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看護師のダブルワークは禁止?現役看護師ライターが語る体験談も紹介

一般的には高収入と思われている看護師ですが、なかには「収入を増やしたい」「子育てしながら働ける仕事はないか」と考えている方もいるのではないでしょうか。

今回は、そんな方へ向けて看護師の資格を活かせるダブルワークと、ダブルワークするときの注意点などを解説します。

看護師ライター

食パンさん

看護師をしながら医療ライターとして活動する筆者の体験談もふまえて執筆しています。

最後まで本記事を読めば、看護師とダブルワークに関する悩みを解決するきっかけがみつかるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。

Contents
  1. 看護師はダブルワークできる?
  2. 看護師がダブルワークをするメリット
  3. 看護師がダブルワークするデメリット    
  4. 【スケジュールも公開】看護師×医療ライターとして働く筆者の実例
  5. 看護師のダブルワークにおすすめの仕事
  6. 看護師のダブルワークをはじめる時の注意点
  7. 看護師のダブルワークに関するよくある質問
  8. 看護師の自分に合った仕事をみつけてダブルワークしよう

看護師はダブルワークできる?

勤務する病院によって病院によっては、看護師の副業が禁止されているケースがあります。ダブルワークができない条件、できる条件をみていきましょう。

ダブルワークができない看護師

看護師は、勤務する病院によって「公務員」「みなし公務員(準公務員)*」として扱われることがあります。公務員は、国家公務員法103条や、地方公務員法38条によって兼業、副業が禁止されているのです。

下記は、公務員やみなし公務員として扱われる可能性がある病院の種類です。

病院病院の詳細扱い
国立病院・独立法人国立病院機構
・独立行政法人労者健康安全機構
・みなし公務員
・国家公務員
公立・県立病院・県立病院
・市立病院
・地方公務員
・みなし公務員
公的病院​​​​・国民健康保険団体連合会及び国民健康保険組合
・日本赤十字社
・社会福祉法人恩賜財団済生会
・厚生農業協同組合連合会
・社会福祉法人北海道社会事業協会
・地方公務員
・みなし公務員
大学病院・国立大学
・公立大学
・市立大学
・みなし公務員
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食パンさん

病院によっては、所属するだけで公務員やみなし公務員とされることがあります。

許可なく副業をはじめた場合に罰則が課せられる可能性があるため、自分がどのような立場にあるのか事前に確認しておきましょう。

みなし公務員*:民間企業に所属しながら公共性・公益性の高い仕事に従事する人。法律上は公務員と同等に扱われることがある。

ダブルワークが可能な看護師

前述した病院に該当しない「個人病院」「民間病院」は、法律的に副業・兼業は禁止されていません。

しかし、「競業避止義務」「秘密保持義務」などの観点から、就業規則に副業禁止を明記している病院もあるため注意は必要です。

競業避止義務「企業の利益を不当な侵害から守ること」を目的とし、「競合企業への転職」「競合する企業の設立」などの競業行為をしてはならないという義務
秘密保持義務企業間の取引や労働者の職務などで知った情報を、外部に漏らしたり不正利用してはならないという義務
職務専念義務労働者が就業時間中に職務に専念する義務。仕事中は業務に集中し、私的行為はひかえる必要があることを指す。
看護師ライター

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違反することで何らかの罰則が課せられる可能性があるため、必ず就業規則は確認しておきましょう。

看護師がダブルワークをするメリット

そもそも、看護師のダブルワークにはどのようなメリットがあるのでしょうか。下記の4つのメリットをご紹介します。

  • 収入がアップする
  • 看護師以外の経験がスキルアップにつながる
  • 看護師の資格・スキルは高単価の仕事につながりやすい
  • 気分転換になる

収入がアップする

収入アップは、ダブルワークするうえで大きなメリットです。

令和4年「独立行政法人労働政策研究・研修機構」の調査によると、副業に取り組む方の副業平均収入の割合は下記としています。[1]

1ヶ月あたりの副業の収入割合(%)
1万円未満4.7
1万円以上2万円未満8.9
2万円以上3万円未満10.2
3万円以上4万円未満10.5
4万円以上5万円未満6.9
5万円以上10万円未満30.0
10万円以上15万円未満13.2
15万円以上20万円未満4.9
20万円以上25万円未満3.9
25万円以上6.9
参照:独立行政法人 労働政策研究・研修機構|副業者の就労に関する調査(P7)[1]
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食パンさん

