れない32.6
夜勤がつらい23.6
思うような看護ができず仕事の達成感がない23.1
参考:[1]日本医療労働組合連合会(P49)

「仕事を辞めたい主な理由」は、労働環境に関連する回答が上位を占めています。看護師の仕事は、過酷な環境でありストレスも多いため健康管理に不安を感じる方も少なくないでしょう

看護師ライター

食パンさん

その点、在宅ワークでは労働環境が大きく変わるため、このような悩みを改善しやすいといえます。

※調査条件
・保健師、助産師、看護師、准看護師が対象
・35,933人分を集計
・2022年9月の実績をもとに作成
・選択肢より3つまで選択可

自分のペースで仕事がしやすい

在宅ワークへの移行により、医療現場に比べて自分のペースで仕事しやすくなります

病院をはじめとした看護師の現場では、下記のように自分のペースで仕事が進まないこともあるでしょう。

  • 突然の入院対応
  • 日々のルーチン業務
  • 複数の患者への対応
  • 医師の指示による緊急の検査・処置
  • 委員会・看護研究の資料作成

前述したとおり、看護職員の労働実態調査[1]でも「仕事を辞めたい理由」として「人手不足で仕事がきつい」という理由が58.1%となっています。多くの方が現場の大変さを感じているのです

在宅ワークでは、忙しく感じる場面もありますが、スケジュール管理によりある程度は自分のペースで仕事が進められます

看護師ライター

食パンさん

「自分のペースで仕事できない」といったストレスは大幅に軽減されるでしょう。

看護師が在宅ワークを始めるデメリット

在宅ワークのデメリットもみていきましょう。今回ご紹介するのは3つです。

  • 収入が安定しない可能性がある
  • オン・オフの切り替えが難しい
  • 周りへの相談が難しい

それぞれ解説します。

収入が安定しない可能性がある

在宅ワークは選択する仕事により収入が安定しない場合もあります

とくに、業務委託によるクライアントワーク*や、YouTube・ブログなどのコンテンツ制作による収入は安定しないケースもあるため注意しましょう。

看護師ライター

食パンさん

安定した収入を得たい場合は、雇用契約による「時給」「月給」などの取り決めのある在宅ワークがおすすめです。

クライアントワーク*:クライアント(取引先・依頼主)からの発注により、目的や要望に沿った制作物を作成して提供する仕事の形。仕事が受注できなければ報酬も発生しない。

オン・オフの切り替えが難しい

在宅ワークで難しいのがオン・オフの切り替えです

在宅ワークは自宅で仕事をするため、仕事現場とプライベート空間が同じになります。

看護師ライター

食パンさん

オン・オフが切り替えづらく「気が休まらない」「仕事とプライベートの境目がない」など、精神的な疲れを感じる可能性もあるでしょう。

また、クライアントワークにより就業時間が決められていない場合は、自己管理できず「作業に集中できなくてサボってしまう」「夜遅くまで作業している」といったことも考えられるため注意が必要です。

周りへの相談が難しい

在宅ワークは、周りへの相談が難しい場合があります

一般的に在宅ワークのコミュニケーションは、メール・チャットなどのテキストでのやり取りがメインです。

画面通話で仕事をレクチャーしてもらうこともありますが、基本的には仕事を教えてもらう機会も少なくなるでしょう。

看護師ライター

食パンさん

テキストのコミュニケーションは、情報が正確に伝わらず誤解をまねくケースもあります。看護師の現場のように対人でのやり取りは難しいので注意しましょう。

看護師資格・経験を活かせる在宅ワーク8選

ここからは具体的に看護師免許・経験を活かせる具体的な仕事を8つ紹介します。

  • 医療ライター
  • 動画編集者
  • ブロガー・YouTube
  • コールセンター
  • オンコール代行
  • データ入力・テープ起こし
  • 治験関連企業
  • オンライン秘書
看護師ライター

食パンさん

看護師は、さまざまな場所で活躍できます。それぞれ詳しくみていきましょう。

医療ライター

医療ライターとは、病気・介護・薬・化粧品などの医療に関する情報を一般の方にもわかりやすい文章にして伝える職業です

読者に誤解を生まない表現にならないように、医療的な知見に加えて、最低限の法律知識も必要とされています。

現在は、活躍の幅も広がっており、Web、SNS、紙面などメディアは問わずさまざまな場所で活躍が期待されている職業です。

看護師ライター

食パンさん

看護師免許を持っている方も活躍しており、筆者も看護師をしながら医療ライターとして、さまざまなメディアに記事を提供しています。

動画編集者

看護師免許は、動画編集の仕事でも活用できます

近年、YouTube・Tiktokなどの動画需要は増えており、医療業界も同じことがいえます。動画を使った教育コンテンツや、「看護師あるある」「看護師〇〇の日常」といった形で、看護師であることを武器に動画を配信している個人も多いです