5万円から10万円稼いでいる割合が30%と最も多く、なかには25万円以上を副業で稼いでいる方もいます。

ダブルワークに取り組む動機として「収入アップ」をあげる人も多いです。とくに看護師は高時給、高単価の仕事も多く、副業にも適した資格といえるでしょう。

看護師以外の経験がスキルアップにつながる

ダブルワークによる経験はスキルアップにつながります。下記は副業により獲得できるスキルの一例です。

  • クライアントワーク*で必要なビジネスマナー
  • 企業相手のコミュニケーション能力
  • パソコン業務による資料作成・文章制作能力

取り組む業種や仕事内容によって身につく能力は異なります。

一見、看護師とは関係ないスキルでも、意外なタイミングで役立つこともあるでしょう。たとえば「委員会・看護研究での資料作成」「研修にて外部とのやり取り」など、幅広い看護師の仕事の中で役立つスキルも多くあります。

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また、看護師以外の仕事は自分の視野を広げる機会や、今後のキャリア形成につながる経験にもつながります。

クライアントワークとは*:​​取引先(依頼主)より発注を受け、目的や要望に沿った製品・制作物を作成して提供すること。個人や企業相手にやり取りするため最低限のビジネスマナーは必要とされる。

看護師の資格・スキルは高単価の仕事につながりやすい

看護師の資格は病院以外の仕事でも活かせます。医療・健康の専門家は、優遇されやすく高単価の仕事につながるケースも多いです。

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看護師の資格を活かした仕事の一例を紹介します。

仕事内容単価例
医療ライター医療・健康・美容関係などの文章制作1記事:1〜5万円1文字:5円以上
オンコール代行病院・老人ホームのオンコール代行業務時給:​​​​1500円〜

スキルにもよりますが、医療ライター*は一般的なWebライター*に比べて単価が数倍になるケースもあります。医療関係の知識や資格は、さまざまな業界で需要があるのです。

医療ライター*:医療・健康・美容などについて文章を制作する仕事。副業として取り組む人も多く、内容によっては医療従事者の資格を求める会社(メディア)もある。

Webライター*:Web上の文章を制作する仕事。医療ライターも制作物を提供するメディアによってはWebライターに分類される。

気分転換になる

看護師以外の仕事は気分転換になるというメリットもあります。人の命に関わる仕事も多い看護師は、プレッシャーによるストレスを抱えることも

厚生労働省の副業に取り組む方を対象にした「副業・兼業に関する調査」によると、副業に取り組む理由は、収入やスキルアップのほかに以下のような理由があげられています。[2]

  • 自分で活躍できる場を広げたいから
  • 時間のゆとりがあるから
  • 副業の方が本当に好きな仕事だから
  • さまざまな分野の人とつながりができるから
  • 社会貢献のため
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収入やスキルアップに加え、「副業で好きなことする」という理由の人も多い結果となっています。

「看護師は生活のための仕事で、副業でやりたいことをやる」と、割り切ってしまうのもひとつの方法です。新しい仕事をすることで「看護師としての自分」をみつめ直す機会につながることもあります。

看護師がダブルワークするデメリット    

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忙しい職場の多い看護師は、本業と副業のバランスも重要です。

ここからは看護師のダブルワークについてのデメリットもみていきましょう。

  • 本業に影響が出る可能性がある
  • 体力・健康上に不安がある

本業に影響が出る可能性がある

ダブルワークは本業就業後や休日に時間を使うことも多く、休息が取れなくなることも考えられます。「時間がない」「疲れがとれない」などの理由から、看護師の仕事に影響を与える可能性も。

令和4年「独立行政法人労働政策研究・研修機構」の調査によると、ダブルワークする方の副業の頻度は下記となっています。[1

副業の頻度割合(%)
ほぼ毎日12.5
週の半分程度18.6
週の1〜2日程度31.4
週末など本業が休みの日16.7
季節的など特に人手が必要なときだけ(不定期)7.7
参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構|副業者の就労に関する調査(P7)[1]

「週の1〜2日」が31.4%を占めており、次いで多いのが「週の半分程度」で、割合は18.6%です。

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看護師は持ち帰りの仕事や自己学習が多い職場もあり、状況次第ではまったく休みがなくなることも考えられます。

「時間・体力面から本業に影響しないか」は、ダブルワークを始める前によく考えておきましょう。また、本業の職場に許可を取らないと就業規則によりペナルティを受ける可能性もあるので注意が必要です。

体力・健康上に不安がある

ダブルワークでは体力面と合わせて、健康面にも注意したいところです。

厚生労働省の「副業・兼業に関する調査」では、副業している人は「睡眠5時間未満」になる割合が高いとしています[2]。

副業の有無1日の睡眠5時間未満の割合
副業なし10.4%
副業あり13.4%
参照:副業・兼業に係る実態把握の内容等について(令和2年)|厚生労働省[2]

睡眠は疲労回復をはじめ、ホルモン分泌や免疫機能の向上などの重要な役割があります。睡眠時間を削ることでの体調不良も考えられるでしょう。

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ダブルワークをするときは、体力・健康面に配慮して睡眠時間や休息時間を確保するよう心がけましょう。

【スケジュールも公開】看護師×医療ライターとして働く筆者の実例

看護師ライター

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筆者も看護師として働きながら、医療ライターとして活動しています。ここからは筆者の経験をふまえて実際の収入やタイムスケジュールなどを解説していきます。

【筆者の情報】
個人病院で看護師としてフルタイムで勤務
月4〜5回夜勤(2交替勤務)
医療ライター2年目

ダブルワークのスケジュール

まずは、どのようなタイムスケジュールで活動しているのかをみていきましょう。本業が日勤のとき、休みのとき、それぞれのスケジュールをご紹介します。

【病院勤務(日勤)の場合】

8:00起床
9:00〜18:00病院で日勤業務
19:00〜22:00カフェに移動して副業(執筆活動)
24:00夕食・入浴後に、映画鑑賞など趣味活動
1:00就寝

【病院勤務がない場合】

8:00起床
9:00〜12:00副業(執筆活動)
12:00〜13:00昼食
13:00〜15:00息抜きに散歩・買い物
15:00〜18:00副業(執筆活動)
18:00〜19:00夕食・入浴
19:00〜23:00副業(執筆活動)
24:00就寝

看護師が休みなら副業に費やす時間は6〜8時間ほどです。日勤のときは、3〜4時間ほど副業に取り組みます。

看護師ライター

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月に副業に取り組む時間は、80〜100時間ほどになります。

医療ライターをはじめとした在宅ワークの強みは、時間の使い方を自分で決められる点です。場所も問わないため、空いた時間にカフェで作業することもあります。

看護師×医療ライターの収入

気になる収入ですが、副業の収入はおよそ10〜13万円ほどです。看護師とあわせると総収入は月40万円前後になります。

  • 看護師収入:30万円
  • 副業収入:10〜13万円

Webライター開始当初は、副業収入は月に3000円ほどでした。現在は医療・介護を専門としており、徐々に収入が上がっています。

医療ライターの仕事は、看護師をはじめとした医療従事者に限定したものもあります。

看護師ライター

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筆者の体感としても医療関係の仕事は高単価のものが多い印象です。

看護師のダブルワークでよかったこと

筆者が、看護師としてダブルワークに取り組んでよかったことをまとめました。

  • 収入が増えた
  • 交友関係が広がった
  • スキルが身についた

収入は、副業開始当初に比べるとかなり安定して得られるようになりました。なによりも心の余裕にもつながっています。

また、副業をとおして所属するコミュニティが増えたことで、交友関係が広がりました

看護師ライター

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さまざまな人と交流することで看護師としての知見も広がっています。

看護師のダブルワークで大変なこと

次にダブルワークして大変だったことをご紹介します。下記のとおりです。

  • 体力的にきついときもある
  • 自分の時間がなくなる

医療ライターとして月に数本の制作物をクライアントに提出しています。それに応じて「自分の時間がなくなる」「徹夜して体力的につらい」と感じるのは仕方ありません。

ただ、仕事に応じてある程度のスケジュール調整ができます

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これから副業をはじめる人は無理をする必要はなく、自分に合ったスケジュールではじめてみてください。

看護師のダブルワークにおすすめの仕事

ここからは、実際に看護師のダブルワークにおすすめの仕事をご紹介します。

  • 医療ライター
  • 夜勤バイト
  • 介護施設看護師
  • オンコール代行
  • 検診バイト
  • イベント・ツアーナースなどの単発バイト

医療ライター

医療ライターとは、医療・健康・美容などの専門的な内容を一般向けに文章にする仕事です。紙面、Web、SNSなど、さまざまな媒体での活躍が期待されています。

看護師ライター

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医療関連の知識や文章力にくわえて、読者に誤解を与えないように表現に関する法律的な知識も必要です。