実際に、仕事を発注・受注するプラットフォームであるクラウドソーシングサイトでは、医療系の動画編集者を募集する書き込みが多数みられています。

看護師ライター

食パンさん

動画編集スキルは必要ですが、看護師免許と掛け合わせることで仕事の受注もできるでしょう。

ブロガー・YouTube

看護師の資格を活かしたブログ・YouTubeで収益化を目指す方法もあります

仕組みは異なりますが、このふたつの収益化の軸は「広告」です。自身のコンテンツ(動画・記事)を制作して、人が集まるよう仕組み化して広告を掲載します。そのコンテンツをみられた数に対して、企業から広告料として報酬が支払われるのです。

前述したように「看護師」「医療職」を武器に個人でコンテンツ制作する方もいます

  • 看護師の経験をブログで発信する
  • 新人向けの教育コンテンツを制作する
  • 「看護師あるある」を動画で作成する

現在は、上記のようにさまざまな形で個人が発信できるのです。

看護師ライター

食パンさん

ただ、企業と雇用契約するわけではないので収入になる保証はありません。はじめる場合は副業から挑戦するのが良いでしょう。

コールセンター

コールセンターも、看護師免許を活かした在宅ワークです。看護師によるコールセンターの仕事例は下記です。

  • 検診後の方を対象にした電話による健康指導
  • 一般企業の顧客を対象にした健康相談
  • 地域の高齢者を対象にした電話相談

保健師の資格もあれば、産業看護師として企業の従業員を対象とした健康相談などもあるでしょう。

企業に雇用され「時給」「月給」をもらう形で働く場合が多く、「電話1件につき1000円追加報酬あり」といった特別報酬を得られるケースもあります

看護師ライター

食パンさん

ただし、訪問による健康指導も兼ねている企業もあり、完全にフルリモートにならない場合もあるため条件はよく確認していきましょう。

オンコール代行

オンコール代行も在宅で看護師免許が活かせる仕事です。

オンコール代行サービスとは、看護師をはじめとした医療スタッフが、夜間・休日の電話相談を代行するサービスです

一般向けのコールセンターとは異なり、介護施設、訪問看護ステーションなどの医療・介護に関連した機関を対象としています。

看護師ライター

食パンさん

「時給」「月給」の形で雇用されるケースが多いのが特徴で、看護師免許に加えて、救急や急性期領域での経験を求めることがあります。

データ入力・テープ起こし

データ入力・テープ起こしも看護師がはじめやすい在宅ワークのひとつでしょう

データ入力・テープ起こしは、指定された録音データをテキスト入力する仕事です。仕事内容自体に医療的な要素はありませんが、看護記録、看護研究による資料作成などでパソコンの扱いが得意な場合、はじめやすい仕事だといえるでしょう。

看護師ライター

食パンさん

なお、これまで紹介した仕事とは異なり、単純作業であり単価が低いこともあるため注意が必要です。

治験関連企業

治験関連企業での勤務も、看護師の資格を活かした在宅ワークのひとつです。

治験関連企業とは、医薬品の臨床検査をしている企業を指します。会議の資料作成や、治験がスムーズに行われるように準備や調整など、一部の仕事がリモートで可能です。

看護師ライター

食パンさん

看護師は、医師や患者の橋渡しとなる役割が期待されており、医師とのコミュニケーションや薬の知見などを生かせる場面もあるでしょう。

オンライン秘書

オンライン秘書も、看護師としての洞察力や気遣いなどのスキルが活かせる仕事です。

オンライン秘書とはWebでのやり取りを通じて、経理や人事などの「顧客に関わらない業務」を担当するサービスを指します。企業によっては「オンラインアシスト」「事務代行」とも呼ばれています。

ニーズに合わせて、さまざまな業務を請け負うため、相手に合わせたコミュニケーションが欠かせません。患者や、医師をはじめとした多職種と関わりを持ち、さまざまな調整を行う看護師には向いているといえるでしょう

【失敗談あり】在宅ワークを始める前に知っておくべきこと

では、ここからは在宅ワークをはじめることを想定して、「在宅ワークをはじめるときの注意点」を5つご紹介します。

  • 安定して稼ぎまで時間がかかる
  • 育児・家事との両立に工夫が必要
  • ブラック労働にならないように注意
  • 職場によっては副業を禁止している場合がある
  • 20万円以上の収入を得たら確定申告が必要
看護師ライター