業務委託や、雇用されて働くなど、さまざまな働き方があります。

医療ライターの詳細は下記でもご紹介しています。気になる方はそちらもご参照ください。

夜勤バイト

看護師の資格を活かせる仕事の代表に、病院での夜勤バイトがあげられます。

日本看護協会の2023年の病院看護実態調査では、病院での看護師の夜勤の平均給与は下記となっています[3]。

勤務形態手当
3交代制準夜勤4,234円
3交代制深夜勤5,199円
2交代制夜勤11,368円
参照:2023年病院看護実態調査報告書|日本看護協会[3]

あくまでも平均であり、バイトの場合は時給を加味して、さらに高単価になるケースもあるでしょう。

病院により業務内容は異なりますが、看護師としてのスキルも活かしやすく取り組みやすい副業だと言えます。なお、看護師の夜勤については下記の記事もご覧ください。

介護施設看護師

資格を活かして介護施設でアルバイトをするのも良いでしょう。

介護施設での看護師の主な役割は、利用者の健康管理や施設内での医療処置です。排泄や入浴などの介護業務を行うこともありますが、病院に比べると身体的負担は少ない印象です。

生活の場をみることで知見が広がるため、看護師として勉強になる副業だと言えるでしょう。

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筆者も、副業にて有料老人ホームで働いていましたが、福祉や介護現場に関わることで看護師としての視野が広がりました。

オンコール代行

オンコール代行も看護師の資格や医療的な知識が活かせる仕事です。

オンコール代行とは、介護施設、訪問看護ステーションなど現場の看護師や医師に代わりオンコール対応を行うサービスです。

状況にあわせて医療的な対応や、医師への連絡の判断などアドバイスを行います。勤務する会社によっては救急医療の経験が必要な場合もあります。

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なかには完全フルリモートの職場もあるため、条件によっては働きやすい仕事と言えるでしょう。

検診バイト

検診バイトとは、企業や学校などで検診をサポートする仕事です。問診から身体測定、採血、検査補助など仕事内容は多岐に渡ります。

単発や短期間の募集が多いのが特徴です。対象者も比較的健康な人が多く、命に直結する業務がないため、精神的な負担は少ないと言えます。

イベント・ツアーナースなどの単発バイト

看護師としてイベント・ツアーナースなど単発バイトをするのも良いでしょう。

イベントナースとは、コンサートやスポーツイベントなどで救護を行う看護師です。ツアーナースは、旅行に同行し必要に応じて参加者の健康管理や、医療処置を行います

一般的に継続的ではなく単発で仕事するケースが多いようです。会社によっては、イベントナースに特化して案件募集しているサイトもあります。

看護師のダブルワークをはじめる時の注意点

ここからは、副業をはじめたい人へダブルワークするときの注意点を解説します。

  • 副業によっては安定して収入が得られない可能性がある
  • 就業規則によりダブルワークが禁止されているケースがある
  • 副業収入が20万円以上になると確定申告が必要    

副業によっては安定して収入が得られない可能性がある

取り組む副業によっては安定した収入につながらない場合があります。下記はその一例です。

  • ブログ、YouTubeなどのコンテンツ制作
  • 業務委託で仕事を請け負うクライアントワーク

ブログ、Youtubeは収益化できなければ収入は発生しません。また、クライアントワークも「絶対に安定した収入が得られる」とは言えない部分があるでしょう。

たとえば、制作物に対して報酬が支払われるため納品日が遅れた場合、報酬の支払いも遅れるケースもあります。

また、受注する案件によっては、仕事量と単価がつりあわないこともあります。「労働時間に対して思ったより稼げない」といった場合もあるのです。

看護師ライター

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決められた日に確実に収入が得たい場合は、アルバイトのように企業に雇用されて時給や月給で働く副業がおすすめです。

また、事前にしっかり学んでおくことでコンテンツ制作や、クライアントワークでも稼ぎやすくなります。医療ライターについては『第18回企画「医療ライターのはじめかた」』で学べますので、クライアントワークに挑戦したい方はそちらをご覧ください。

就業規則によりダブルワークを禁止されているケースがある

前述したとおり、勤務する病院によっては副業が禁止されているケースがあります。

副業する場合は、事前に就業規則を確認しておきましょう。また、公立病院や国立病院などは公務員扱いとなるため国家公務員法や地方公務員法により、営利目的の私業は禁止されています。

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副業することで罰則が課せられる場合があるため注意しましょう。

副業収入が20万円以上になると確定申告が必要

副業の収入が20万円以上になると確定申告が必要です。

確定申告とは1月1日から12月31日に発生した所得に応じて、税金を計算して納付するための手続きです。手続きはインターネットもしくは、税務署や各自治会に設置された申告会場にて行います。

申告漏れがあった場合は、税額の上乗せなどのペナルティが課せられることがあります。副業収入が20万円以上になった場合は必ず確定申告を行いましょう。

看護師のダブルワークに関するよくある質問

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最後にダブルワークについてよくある3つの疑問にお答えします。

  • 看護師のダブルワークはバレるのか?
  • 看護師のダブルワークの探し方は?
  • 子育てしながら働きやすい副業は?

看護師のダブルワークはバレるのか?  

副業が本業先に知られるパターンとして「住民税の金額が会社へ通知される」ことが考えられます。

確定申告のあと、副業の給与も加味して算定された住民税の金額が本業先に通知されます。本業先の給与と比較して住民税の額が高い場合は、副業を疑われてしまうのです。

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本業先に知られにくくするために、確定申告時に住民税の納付方法を「普通徴収」にする方法があります。

副業の確定申告時に住民税の支払い方法は「特別徴収」「普通徴収」を選択できます。

徴収方法概要
特別徴収給与から控除した額を勤務する会社が代わりに納付してくれる方法納付忘れの心配がなく、納付の手間がかからない
普通徴収自分で税金を納付する方法納付の手間はあるが、通知が自宅に届くため本業先に知られにくい

普通徴収」を選択することで、副業収入により生じた住民税の通知が自宅に届くため、本業先には知られにくくなるのです。

看護師のダブルワークの探し方は?

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一般的な看護師のダブルワークの探し方は下記があげられます。

  • 看護師向け求人サービスで仕事を探す
  • 一般求人サイトから仕事を探す
  • クラウドソーシングサイトで仕事を探す
  • 友人、知人の紹介から仕事を探す

求人サイトのなかには看護師求人に特化したものがあり、看護師派遣やアルバイトなど、副業に向いた募集もあります。

クラウドソーシングサイトとは、案件(仕事)を発注する発注者と、仕事を受ける受注者をマッチングさせるサービスです。本記事で紹介した医療ライターや、動画編集、イラスト作成などさまざまな仕事があります。

子育てしながら働きやすい副業は?     

子育てをしながら副業するなら、在宅ワークが取り組みやすいでしょう。自宅にいながら、時間が自由に使える副業がおすすめです。

看護師ライター

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看護師の資格を活かした在宅ワークは「医療ライター」「オンコール代行」などが該当します。

子育てしながら取り組みやすい在宅ワークは次の記事でもまとめていますので、よければそちらもご覧ください。

看護師の自分に合った仕事をみつけてダブルワークしよう

本記事は「看護師のダブルワーク」をテーマに下記を解説しました。

  • 看護師はダブルワークできるのか
  • 看護師がダブルワークするメリット・デメリット
  • 看護師におすすめの副業
  • 看護師が副業をはじめるときの注意点

看護師は副業に活かしやすい資格ですが、職場によってはダブルワークが禁止されているケースもあります。取り組むときは、就業規則の確認や本業に差し支えないように十分配慮しましょう

なお、医療ライターになりたい方は、本メディアが運営するスクールもありますのでぜひご検討ください。詳細は「第18回企画「医療ライターのはじめかた」講座について」で解説します。

看護師ライター

食パンさん

医療ライターとして活躍する医療従事者の下記の体験談もご参照ください。

この記事の執筆者

看護師ライター:食パンさん

看護師&WEBライター。介護士歴7年、看護師免許取得後、看護師へ転職。国立病院の循環器科を経験。現在は地域医療を学ぶために田舎の救急病院に勤務。検査、救急対応、外来対応、病棟看護なんでもやってます。

note:​​​​https://note.com/sho_kupan0214/n/nb982784167e7?sub_rt=share_b

食パンさんも参加中、医療×Webクリエイターコミュニティ「MediWebラボ」とは?

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メディア運営・編集

京薬卒、(株)Medited代表取締役。 医療・取材ライターや医療系介護メディアの編集長業務、キャリアスクールでの講師メンター業などを経て2020年よりオンライン動画講座「医療ライターのはじめかた」メディア「MediJump」の運営を開始。2022年より医療×Webクリエイターの交流コミュニティ「MediWebラボ」をスタート。2023年に法人化し、経済産業省JStarX起業家プログラム等に採択。「医療資格は、ずっと味方」をテーマに活動しています。