食パンさん

それぞれみていきましょう。

安定して稼ぐには時間がかかる

在宅ワークの種類によっては安定して稼ぐまでに時間がかかる場合があります。たとえば下記のような企業からの業務委託の形で請け負うクライアントワークには注意が必要です。

  • 動画編集者
  • 医療ライター
  • データ入力
  • 文字起こし

企業に雇用される形なら安定して収益が入りますが、仕事を受注するクライアントワークは仕事を受注できなければ収入になりません。また、「ブログ」「YouTube」などのコンテンツ制作も収益化するまでに時間がかかるケースがほとんどです。

看護師ライター

食パンさん

実際に、筆者も副業で医療ライターをはじめて3年が経ちますが、安定して収入が得られるようになったのは最近の話です。

また、在宅ワークは看護師に比べて収入が低くなる可能性があります。下記は看護師とその他の産業を比較した図です。

参考:[2]厚生労働省-図表1-2-24 看護師の平均賃金(役職者除く)(月収換算)
看護師ライター

食パンさん

看護師自体はほか産業と比べると平均収入は高いとされています。在宅ワークに移行すると収入面で安定しない場合があるため注意しましょう。

育児・家事との両立に工夫が必要

在宅ワークは、育児や家事との両立が難しいケースがあります

在宅ワークは、コワーキングスペースやカフェでの作業もありますが、主な作業スペースは自宅となることがほとんどです。

仕事場が自宅になるからこそ、オン・オフの切り替えが重要であり、家族の協力も重要になります。子どもがいる状況で作業ができない場合は、パートナーに協力してもらい仕事を進める必要もあるでしょう。

看護師ライター

食パンさん

筆者も経験しましたが、兼業の場合はとくに時間がないため家事は効率化する必要があります

ブラック労働にならないように注意

在宅ワークはオン・オフの切り替えが難しく「ブラック労働」になる可能性があります

クラアイントワークにより、企業から仕事を請け負っている場合は就業規則がありません

スケジュール管理ができないと「〆切◯日までの記事があるから……」と、徹夜しなければならないケースも考えられます。

また、育児・家事があると仕事が思うように進まないこともあるでしょう。副業の場合も同様です。筆者も医療ライターをはじめたときは「納期に間に合うように徹夜する」といったこともありました

看護師ライター

食パンさん

スケジュール管理が苦手な方は、コールセンター・オンコール代行のように就業規則により労働時間が決まっている在宅ワークを探すと良いでしょう。

職場によっては副業を禁止している場合がある

職場によって副業を禁止しているケースがあるため注意しましょう。

在宅ワークを探している方のなかには、まずは副業からはじめたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

本来、副業は法律では禁止されておらず、勤務時間外であれば自由なのですが「競業避止義務」「秘密保持義務」などの理由により禁止されている企業もあるため注意が必要です。

競業避止義務​​​​特定の期間や条件のもと、競合他社との競争を避けることを求める義務。競合他社へ自社の秘密情報や戦略的な情報などの流出を防ぐ目的がある。
秘密保持義務企業間の取引や労働者の職務などで知り得た相手の秘密情報を、外部に漏らしたり不正利用してはならない義務
職務専念義務労働者が就業時間中、使用者の指揮命令下で職務に専念する義務。仕事中は業務に集中し、私的行為は控える必要があることを指す。
看護師ライター

食パンさん

職場によっては、就業規則により副業を禁止しているところもあり、違反により何らかのペナルティが課せられる可能性があります。

20万円以上の収入を得たら確定申告が必要

副業の収入が20万円以上になった場合は確定申告が必要です。

確定申告とは、​​1月1日から12月31日までの1年間に生じた所得により、所得税の額を計算して納付する手続きです。企業により源泉徴収された税金や予定納税額などがある場合、その過不足も考慮されます。

一般的には企業が本人の代わりに行うため、馴染みのない手続きでしょう。仕事を受注して収入を得る在宅ワークの場合は自分で行う必要があります。

看護師ライター

食パンさん

税金納付は国民の義務のため、怠ると申告漏れによるペナルティが課せられる可能性があるので注意しましょう

看護師の在宅ワークに関するよくある質問

最後に看護師の在宅ワークでよくある疑問にお答えします。

  • 看護師は在宅ワークができる?
  • 看護師が在宅ワークを始める前に準備すべきものは?
  • 在宅ワークが向いてる看護師は?
看護師ライター

食パンさん

それぞれ、みていきましょう。

看護師は在宅ワークができる?

看護師免許は在宅ワークでも強みになります

本文内で解説したとおり、医療関係の資格は在宅ワークでも求められています。現在は医療系動画コンテンツ、文章制作など、看護師をはじめとした医療資格を所有していることが強みになる仕事も多いです。

看護師ライター

食パンさん

筆者も看護師のかたわらで「医療ライター」として在宅ワークしており、今では安定して収入が得られるようになりました。

実際に看護師から在宅ワークへ移行する例が知りたい方は「人の話をじっくりと聴きたい。看護師の傾聴スキルを活かして医療系取材ライターへ!」をご覧ください。

看護師が在宅ワークを始める前に準備すべきものは?

在宅ワークをはじめる前に準備しておきたいのは下記です。

  • パソコン
  • スマートフォン・iPhone
  • インターネット環境

基本的に在宅ワークの多くはパソコンによる業務です。作業にあたりインターネットに接続できる環境は用意しておきましょう

また、企業の担当者と連絡するにあたって「ChatWork」「Gメール」といった連絡ツールを指定されることもあります。有料となるツールが使われる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

下記は医療ライターをはじめるときに用意しておきたい便利グッズをまとめた記事です。医療ライターをはじめたい方はそちらも参考にしてください。

在宅ワークが向いてる看護師は?

在宅ワークに向いている看護師は下記です。

  • スケジュールが管理できる
  • 1人でも集中して作業に取り組める
  • 最低限のコミュニケーションが文章でとれる

在宅ワークは、基本的に自分でスケジュール管理しなければなりません。トラブルが発生したときの調整も自分で行います。

また、自宅で仕事する場面がほとんどのため、一人で集中して作業できる方が向いているといえるでしょう

コミュニケーションの多くはテキストになるのが一般的です。円滑にやりとりするため、最低限の文章力と、相手を待たせないように返信する気遣いは必要となります。

独学で在宅ワークを始める方法は?

在宅ワークは企業に雇用される場合を除き、個人事業主のように仕事を受注して、スケジュール管理、納品までを自己責任で進めなければなりません

在宅ワークで仕事を進める流れは大きく下記です。

  1. 仕事を探す
  2. 契約する
  3. 納品
  4. 代金請求

仕事は、求人情報誌・クラウドソーシングで応募する形で受注します。条件が合う仕事があれば契約して、作業、納品し、代金を請求する流れです。

企業によって「仕事1本ごとの契約(動画編集なら1本から)」「月に◯本納品する」など契約はさまざまです。

看護師ライター

食パンさん

医療系の案件は単価が高いことも多いですが、パソコンスキルがない場合は、企業によっては低単価になるケースもあるため注意してください。

在宅ワークを始めたい看護師に向けてのメッセージ

本記事は「看護師の在宅ワーク」をテーマに下記を解説しました。

  • 看護師におすすめの在宅ワーク
  • 在宅ワークのメリット・デメリット
  • 在宅ワークをはじめる前に知っておくべきこと

看護師は需要が多く、在宅ワークでも求められている資格です。「医療ライター」「動画編集者」のようなクライアントワークから、「オンコール代行」「コールセンター」などの一般企業への就業も可能でしょう。

「資格を活かして自分で稼げるようになりたい」と考える方は、独学で経験を積んでいくのも良いですが「誰かに学ぶ」というのも大切です。

看護師ライター

食パンさん

医療ライターを目指す場合は、本メディアが運営するスクールもありますので、そちらもぜひご検討ください。

詳細は「第17回企画「医療ライターのはじめかた」講座について」で確認できます。また、下記のページより体験者の声もみられますので興味がある方はそちらもチェックしてみてださい。

この記事の執筆者

看護師ライター:食パンさん

看護師&WEBライター。介護士歴7年、看護師免許取得後、看護師へ転職。国立病院の循環器科を経験。現在は地域医療を学ぶために田舎の救急病院に勤務。検査、救急対応、外来対応、病棟看護なんでもやってます。

note:​​​​https://note.com/sho_kupan0214/n/nb982784167e7?sub_rt=share_b

食パンさんも参加中、医療×Webクリエイターコミュニティ「MediWebラボ」とは?

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メディア運営・編集

京薬卒、(株)Medited代表取締役。 医療・取材ライターや医療系介護メディアの編集長業務、キャリアスクールでの講師メンター業などを経て2020年よりオンライン動画講座「医療ライターのはじめかた」メディア「MediJump」の運営を開始。2022年より医療×Webクリエイターの交流コミュニティ「MediWebラボ」をスタート。2023年に法人化し、経済産業省JStarX起業家プログラム等に採択。「医療資格は、ずっと味方」をテーマに活動しています。